リスク倍率は 投稿者:かっちゃん 投稿日:2009/03/13(Fri) 14:21  No.4896   [返信]
 いろいろ試してみましたが(暇ですねえ私も、実際良い暇つぶしでした)、結局リスクに対して何等本質的な意味を持ち得ません。当たり前ですが。
 前にも書きましたがカナビスを使用している人のうち18%(A)がヘロイン・コカイン使用歴があり、ヘロイン・コカイン使用者のうち大麻未使用者の割合が0.2%(B)だとA/B=90倍だといっているだけなのです。

 たまたま別な調査でAが15%、Bが0.8%だとすると18.75倍のリスク倍率です。Aが20%、Bが0.1%だと実に200倍です。
 整数に置き換えて文章にしてみます。2100人中100人が大麻使用者で、そのうち45%がハードドラッグ使用だと45人です。大麻未使用残りの2000人のうち4人がハードドラッグ使用者とすると。大麻とハードドラッグ併用者45%に対し、大麻未使用のハードドラッグ使用者は0.2%になりリスク倍率は225倍です。あり得る数字ですよ。

 しかし2100人のうち大麻使用者は4.76%、ハードドラッグ使用者は2.33%です。これもあり得ますが、どの数字をみてもゲートウェイを立証するとまで言えません。

 大麻ユーザー100人中45人が最初に大麻を使用してハードドラッグに進んだとしても半分以上は大麻止まりという事になります。交絡因子を無視してこの結果です。49人全員が共通の問題があれば原因は殆どそっちでしょう。

 正に詭弁ですね。それだけはよく解りました。