検察は「大麻のいいところ」を知っている

投稿日時 2008-10-01 | カテゴリ: ニュース速報

産経ニュースに『【法廷から】“幽体離脱願望”が大麻栽培の理由? 2008.9.28 17:22』という、相変わらずの偏見に満ちた下劣な駄文が掲載されている。
産経は、記事の誤りを指摘する私に対し、大麻には使用罪があると言い張り産経ニュースとして公開した記事の事実関係を自分たちで確認することができないとも言っていた。産経は言論機関などではなく、単なる権力の提灯持ち、お先棒担ぎ、商業マスゴミにおけるゴミ中のゴミ、生ゴミの如く悪臭を放つ、反動に燃える粗大ゴミ。その論調は、「キモイ、キベン、キナクサイ」の3Kだ。幽体離脱しているのは3Kの脳みそだ。
被告への悪意と大麻への偏見を垂れ流すだけのこの糞記事に、ジャーナリズムの精神など微塵も感じないが、法廷における検事と被告とのやりとりが次のように書かれている。

検察官「大麻が精神疾患に効くと思ったなら、当時の通院先の病院に相談したのか」
被告「してません」
検察官「そんなに体にいいなら、どうして日本で禁止されていると思っていたのか」
被告「よく考えていなかった。(合法化している)外国の方が日本よりもっと先に進んでいるのかな、とぐらいにしか…」
検察官「インターネットでは大麻のいいことも悪いことも書かれている。あなたは大麻を使いたいあまり、いいという情報だけを選んでいたのではないのか」
被告「そうかもしれません」

論告で検察側は犯行の常習性や再犯の恐れにも言及し、懲役1年6月を求刑。判決期日は10月1日と指定された。

検事は、「インターネットでは大麻のいいことも悪いことも書かれている。あなたは大麻を使いたいあまり、いいという情報だけを選んでいたのではないのか」と述べたらしい。検察は、インターネットに「大麻のいいこと」が書かれていることを知っているのだ。どこを読んだのかな?
大麻の「悪いこと」を税金を使ってプロパガンダしている「ダメ。ゼッタイ。」の印刷を、検察自身が大麻有害論の根拠として桂川さん控訴審で提出したが、その根拠を求めた弁護側に対し、「ダメ。ゼッタイ。」の天下り財団法人に照会したが回答を得られなかったと白状している。それでいて、裁判官は、大麻の有害性は「公知の事実」であると支離滅裂な判決を出している。

それにしても、検察が大麻の有害性を「公知の事実」だと一方的に断定せず、「インターネットでは大麻のいいことも悪いことも書かれている」と法廷で言うまでにはなった。これは「大麻のいいこと」を日本社会に伝えてきた人たちの努力の賜物でもあるだろう。世論の表層には大麻への偏見が根強く溢れているが、水面下において、確実に大麻の事実が広く浸透を始めている。マスコミや司法の現場にも、大麻に関する認識に一定の変化の兆候が見て取れる。世の中はこうして変わってゆく。希望はある。

検察は現行法に従って起訴された者を有罪に持ち込むのが仕事だから、大麻では起訴しないという判断はできないだろう。
検察官と裁判官よ、あなた方は、大麻を有罪にしたいあまり、悪いという情報だけを選んでいるのではないか。
検察は、こんな馬鹿げた法で起訴して有罪にする無益を、既に本当は分かっているのではないか。・・・ま、脳みそが幽体離脱している3Kには分かってねーだろーな。





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