返信する: 「合法ハーブ」はやめよう
- Re: 合法ハーブ体験記
- 投稿者: 麻生しげる 投稿日時: 2011-8-10 3:46
- まずはどくろマークの袋から中身を取り出した。パラパラとこぼれる。私はバッヅのようなモノを想像していたので、少しビックリした。なぜなら、ハイ・タイムスの広告で売っているリーガルバッヅは、ちゃんとバッヅのような形をしているからだ。私はふたつまみほど、ボングのボウルに入れた。そして火をつける。ぶくぶくぶく。そしてボウルをボングから引き抜く。さあ、吸引の時だ。私はいっきに煙を吸い込んで、すぐにゲホゲホと吐き出した。鼻水が止まらない、涙が出る。なんてキツイんだ、と思った瞬間、急に心臓がどきどきとしてきた。何度もせきがでる。少し気分が悪い。おれはゲータレードを一口飲んだら、気が落ち着いて、今度は段々と様子が違ってきた。なんと、確かに「ハイ」になった。マリファナのそれとは異質のトビである。LSDの効きはじめというか、なんとなくサイケデリックな感じがする。MDMAとも違うが、似ている。ある人はDMTに似ているという。おれは又ふたつまみほどボングに入れた。そして先ほどのプロセスを繰り返す。相変わらず咳き込むし、肺にキツイ。しかし、私は今度もトリップの一歩手前のような感じがしたので、それに慣れようと努力した。すると、随分と楽になった。そのうちにあまりに凄まじくなってきたので、興奮してきた。私はもっと大量にボウルにハーブを入れると、ゆっくり煙を吸い込むようにして、少しずつ全部摂取した。すると、身体からオーラのようなものが発せられるような、不思議な感じがした。アシッド用語で言う、「トレイシング」という現象だ。手を振りかざすと、鮮やかな色をした光がその道筋をなぞる。しかし、アシッドみたいに幻覚症状が気持ちがいいというほどではない。イマイチ、不満の残るトビだ。心臓に随分と負担の掛かるものだな、というのが私の感想だ。トビについてはやはり本物のマリファナとは似ても似つかない、全く別種のドラッグであると言えよう。いずれにしても、あまり奥の深いものではなさそうだ。マンチーズ現象も、音楽性が高まるということもない。
タイムボムもまた、みてくれは単なるハーブのようなシロモノだった。正に「ポプリ」のようなブツである。これは、3.5グラムもあるので、ジョイント、いいや、ブラントにして吸おうと思った。幸いブラント・ペーパーもガソリンスタンドで仕入れていた。私は取り合えず、太いの巻いてみた。ブラントなら、多少辛さが緩和されるだろうと考えたからだ。そして、火をつけた。ところが、意外とスムースなハーブで些か驚いた。そしてやはり最初にガツーンときた。正に時限爆弾である。しかし、幻覚剤系のトビではない。むしろ、こっちの方が本物のガンジャに近い気がする。しかし、ケミカルな感じは否めず、又、マリファナのように奥の深い、人間の精神性を高めるというような効果は皆無だといえよう。しかし、私はしこたま「ハイ」」になった。ブラント一本なんてとてもじゃないけど吸いきれないと思った。又、心臓や肺への負担も気になる所である。少し気分が悪くなってきた。皆がこれに嵌る理由が判らない。これではマリファナの代用とはいえないからだ。多少、最初の気持ち悪さを乗り越えると、確かにトブが、これは全くもってマリファナとは異質の「ハイ」である。さっきのどくろマークのシロモノよりはマシとは言え、これもちょっと全部吸いきるのは辛い。が、言い出したのは私だ。兎に角、両方とも無くなるまで吸い続ける。全部で$70プラスTAX、勿体無かった実験に終わった。これならエキゾチックなマリファナをディスペンサリーで買えば良かった。この合法ハーブというのは子供の火遊びみたいなものである。身体に悪いということは直感で判る。しかし、一方で、身体にいい嗜好品なんてホント数少ないものである。私にはガンジャと健康茶くらいしか思いつかない。
幸い、身体に異変は起きなかったが、私は確かに危険を感じた。気分が良くなったり悪くなったりするからだ。このハイは、精々30分で終わるが、アップダウンが激しい。しかし、命がけで吸うほどのものではない。まあ、体験しといて良かった、とは思う。でも本物のガンジャに限るよ、ホント。
そして全部で5グラム、やっとの思いで、吸いきった。何度か死ぬかと思った。そして私はその後丸1日ほどぶっ倒れてしまった。これにはこれのトビが確かにある。あるが、所詮マリファナの代用品とはなり得ない、ニセモノ・ガンジャとも呼べないシロモノであることは間違いない。とても人にはお勧め出来ないことだけは確かだ。こんなもの2度とやるもんか。