(わ)第219号
起訴状
平成16年7月9日
××地方裁判所 殿
××地方検察庁 検察官事務取扱副検事 岩濱 邦年
下記被告事件につき公訴を提起する。
記
本籍 ××××
住居 ××××
職業 ××××
勾留中求令状 ××××
昭和53年1月13日生
公訴事実
被告人は,みだりに,平成16年6月19日午前7時14分ころ,××所在の被告人方において,大麻23.98グラムを所持したものである。
罪名及び罰条
大麻取締法違反 同法第24条の2第1項
(わ)第268号
起訴状
平成16年8月20日
××地方裁判所 殿
××地方検察庁 検察官検事 吉田 稔
下記被告事件につき公訴を提起する。
記
本籍 ××××
住居 ××××
職業 ××××
××××
昭和53年1月13日生
公訴事実
被告人は,みだりに,平成15年10月ころ,××所在の被告人方において,プランター内のロックウール上に大麻草の種子をまいて発芽させた上,平成16年4月ころ,同所において,発芽した大麻草の枝を別のロックウール上に移植して,平成16年6月19日までの間,同所において,これを育成させ,もって,大麻草8本を栽培したものである。
罪名及び罰条
大麻取締法違反 同法第24条第1項
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MHさんは平成16年6月19日午前7時25分、6名の捜査員による家宅捜索を受け、大麻所持の現行犯で逮捕された。
「現行犯人逮捕手続書(甲)」によると、「被疑者に対し逮捕する旨伝えたところ、「わかりました」と申し立て素直に応じた」そうだ。
自室で栽培していた大麻8株も同時に押収され、拘留中に栽培で再逮捕された。
MHさんには大麻取締法での前科があり、執行猶予期間は終えていた。だが、所持23.98グラム、栽培8本の再犯は重いとして、平成16年10月25日、1年6月の実刑判決を受け、現在収監中である。
一審では執行猶予の可能性に期待もあったので、敢えて違憲論を主張することもなかったが、実刑判決を受け、違憲論を前面に立てて控訴することを決め、友人を介してTHCに協力要請があった。
再犯とはいえ、所持23グラム栽培8本で実刑1年6月はあまりに重いのではないだろうか。営利目的でもなく、一切の譲渡もなかった。彼に実刑を科して刑務所に服役させる社会的な必要があるだろうか。
弁護人は、MHさんが前回逮捕された際に国選弁護人として担当した弁護士を、今回は私選として選任した。
THCは弁護士と連絡を取り、MHさんの意思を確認し、大麻についてはあまりご存知ないという弁護士に各種資料を提供し、控訴趣意書は大麻取締法違憲論を前面に出し、大麻の有害性について法廷の場で検証するため大麻の有害性についての鑑定請求も行うことになっている。
MHさん本人は、お元気な様子。正月はお菓子やお節料理が出され、堪能したとの手紙が届いた。
大阪拘置所に拘留中の桂川さんとも手紙のやりとりを始めた様子。
桂川さんからもMHさんの支援をよろしくとの手紙が届いた。
THCがMHさん宛に送った前回の手紙に、桂川さんの減刑嘆願署名の用紙を入れておいたところ、MHさん自筆で署名のうえ、手紙と一緒に送ってくれた。獄中からの減刑嘆願署名。
MHさんについても、THCは減刑嘆願署名を裁判所に提出する予定です。
その節は、皆様のご協力をよろしくお願いします。
MHさんの裁判について、THCは弁護士に資料提供や意見を提示するとともに、裁判の様子を継続的にレポートします。
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