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海外情報 > NORML News
オンタリオ州が大麻の合法化を先導する ― カナダ
NORML News : 投稿者 : THC編集部 投稿日時: 2009-11-10

オンタリオ州が大麻の合法化を先導する
キャスリーン・ハリス (情報源: London Free Press)
2009年10月24日
カナダ

しかし品質の良く手頃な価格の商品を手に入れるのが難しいと、多くの患者達が言っている。

オタワ -- 保守党が政権を獲得してからの過去三年の間に、医薬品として合法的に大麻を使用する事が許されているカナダ人の数は三倍に増えた。

カナダ保健省が最後に公表した今年の七月の時点では、大麻の医療用途での使用の基準により所持を認められている者は 4,029 人であり、その内の 2,841人は自分で大麻を栽培する事が認められていて、481 人は他の患者のために栽培する特別な許可を持っていた。2006年2月の時点よりも 1,273人増えていた。

オンタリオ州は大麻の合法使用を先導する立ち位置にあり、1,631人の許可を得た大麻喫煙者が居る一方で、ブリティッシュコロンビア州では 1,008人が大麻を吸う権利を持っている。マニトバ州、アルバータ州、ニューブランズウィック州では許可を得ている者が最も少なく、ニューファンドランド州には 39人しか居ない。

オタワに住むルッセル・バルト氏は、心的外傷後ストレス障害および繊維筋痛の症状を緩和するために大麻を合法的に喫煙している。彼は認可された大麻使用者数が上昇傾向にある事を喜んでいるが、政府による統計には治療のために大麻を使用している実際の人数の一部しか反映されていないと考えている。書類作りの作業が繁雑である事や、その文書に署名してくれる医師を見付けられない為に、わざわざ許可を得ようとしない患者が多いからだ。

彼が言うには、患者らはたとえ許可を得られたとしても、品質が良く手頃な価格の大麻を入手するのが困難であるらしい。彼らはまた、必要な時に大麻を持ち運んだり喫煙したりする事にも困難を抱えている。

「道理に適わない事です。これは意図的な差別です」と彼は言う。

カナダ保健省は、多発性硬化症、癌、関節炎、てんかん、HIV/エイズのような衰弱性の病気を持つ患者に対して許可を与えている。

バルト氏によれば、保守党の法案 C-15、これはドラッグ犯罪を厳重に取り締まるものであり、大麻の取引に対してもより強い処罰を行うものであるが、これによって大麻の入手にかかる金額が上がり、安全性が下がる事で合法的な医療用途での使用者にも影響を与える可能性があるという。小規模な栽培農家や"compassion club (思いやりのクラブ)" は投獄の危機に脅え、市場は犯罪組織の影響下に置かれる事になるであろうと彼は述べる。

カナダ保健省は大麻とその種をプレーリー・プラント・システム社から調達しており、許可を受けた患者らはそれを政府から購入するか、もしくは自分で栽培する事ができる。だがバルト氏は政府の供給するそれを「ゴミ」と呼んでいる。

カナダ・マリファナ党の党首であるブレア・ロングリーは次のように述べた。
「大麻はそれを欲する全てのカナダ人にとって合法であるべきである。病気であろうと、完全に健康であろうとだ。」

Pubdate: Sat, 24 Oct 2009
Source: London Free Press (CN ON)
Copyright: 2009 The London Free Press
Contact: http://www.lfpress.com/comment/letters/write/
Website: http://www.lfpress.com/
Details: http://www.mapinc.org/media/243
Author: Kathleen Harris
Bookmark: http://www.mapinc.org/mmjcn.htm (Marijuana - Medicinal - Canada)
Bookmark: http://www.mapinc.org/people/Russell+Barth


マリファナマリフアナマリファナマリファナマリフアナマリファナマリファナマリフアナマリファナ


Source: NORML Daily Headlines
ONTARIO LEADS IN LEGALIZED POT USE
by Kathleen Harris, (Source:London Free Press)
24 Oct 2009


翻訳とコメント by PHO

今まで何度も言った事を私はまたここで言うが、「大麻はそれを欲する全ての日本人にとって合法であるべきである。病気であろうと、完全に健康であろうとだ。」

日本に住む私から見ればルッセル・バルト氏の苦情は贅沢な悩みのようであるが、それはそれとして、カナダにおいても大麻は政治問題であり、政権与党の意向に左右されている事が良くわかる。どこの国でもそうだから、それが当たり前なのだろうか。おかしいだろう。大麻は医療と文化と生活の問題だ。政治とはそもそも対立する利害を調整するのが役割なのであって、愚かな民衆に道を指し示し、正しい生き方、正しい思想を指導する事ではないのだ。カナダ保守党は一体誰の利益を守る為にそんな事をしているのか。これは日本の政党と官僚に対しても問われるべき事である。

[カナビス・スタディハウス参照]
カナダの医療カナビス年表
オランダ カナダでの医療カナビス販売に意欲
カナダ・バンクーバー 医療カナビス・ディスペンサリー・メニュー
カナダ最高裁 政府の医療カナビス独占体制を終結させる判決
カナダ 医療カナビス・クラブ・ガイドライン

 

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