USA・ヘンプ・ミュージアム館長から皆さまへ
●アメリカン・ヘンプ・ミュージアムは、世界の人間の歴史の中で最もよく知られると同時に最も知られていないカナビス・サティバ・L (英名:ヘンプ、日本名:麻) の歴史と現在の状況、そしてその潜在性について展示することを誇りにしています。
●ここでの知識は学校では得られません。ですからこうしたミュージアムがあることを広く知ってもらわなければなりません。このサイトをブックマークして、友達や親戚にも教えてください。また、ヘンプをテーマとした手紙や文章を書いてください。関連サイトもチェックしてください。ヘンプ製品を買いましょう。健康のためにヘンプ・フードを食べましょう。自身の権利についても熟知しましよう。
ミュージアムにコメントを残してください。そうすれば皆んなで成長し、知識を正し、新しい発見をしたり学ぶことができます。ここで扱っているヘンプの歴史を学べば、結局、人間が文明を維持してさらに繁栄できたのはそれぞれの時代にヘンプが存在していたからだった、ということ分かります。
地球上の人々は、ヘンプを植え、育て、利用し、共に生きて往く自由を獲得しつつあります。Yahooでヘンプを検索すると100万以上のヒットがあります。ヘンプは元気です! 私たちの哀れな政府はヘンプを禁止しようと躍起になってうめきうなり声をあげていますが、ヘンプの禁止は破綻しかかっています。このミュージアムの展示にある事実を見た人なら誰でも、政府の行っているヘンプに対する戦争が大きな過ちであるという結論に至るに違いありません。
私たちの憲法はドラッグ戦争に苦しんでいます。ドラッグ戦争は禁止であり、禁止は憲法の修正を意味し、それで正当性をねじ曲げれば憲法の体系は無茶苦茶になってしまいます。もしヘンプを栽培する自由があったなら、イラクとの戦争(2003年4月1日)の開戦もなかったでしょう。先延ばしにすることなく地球温暖化のガスを減らして環境をいたわり、エネルギーに使うお金を農民たちのもとに戻せば他人の裏庭をうろうろしたりせずに繁栄することができるのです。自由な国ならそう出来るのです。伝えなければならないことは山ほどありますので、何度もミュージアムを訪れてください。
●ヘンプ・ミュージアムはヘンプの様々な側面をカバーするためにいくつかの展示室を用意しています。左側のフレームには展示室の一覧があります。展示室を選択するとその室全体のガイドとテーマ別のコーナー・メニューが表示されます。コーナーは順に進むことができます。
テーマは順次増やす予定ですが、現在でも1700枚以上の写真が掲載されています。医療関係の展示室にはビデオもあります。
●ヘンプの物語は有史以前から始まりますが、人との係わりは食物として最初だったと思われます。ヘンプの種は食料の乏しいときでも保存がきく上に健康にもよく味もよかったからです。実際に植物はどの部分でも食用になります。
衣服としてはおよそ9000年前のものが発見されていますがヘンプから作られたに違いありません。ヘンプを表す中国の漢字は5000年前に出現していますから、おそらく中国の繊維利用はもっと古くから行われていたでしょう。また、これは私の仮説ですが、人は馬の背に乗ったときにはすでにヘンプのロープが存在していたと思います。現存する最も古いものとして知られるシベリア高原の氷結した墓所から見つかった馬の鞍はヘンプで作られています。
その他にもヘンプを利用した、ロープ、帆、旗、幕、衣類、魚網、テント、絨毯、絵画用キャンバス、埋葬衣、槙肌、紙、ランプ・オイル、食物・・・すべては人類の文明の歴史を特徴づけています。
さらに、ヘンプから作られた紙には歴史の大半が記録されています。中国で最初に上質の紙が作られて以来、法や宗教や芸術など世界中の重要な文献の多くがヘンプの紙に記されています。アメリカ合衆国憲法も例外ではありません。
Hemp: A New Crop with New Uses for North America
●アメリカでも幾つかのミュージアムがヘンプの話題を取り上げていますが、ここ十数年で、古本やがらくたや骨董品から、また、失われた歴史を探し出す新しい方法の開発や人類の将来に対するヘンプの可能性の洞察などから多くの事柄が浮かび上がってきていますので、私たちはカナビス・サティバ、ヘンプ、マリファナの専用ミュージアムを自分たちで持つ必要があるのです。
カナビスを1937年以前のように再合法化して禁止法が施行される前の状態に戻せば世界に計り知れない恩恵をもたらすでしょう。人口が急激に増加しているこの時代に、世界はヘンプのような再生可能で環境を破壊せずに持続可能な基礎資源を必要としているのです。
ヘンプを取り巻く過去や現在の状況に中には、自由社会において公平で誠実に統治することが期待されている政府機関自身によって真実が歪められるという憂慮すべき現実があります。私たちにはこうした政策や法を教育と議論によって変えていく義務があると思います。ミュージアムの提示する事実を見て同意してくれることを望んでいます。
●この十年、ミュージアムの活動にご援助くださったすべての皆さまに感謝します。余りに数が多いので全員を掲載することはできませんが、幾人かの人たちをカナビス貢献者展示室で紹介しています。
世界中のすべての人を歓迎します。
われわれとご一緒ください。
館長 リチアード・M・デビス
自己紹介
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