直接謝罪すれば許す 投稿者:かっちゃん 投稿日:2009/06/17(Wed) 17:59  No.5141   [返信]
 過ちをおかし、自分を陥れた人物を本当は許したいわけです。直接目の前で衆人に対しても公の場で明らかにされるならば、それで菅家さん自身が怒りの感情からも救われるのです。

 今日菅家さんに謝罪した栃木県警本部長は心からの謝罪の気持ちが汲み取れたと菅家さんは言っていましたが、事件当時の当事者ではないわけです。当時の関係者は誰一人として謝罪していませんね。勿論裁判官もです。

 裁判官が何故菅家さんに謝罪しないのかは、裁判官自身が「何故、謝罪しなければならないのか」というロジックを自己の中に構築出来ないからでしょう。間違った裁判をしてしまったら、その最大の被害者は判決を受けた当事者であり被告である事は自明の理、自然法の領域かも知れませんが、その回復については最大の被害者に対する直接の謝罪をするべきなのです。
 検察官が呈示した証拠の妥当性によって導かれた判決である以上、それを判断した裁判官には責はない。何かこんな様な意味の事を言っているようですが、卑劣ですね。菅家さんは犯人ではない事が明らかになった。それでは菅家さんを犯人とした裁判官が出した判決は間違っていた。

 それなら、あの判決を下した裁判官は被害者に対して謝罪すべきはずだ。

 こういう風にはなっていませんね。今までの日本の冤罪事件では。そこが一番問題でしょう。
 今日の週刊朝日(地方なので一日遅れ)では医療大麻の記事と菅家さんについて当時の関係者の様子を取材してありました。中には「もう定年を過ぎたから」といって取材を断った警察官もいたとか。

 「必殺仕置き人」でもいたら・・・等と思いたい気にもなりますね。菅家さんは今は意気軒昂の様に見えますが、これから苦しくなるのではないのかと心配します。これを癒すのは当事者の直接の謝罪なのです。

 同じ様な事が従軍慰安婦の人について書かれています。女性国際法廷で加害者(慰安所を利用したという意味で)として証言した男性に対して「貴方を許す」と慰安婦の方たちが言ったそうです。許す心を持てることが一番の癒しになるという事で、元慰安婦さん達の一番救いになる事なのだと。

 菅家さんを何故救おうとしないのか?警察司法の劣化堕落はどうしようもない。今度の選挙の争点としてマニフェストに取り上げるべきでしょう。裁判員制度も始まっている事だし。