| こんばんは
しらさん
>心が荒んで薬物に手を出した青少年に手錠をかけて、刑務所にブチ込んでどうする。必要なのはケアだろ。
↑のレスで同感すると共に、同じ刑務所にぶち込むんでも日本よりはましと思う手段をとっているのが自分の知る限りではドイツです。ドイツは限られた量ですが個人使用目的の所持がご存知のように認められている国です。 でも法で決められた量を所持したり、売買すると逮捕されます。
ドイツでドラッグケースで有罪→実刑となった場合の待遇についてドイツ人に聞いたことがあるんですが、例えば実刑4年だった場合、その刑期の半分2年を過ぎると検察に「テラピー」を受ける施設(テラポイティカル・インスティチューション)に移る許可を申請できます。 許可が通るかどうかは検察官の判断によるのですが、許可が出た場合、刑務所から別の施設に移ります。
ドイツの場合地方、都市部に限らず同施設があり、そこには脱走予防の鉄格子は窓にもドアにもありません。 施設内では完全自由で部屋は二人部屋です。当然、部屋にも鍵をかけられたりしません。 好きなときに他の部屋の人と話をしたり、施設内でくつろいだり。 しかし、外出するのには相応の理由と許可が要り、自由に出入りできる状態でなくもし脱走して捕まれば、刑務所に逆戻りになります。
また共同生活なので、施設内の人間全員でシフトを組んで料理や畑仕事などを担当します。 施設内に同居しているソーシャルワーカーはそれぞれの過去からの問題点や生い立ちなどを深く掘り下げて、中毒から立ち直るためのプログラムを進めていきます。 集団で話し合ったり、個別相談をしたり。 この施設に移れることが決定した時点で、どのくらいの期間施設にいなければならないのかは検察官が決めます。 期間が満了して、素行もよければ刑期が満了して無くても無事仮釈放となり(施設にいる期間を含めた上で実刑期間の4分の3程度を過ぎたとき)、晴れて自由な身になります。 例えば、実刑4年の場合2年を過ぎた後に施設→施設滞在約一年かそれ以下で仮釈放。 しかし、仮釈中に問題を起こせば刑務所に逆戻りです。
それから、テラピーの施設での生活も後半が過ぎる頃になると一泊から数日間の外泊も何度か認められるとのことです。 刑務所や施設での生活が長かった場合に外の世界にいきなり放り出されると、どうしていいのかわからなくなるのは当然ですから、それまでに慣らす意味で一人で好きなところへ行くことが出来るのだそうです。家族を訪問したり、仕事のめぼしをつけたり。
テラピーに移動できるのはヘロインなどのハードドラッグの中毒者がほとんどだそうで、大麻のみで施設に移動出来るのは非常に難しいということです。 それは大麻で中毒になることがないというのがわかっているからです。
刑務所での様子は日本とさして変わらないようです。労役があったり。 髪型は自由。刑務所でも面会は親族だけでなく友人も面会できるそうです。現在の日本は親族と弁護士だけですよね?
こういった比較をしてみたら、日本はただぶち込んでおけばいいといったやり方に等しいので、刑務所は更正させる施設というのにはあまりにもお粗末なのではないのでしょうか?
ナタさんの事考えても、ナタさんの何を更正させる必要があるんだ?としらさんと同じように思います。 違法なことをしたんだから当然だろと司法が言うのなら、 法の根拠を明かし、大麻の事実を公的に研究して証明してからが先、やるべきことやらないのに権力を傘に本当の意味で善良な国民を被害者にするなと返したいです。 |