| 最近のシリーズ、大変興味深く読まさせていただいています。
「ダメ。ゼッタイ。」サイトの回答 の中で、 「医療法人せのがわ Konuma記念広島薬物依存研究所所長 小沼杏坪」という人が大麻を肯定的にとらえる人達には<無害論>を唱える人が多い、と書いているようですが、
私の知る限りにおいて、実際に大麻をよく知っている人、例えばオランダのコーヒーショップの関係者で無害論を唱えている人に会ったことはありません。また、非犯罪化や合法化を主張 しているグループでも無害論は見たことがありません。
確かに、1960年代には無害論もあったようですが、これはリーファーマッドネス・キャンペーンで、気違いになるだの、殺人鬼になるだの、無茶苦茶な宣伝が盛んに行われた反動であって、全く無害かどうかを問題にしたものではありません。
現在の有害論は、全く無害であるという主張を前提に、僅かでも害があれば鬼の首でも取ったようにはしゃいでいますが、有害論の基準を微分に都合のよいように変えてしまっています。
アルコールやタバコ、あるいは運転にしても害が起こりうることを前提に、それを回避するようにしているのであって、完全無害かどうかを問題にすれば社会が成り立ちません。
もし、小沼杏坪さんにインタビューすることがありましたら、無害論を唱えている人を具体的に指摘してもらってください。たくさんいるというのですから、いくらでの指摘できなければなりません。
もし、根拠もなく、自分に都合のよい前提をもうけて論を展開しているとすれば、それは詭弁としか言えません。
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