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オバマ政権麻薬問題担当長官にシアトル警察署長ギル・ケルカウスキ氏
ニュース速報 : 投稿者 : 匿名 投稿日時: 2009-02-15

The Drug Policy Alliance Network (DPA Network) という、薬物政策改正推進団体に載っていた記事です。
団体の紹介文を読むだけでも、かなり勢力的に活動をしているようですし、結果も出ていて、日本よりはるか遠くに進んでいる感じですね。



オバマ政権の新・麻薬問題担当長官
2009年2月12日(木)

まず、最初にお伝えしたい--われわれがつい先ほど確認したところによると、オバマ大統領は、シアトル警察署長であるギル・ケルカウスキ(Gil Kerlikowske)氏を麻薬問題担当長官に選任した。

我々は、オバマ大統領が主要な公衆環境衛生擁護者の代わりに、もうひとり捜査当局者を選んだことに落胆しているのだが、この選任が大統領の薬物政策改革協議を支えることになるだろうと、慎重ながらも楽観的である。

シアトルはハームリダクションと次に上げる他の薬物政策改正の進展において、最先端であり続けている。この事実は我々に希望を与えるものだ。

・最初に注射器交換プログラムを始めた市のうちのひとつである。
・10年前に州内での医療大麻を合法化している。
・大麻での逮捕が取締においていちばん低い優先順位にカテゴライズされている。
・革新的なオーバードーズ防止策が実行されている。

ケルカウスキ氏は疑いなく薬物政策改正に精通しており、有力な反対者の立場に立ったことがない。警察署長の選任は理想的とは言えないかもしれないが、オバマ大統領が「公衆衛生の取り組みにもっと焦点を合わせるための、対応策・ひな形の転換」を公約にあげていることから、大統領の選挙公約を実行するために不可欠な国家の指導者になる可能性を彼は持っている、と我々は希望を抱いている。

オバマ氏の、薬物問題を公衆衛生問題として取り扱う-注射器交換への資金提供を禁止する連邦法の取りやめ、クラックとコカインの間にある刑の重さの相違の廃止、カリフォルニアの大麻調剤局への警察の手入れの中止-という約束をケルカウスキ氏が確実に果たすため、我々も力を合わせて取り組んで行こうではないか。

変化がおとずれるかもしれない。
ケルカウスキ氏に必ず最後までやり遂げてもらおう!

Ethan Nadelmann
Executive Director
Drug Policy Alliance Network

http://www.drugpolicy.org/news/021209drugczar.cfm

(※THC編集部注)本稿に関連する記事は、カナビス・スタディハウスにも『オバマ政権ONDCP長官にシアトル警察署長を指名』として翻訳記事が掲載されています。ご参照下さい。

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