ミュージアムの目指すもの 動物学と植物学を学び、外にいることが大好きでした。十数年間を山の小さな牧場で過ごしたあと、本来、憲法で許められているはずのポット栽培者になることを目指し、現在の法律の不合理を訴えて連邦議会の選挙に出たりしました。数年して、アメリカ軍が緑掃除作戦で地元に侵入してきたとき、ジャック・ヘラーの本でヘンプを学び、彼の援助もあってヘンプ・ミュージアムを始めました。 ●ヘンプの茎は合法だと知ってから、76年製のホンダのワゴン車の上に大きなヘンプの茎を載せました。それがメンドチーノ移動マリファナ・ミューシアムになりました。メンドチーノ移動マリファナ・ミュージアムが最初にしたことは、州政府を訪れて、法律上のマリファナという用語をヘンプに変えることを要請することでした。小さな机2台の間にヘンプのシャツを立てて、議会の職員数百人と専任された役人に文書を配り、ヘンプとヘンプ医薬品を合法化するメリットを訴えました。
後に写真家のビル・ブリッジによる60枚ほどの写真がティム・パーキンスの協力でサイトのギャラリーに加わりました。ミュージアムのサイトをいろいろな展示室に再構築して、分野ごとにヘンプがどのように利用され、禁止されたことによって起こった結果について焦点を当てることにしました。ここでお見せしているのはその第一歩に過ぎません。 ●ヘンプ・ミュージアムが真に目指しているのは、世界のヘンプの歴史を見つめ直し、ヘンプの禁止が何をもたらしたのか、そしてもちろんヘンプの将来について考えることです。ヘンプを取り巻く世界が改善され、ヘンプが禁止から自由になることによって、牢獄に入れられている友が解放され、様々な問題に新しい解決策をもたらすことで病人が癒され、戦争が終わるようにしたいのです。
経歴 1940年アリゾナ・フェニックス生まれ。アメリカ空軍の退役軍人。ロスアンジェルスのカリフォルニア州立大学で生物学の博士号取得。アメリカ公衆衛生局の奨学金を得て4年間UCLAの公衆衛生学科に所属。55才のときにアリゾナで初めて逮捕される。現在はカルフォルニア州メンドチーノに住み、レンボーファームを主催。各地のヘンプ・イベントで展示コーナーを設けてヘンプと医療カナビスの教育に努めている。 |