大麻精神病とは2004年では2人か? 投稿者:かっちゃん 投稿日:2009/06/13(Sat) 21:29  No.5132   [返信]
 カナビス・スタディーハウスを良く読んでみれば、大麻が原因で精神疾患にかかる統計データはないと結論づけています。

 このことは、日本でも薬物依存による精神疾患患者数、430人のうち大麻原因で精神疾患にかかったもの数名そのうち大麻しか使用していないもの2名という2004年の統計データがありますが
 1、精神疾患でアルコールによるものは少なくとも3桁以上の数にのぼると思います。このデータは表れていません。
 2、覚醒剤によるものとして前述の精神疾患患者数は200名以上でした。又、その多くは大麻使用経験があります。日本では覚醒剤使用開始年齢と大麻使用開始年齢の差は殆どなく、その幅が大きい分「覚醒剤を先に使用した」という人が多いくらいです。そういう人に限って言えば覚醒剤は大麻のゲートウエイだと言うことくらいは出来るでしょう。しかし全く意味がない言い方です。「覚醒剤はその恐ろしいところは、それをやると多くの者がやがて大麻を使用するところにある」という事になります。(覚醒剤をやめて大麻だけしようするならいったいどうなるんでしょう。そういう人はダルクにはいないでしょうね)

 日本でもアメリカでもアルコール依存症の害のひどさはすごく大きく、又一生治療の必要な不治の病です。

 統合失調症は薬物に関係なく100人に一人、うつ病は数人に一人、それに比べると大麻によって精神疾患になった人というのは薬物によるもの400名以上いたらもわずか2人。この2人はその後どうしているんでしょう。

 それから大麻をやると勉強しなくなるなどという検証もありえないでしょう。受験勉強に意義を見いだせない感受性の強い若者が勉強以外に物を知りたくて、そういう若者が大麻に興味を惹かれ、音楽、演劇などに走る事もあるでしょう。

 交絡要因を適性に取り除いた統計データでない限り、大麻を使用すると学業成績が落ちるというのも信用できません。勉強しなくなるというのは別に大麻がなくても勉強しなくなるもともとのその人の人生なのかも知れない。

 小森弁護士のブログにはそういう怪しげな統計データを挙げて大麻の青少年に対する悪影響を述べている所があります。
 しかし、スポーツ界では大麻を吸ったからと言ってフィジカル面で問題になることはないとジャマイカのウサイン・ボルトやアメリカのマイケル・フェルプスが証明したようなものでしょう。悪いのは「大麻が悪いとされているから」悪いのであって、これもジャマイカとアメリカでも悪さの度合いが違うんでしょうね。

 医療大麻裁判、目を離せませんね。裁判でこの不条理をついて行くには情勢としては好転しつつあるのではないのかと思います。菅家さんも警察、検察に直接謝罪を要求していますが彼の偉いところは、裁判官に対しても怒りをもって謝罪を要求していることだと思います。しかし、早くもマスコミは次のトピック、ネタ探しで問題の本質を取り上げようとする熱意が冷えつつある感じもしています。