ノル・ブログ・フロム・スペイン

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スペインで復活した

ポジトロニクス・シードバンク

Pub date: April 7th, 2009
Positronics seedbank resurrected in Spain
Author: Cannabinol
http://www.hempcity.net/blog/

オランダの最初のグローショップは、カナビスとコーヒーショップ・カルチャーの父と呼ばれているワーナード・ブリューニングによって1987年に設立されました。彼は、そのショップにポジトロニクスという名前を付けました。


ポジトロニクスのグロー・ショールーム

ポジトロニクス・グローショップは、ワーナードがそれまでに集めた良質の種を販売していました。その中には、スカンク#1、ノーザンライツ、ホワイト・ウイドウなどがありました。現在では、これらは古い系列の種と分類されていますが、多くの人たちはこれらの種でカナビスの栽培を学びました。

しかし、ポジトロニクスは1996年に、外部の者に手懐けられた内部従業員の裏切りによって破産してしまいました。

マラガのグローショップである El punto eres tu のオーナーであるセバスチャンは、ワーナードの大ファンで、彼の業績をとても尊敬していました。私は、二人をアローラの家に招待して初めて会ってもらいました。

その時、セバスチャンは、ワーナードにスペインでポジトリニクスを復活させるように強くすすめました。ワーナードもこのアイデアを歓迎し、彼が以前に扱っていた種をセバスチャンに供給することになりました。またワーナードは、ポジトロニクスの種をベースにしたフェミナイズド・シードをラインアップすることも承諾しました。

彼らは、まずポジトロニクスの種を勉強して知ってもらうために、以前のストレートな種のコレクション・ボックスの販売することからこの事業は始まりました。


コレクション・ボックスには、オールド・エド、ダブル・ファン、シトラル・ミスティのワーナード3大品種の種で構成されていました。


光栄なことに、私はその最初のパッケージをいただきました。お返しに、最初のパッケージに満面の笑みをたたえたワーナードとセバスチャンの記念写真を撮らせてもらいました。私はそれらを栽培しましたが、特にダブル・ファンは素晴らしものでした。現在でもこのパッケージが販売されているかどうかは知りませんが…


これは、セバスチャンのグローショップのカウンターの写真です。この誇らしい場所から、新しいポジトロニクスの種が配布されています。クリティカル47とカラメライスの2種類は、マガラ・ベラ・フロー・カップで別部門の第1位に輝いています!


www.wernard.nl
http://www.wernard.nl/lazystrainintervieuw.html

www.elpuntoerestu.com
www.positronicseeds.com
Positronic Seeds Catalog

私は、彼らの共同事業が成功して、新しい種が出てくることを願っています。セバスは、幾種類かの種をすぐに持ってきてくれることになっています。私も優勝したバッズは味わっていますので、すぐに栽培にかかりたいと思っています。

ダッチ・エクスペリエンス 第4章 シンセミラ・ゲリラ と アメリカ・コネクション 1979-1997

フェミナイズド・シードは最近では主流になってきているタイプの種で、すべてメスだけでオスには成長しない。(実際には、たまにオスもまじる)

カナビスは雌雄別株の植物なので、普通はメスとオスが半分ずつに成長する。シンセミラではオスの成長が発覚するとすぐに抜き取って、メスが受粉しないようにすることで種が付いていないバッズをつくることができる。また、種の成長にエネルギーを使わなくて済むので、その分だけTHCが多量に生産されるようになるとされている。

栽培者にとっては、フェミナイズド・シードではオスの発覚を監視して抜き去る労力が必要がなくなり、また、フェミナイズド・シードの植物はすべて確実にシンセミラになるので、室内栽培での電力や場所の無駄をなくすことができるという利点もある。

フェミナイズド・シードを作るには、本来はメスに成長する植物に細工することによってオスの花を付けさせて花粉を採取し、それを授粉させて種をつくる。


両性具有の花 (Marijuana Horticulture, Jorge Cervantes)

もともとカナビスは環境の変化などで、雌しべと雄しべの両性具有の花を付けることがごく普通に起こる。そうした環境の変化とすれは、日射量や気温の極端な変動、開花期の日射不足、肥料の毒、phの不安定などがある。

フェミナイズド・シードのブリーディングでは、メスの性格の強い植物に特殊なホルモンを与えてオス化した花をつくことで、花粉は確実にメスの染色体(XX)を持つようになる。これをメスの植物(XX)に受粉すれば、すべての種の染色体はXXになって栽培するとどれもメスに成長する。(普通のオスの染色体はXY)

このようにして作成したオス化したメスの植物のことを、エベンチュアル・メール(eventual males)とも言う。