| NHKから速達で回答文書が届きました。 ディレクターとの対話と合わせ、NHKの偏向の内実がよく現れていると思います。番組を制作したディレクターは、WHO97報告の一部分を大麻の有害性として取り出した理由について、次のように述べています。
---------------------- 結局いまの状況は、これが大麻の有害性ですよと確実に言えるものがなかなか見つからないと言いますか、見あたらないんだなというのが、リサーチの範囲なんですけれども。 ----------------------
「これが大麻の有害性ですよと確実に言えるものがなかなか見つからない」のに、なんで懲役刑で罰する必要があるのか。その本質的な問題を敢えて不問にして、大麻バッシングをしていることが端的に示されています。 さらに、この番組を制作した意図として、次のように述べている。
------------------- 赤信号の話で言うとですね、もし赤信号を渡ると懲役7年喰らいますよと、それほど厳しければ渡らないかもしれないじゃないですか、それほど厳しいのに、栽培したりするのは何故なんだということ -------------------
絶対に安全な赤信号なのに、それを無視して渡ると懲役7年。そこで問題になるのは、そのような罰則が妥当かどうかという話なのに、NHKは、厳罰なのになぜ渡るのかを問題にし、刑罰のあり方という権力を監視する視点がまったくない。もう、完全に権力の広報機関に堕している。文書回答もその線に沿っているだけ。 NHKが言う大麻の危険性について、具体的な反証を質問書として出してみようと思う。 以前放送された「大麻の怖さを知っていますか?」もひどい内容だったので、そっちにも質問書を出そうと思います。 |