今晩ロフトでお会いしましょう 投稿者:しら 投稿日:2009/06/18(Thu) 04:30  No.5142  Mail  [返信]
空さん
「本庄保険金殺人事件」は高野弁護士の著作にもなっていますね。この事件は、「無実」であることと、「無罪」であることの違いを連想するものとして印象に残っていました。読もうと思ってまだ読んでない本で、この事件そのものについては、私はよく知らないのですが、高野弁護士は数少ない信頼できる弁護士の一人だと思います。当サイトで「大麻密輸の冤罪」としてレポートした裕美さんの裁判も、控訴審からは高野弁護士が受任しています。その控訴審の結果は、これもレポートしている通り、なんと、初公判の日に控訴棄却の判決が言い渡されるという暗黒裁判でした。判事たちは、公判で審理する気など最初からなかったのです。法廷で被告人の言葉を聞く前に、既に判決文が用意されていたという、まったく信じがたい、それこそ犯罪的な裁判でした。これではいくら弁護士が有能であっても、どうにもなりません。公判前整理手続というのは聞いたことがありますが、これは公判前判決手続です。

高野氏のように信頼できる弁護士もいる一方で、現在相談を受けている事件では、これまたまったく信じがたい悪徳弁護士に依頼してしまって、捕まったのは種を売っていた男性とその姉なのですが、弁護費用に1500万円用意しろという、絶句するような話です。すでに600万円を払ってしまったとのこと。
このような悪徳弁護士を放置するのは刑事被告人にとって不幸中の災い、地獄に悪魔なので、時期を見て必ず実名を晒して反撃を加えようと、相談者と話しているところです。

>中には取り調べ室にマジックミラーをつけて、不正な取り調べが行われてないように、事件担当以外の刑事が見張る

この発想も笑うに笑えないブラック・ジョークのようです。前に記事にも書いたけど、なんだかどこかの風俗店のようですね。


かっちゃん
>あの判決を下した裁判官は被害者に対して謝罪すべきはずだ。

菅家さんが釈放されたときの会見で、直接謝ってほしいと言っていました。そして同時に、謝ってすむ話ではないとも言っていました。まったくです。

>「必殺仕置き人」でもいたら・・・等と思いたい気にもなりますね。

私も「必殺仕置き人」に転職したくなることがあります。

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ちょっと前の私の書きこみに、行儀が悪いと指摘がありました。ので、該当箇所を編集しました。