てんかんの治療には、通常、バルビツール酸系誘導薬やベンゾジアゼピン系誘導薬など強力な抗発作医薬品が使われるが、それによって日常の活動に支障が出ることもある。また、20〜30%の人はそうした薬にも反応せず、一部の人たちがカナビスを試して改善を得ている。
カナビスにてんかんの抑制効果のあることは古来から知られているが、人によって効かない場合やカナビスの品種によって逆の作用をする場合もあると言われている。動物実験では、THCよりもCBD(カナビジオール)のほうがより抑制効果のあることが示されている。また、食欲を増進するカナビスは、てんかんの抑制には向いていないとも言われる。
いずれにしても、カナビスだけではなく、てんかんにも種類が多く、カナビスの処方をするにはカナビスに熟知した医師の監督と周囲の理解が欠かせない。
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