7月のご相談についてですが、逮捕された本人や近親者に向かってひどい対応をする弁護士の話が目立ちました。
弁護士も人間ですから本当に様々です。
弁護士だからといって必ずしも味方となり、親身に対応してくれるとは限りません。
今月の相談4にもその最たる弁護士の姿が浮き彫りとなっていますが、この弁護士は後の法廷でも被告である相談者や関連者にとって不利になることや否定的なことを何度も言い、裁判官の心象をただ悪くしておわらせたということです。
このような弁護士に当たってしまった相談者本人の憤りや悲しみは計り知れません。
また、2ヶ月前から続行して対応中の別の相談者の場合は、起訴後に国選として選任された弁護士に意味のわからないことでいきなり怒鳴りつけられたそうです。
その後も見下すような態度を取るばかりか弁護士としての責任をまったく遂行せず、相談者やその近親者を深く傷つけ、悩ます存在としかなっていません。
以前からTHC内でも課題となっていた弁護士問題ですが、弁護士による被害を防ぐためにも、情報を求めています。
このような弁護士とは正反対に親身になって対応をし、逮捕された本人や近親者の精神的支えとなり、積極的に弁護活動に取り組まれよい結果をもたらした素晴らしい弁護士達の情報はありますが、まだ少数です。
相談は日本各地から寄せられますし、弁護士の紹介を求められる方も少なくありません。
何も知らずひどい弁護士を私選として選任してしまったら、高額な費用が掛かるばかりか百害あって一利もありません。
相談者で弁護士を選任された方や、後に国選の弁護士が決まった方にも、弁護士の氏名、所属事務所名、弁護士の対応の仕方や感想などの情報をお願いしておりますが、過去に大麻関連で弁護士を選任された方々からの情報もお待ちしております。今後の活動の参考とさせていただきたいと思います。
また、私選として弁護士を選任される予定のある方は、選任される前に着手金・成功報酬・接見などの費用、その弁護士の様子や態度、大麻に理解があるかどうかや意欲的であるかなどもよく確認した上で選任されることをおすすめいたします。
7月以前から継続して対応していた案件のうち数件が、起訴猶予や執行猶予判決で終結しました。
また、不起訴か起訴が微妙な段階で、ご家族が直接担当の検察に問い合わせたところ起訴されることが事前にわかり、保釈請求の準備を整えていたので起訴後すぐに請求し、2日で許可され釈放となったケースもありました。
勾留中は逮捕された本人もそうですが、家族や近親者も突然の逮捕に食事は喉を通らず、眠ることも出来ない不安で苦しい日々を強いられてしまいます。
そのような極限状態の中でも、必死になって大事な家族を取り戻そうと出来る限りの最善を尽くされ、行動されたご家族や近親者の方々に心の底から拍手を送りたいと思います。
そして2度とこのような被害にあわないように、また新しい被害者が出ないように一日でも早い法改正と大麻政策の改革の必要性を強く感じています。
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