From Hempire Cafe

英、緩和カナビス法を再見直しへ

NZの精神症増加研究を根拠に

Pub date: 23 Mar, 05
Subj: NZ study used in UK drug review begins to crumble
Author: Louise Bleakley, stuff.co.nz
Web: http://www.thehempire.com/pm/comments/P/3436_0_1_0/


カナビスの使用がパラノイアを引き起こすというニュージランド・クライストチャーチの研究が、イギリスでカナビス法の見直しへと波紋をひろげた。英内相チャールス・クラークは、先週、オタグ・クライストチャーチ大学医薬健康学科やオランダで行われた研究を引用して、カナビスをクラスBからクラスCにダウングレードした法律を再検討するように命じた。

どちらの研究も、ヘビーなカナビス使用と精神病の間には相関があると結論づけている。また、ダウングレードは昨年の1月に施行され、カナビス所持違反では逮捕まではしないことになっている。

クライストチャーチ研究の主任研究者であるデビット・ファーガソン教授は、カナビスが精神病を起こすからといって、そのことだけで直ちに法律をどうこうするというには十分ではない、と語り 「研究の結果は、ヘビーな使用が副作用を起こしうるということで、同様なことは他のどのような物質についても起こり得ます。ミルクでもそうです。」

今月発表されたファーガソン教授の研究は、ヘビーなカナビス喫煙者は吸っていない人に比較して1.5倍ほど精神症の症状に患っていると結論付けている。研究は、1977年の4ヶ月間に生まれた1000人を対象に調査した最新のいくつかの調査にもとずいて行われた。

教授は、カナビス使用を実効を伴ってコントロールするには、徐々に罰則を軽減しながらその影響を注意深く評価すべきだと述べ 「駐車違反の罰金を軽減する場合と同じことです。5、6年その影響を観察して何も変化なかったら次のステップに進めばいいのです。」

だが、クラーク内相の同僚ジム・アンダーソン健康相は、例えカナビスを徐々に非犯罪化しても国民に間違ったメッセージを発することになって、 「いったん壷から放たれた悪霊を元に戻すことは非常に難しい」 と語っている。

緑の党のドラッグ法改革坦当報道官ナンドル・タンチョスは、上の研究だけで法の見直しを行うことに疑念を投げかけ、「そもそもイギリス国民がカナビスの再分類をした最大の理由は、法と秩序の問題だったはず」 と釘をさしている。