2014年2月20日（木）

カリフォルニア州エメリービル：ジャーナル『アルコールとアルコール依存症』 （Alcohol and Alcoholism）オンライン版で公表されたレビューによると、ある予備試験のデー タから、大麻がアルコールの代わりになることがわかるという。

米アルコール研究グループ（Alcohol Research Group）の研究者は、過去に公表された、アルコール依存症の代替治療になるかという判断基準7項目に、大麻が当てはまるかどうか評価する文献レビューを行なった。

研究者は、大麻が判定基準の1つ以外は全てまたは部分的に満たしている、と報告。 しかし、「これまで、大麻の使用によるアルコール依存症患者の飲酒量減少の有無や、大麻を代用する患者にもたらされるより長期的な問題や保健関連の出費については、前向き検 証は行なわれていない」との認識を示した。

レビューでは次のように結論されている。「今後の調査や研究デザインの改良には、アルコール依存症（AUD）患者が大麻を代用する程度やその影響を確認する必要があるが、 大麻は、アルコールの代替に十分になりうると考えられる。それより重要なのは、大麻が、これまでアルコールの代替として評価されてきたベンゾジアゼピンや他の医薬品よりも安全でかつ常習性も低いことであろう」。

2012年に『医療経済ジャーナル』（Journal of Health Economics）で公表された研究で は、大麻の若年使用者の多くについて、21歳になった直後にアルコールの使用が増加し、大麻の使用が減少することが報告された。それに反して、大麻を合法的に入手できる環境 にある成人の人口についての研究では、回答者のアルコール使用は、総人口に比べて低いことが報告された。

詳しい情報、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ（paul@norml.org）にお問い合わせください。この研究の全文、"Can cannabis be considered a substitute medication for alcohol?" は、Alcohol and Alcoholism に掲載されています。

Source: NORML NEWS
Cannabis May Be A Substitute For Alcohol, Study Says
Thursday, 20 February 2014

翻訳：bongyo

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