アメリカの大麻規制は日本より緩いと一般的に思われているようで、確かに医療使用を認める12州や、州レベルでは個人的な利用を非犯罪化しているところもあり、全体としては日本より規制が緩いと言えるかもしれません。が、欧州では個人的に利用する大麻は既に容認状態で、アメリカよりもさらに社会的に許容されています。
日本ではGHQの指令のままに大麻弾圧を開始して以来、ヘロインなどの蔓延に対処する厳罰化の流れで大麻の罰則も強化されてきました。少なくともアメリカでは大麻の医学的・社会学的研究が数々行われてきましたが、日本ではまともな研究は全く行われていません。かつて、厚生省麻薬課の課長は、禁止されているから研究できないと言いました。研究を禁止しておいて大麻が有害であるとプロパガンダしているのです。根拠も何もあったものではありません。
大麻の医療的な価値についても同様です。厚生労働省には仕事中にネットで遊んでる輩が大勢いるようですが、海外の大麻研究事例さえ把握していないのです。それは当方の情報開示請求で明らかになった、同省が所有している大麻についての全情報を見ても明らかです。厚労省には海外の薬物研究について情報を収集する担当者がいるにも拘らず、です。昼間はネットで遊んで帰りは居酒屋タクシーでしょうか。
参照:厚生労働省が持っている大麻情報の全て[情報公開請求への回答]
医療大麻に関するアメリカ連邦政府のデマは「カナビスに医療価値はない」をご参照下さい。
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談話室へのアクセス解析を見ていたら、「大麻 北海道 どこにある」というキーワードでYahoo検索から探しに来てました。そんな書き込みあったかなーと、思わず私も探してしまいました。が、お役に立てずに申し訳ないです。
「大麻で捕まったらどうなる」というのもありました。何かお役に立てたとしたら、それもまた残念なことではあります。
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国土交通省の職員が官舎で大麻を栽培し、近畿厚生局麻薬取締部に逮捕された事件は、今月9日に起きたことで、マスコミ各社も当日に報道した。まだあまり時間も経っていないから、今後の追跡報道がどの程度の騒ぎになるか分からない。が、昨秋、関東学院大学ラグビー部の学生が寮で大麻を栽培して捕まった事件ほど、マスコミは騒いでいないように見える。
ラグビー部の学生の件では、まるで袋叩きにするかのような報道で、逮捕された学生が警察から検察に送られる姿を、殺人犯でも映すかのようにテレビが垂れ流していた。記者会見を開いて謝罪した監督も、結局辞任に追い込まれた。
産経抄は「いかにも幼稚で、薄気味悪い感じさえしてくる」と書いた。どっちが。と私は思った。
国土交通省の職員が大麻を栽培したのは官舎だった。今後、上司が監督責任を問われ、何らかの処分を受けることになるのだろうか。もちろん、個人的に利用する大麻栽培は制度化・合法化して社会的に管理するのが良いと主張している者として、上司の処分を求めたり、責任を問うつもりなどない。ラグビー部の監督も辞める必要などなかったと思う。ただ、今回の件は、あまり大騒ぎにはならないようだな、という印象を持ったのと同時に、ラグビー部の事件の際の、マスコミ挙げてのバカ騒ぎは何だったのだろうと、改めて対比して考えた。
それまで規制の緩かった、輸入モノの大麻の種の取り締まりを、今後は厳しく処罰するゾという、取締当局の大々的なプロパガンダに、大学ラグビーの名門という舞台装置がまんまと使われてしまった、ポピュリズムに根を張るマスコミも、当局発表を垂れ流して虚しく大騒ぎした。取締当局にとっては、願ってもないストーリーを展開することができた。そういうことだったのだと、改めて思う。その後、大麻の種を売っていた店も次々と摘発され、流れが作られた。種を買って栽培していた者が捕まり、種を買った店にガサが入り、栽培すると知っていて売ったとして店の関係者が捕まったり、店の顧客リストから捜査が及んだ例もあった。今回の国交省職員の件も、種はネットで買ったと話しているそうだから、先に店が挙げられていたのかもしれない。そういう意味では、同じ流れで起きている事件かとも思う。
ネットで種を売ってる人、買ってる人、お大事に。
で、ここを読んでる政策担当者さん、取り締まり屋さん、それで、何か解決する?
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昨日はいつもの二倍近くアクセスがありました。Yahooからが多かったようです。国土交通省勤務の公務員が大麻栽培で逮捕された事件をマスコミが日本社会にドバっと流したので、大麻関連の検索自体が増えたのでしょうか。テレビのニュースでは顔写真まで出していましたが、必要でしょうか?
何か大麻絡みの事件があると当サイトへのアクセスも増えます。せっかく来たのだから、大麻取締法違憲論裁判を読んで司法の無機能を知って頂きたいし、大麻取締法を所管する厚生労働省や天下り財団法人麻薬防止センターが大麻の医学的・科学的なデータを持っていない事実などを知って頂きたいと願っています。
また、カナビス・スタディハウスの最近の記事を読んで頂くだけでも、大麻を覚せい剤などと同じ怖い麻薬だと思い込んでいた方の目からは、鱗が落ちるだろうと思います。
大麻が多くの疾病に効果があることは日本ではタブーのようですが、海外の研究機関の報告は、予防医療の観点からも大麻にはすばらしい可能性があることを示唆しています。
現在の馬鹿げた大麻弾圧政策は、間違いなく将来に禍根を残すことでしょう。それは、モルヒネが辿ってきた道に似ているだろうと思います。かつて、モルヒネは恐ろしい麻薬として国民に周知され、今でも多くの人たちがそのような一面的な認識をしているようです。モルヒネには有効な薬剤としての価値がありますが、日本では他の先進国に比べて使用率が低いそうで、厚労省も天下り財団と一緒になって、癌の疼痛治療にもっと使おうゼと言っています。
http://www.dapc.or.jp/info/index.htm
洞爺湖では先進国夏まつりで各国首脳による盆踊り大会があり、晩餐にはミートホープ社製の飛騨牛と、吉野家の冷蔵庫から出てきたブッシュに返す予定だったアメリカ牛、川秀の鰻、中国製餃子、ブラジルから輸入した国産の鶏肉などが饗され、調理したのは吉兆の板前だったので使い回しがあったかもしれませんが、お土産は白い恋人でした。そんななか、北海道では「野生大麻の除去」が続いているそうです。
野生大麻:道内全域で除去始まる /北海道 毎日新聞 2008年7月4日 地方版
成長した野生大麻の除去作業が道内全域で始まっている。大麻はアサ科の一年草で繁殖力が強く、毎年除去を続けても根絶には至らないのが現状。道は自生地を見つけた場合には最寄りの保健所に通報を呼びかけている。
道内では戦前に繊維をとるため栽培した大麻が野生化。現在は大麻取締法で研究用など一部を除き所持や栽培が禁止されているが、インターネットなどで自生地を知って吸引目的で刈り取りに来る人もいる。
道は、医薬品販売業者で組織する道医薬品配置協会(札幌市、長浜博明会長)などと協力し、07年には道内全域で86万1750本を除去した。今回の作業は大麻が種を付ける直前の8月上旬まで続く。【田中裕之】
86万1750本はどこへ消えたのでしょうか。焼却処分したりすると、係の人が大変なことにならないでしょうか。雑草からバイオ燃料を作る実験なども行われているようですが、なぜこの大麻を使おうとしないのでしょうか。
この先、世界にとっても、日本にとっても、農業がとても大きな意味を持ってくるだろうと思われますが、大麻の価値もまた様々な観点から見直されることになるでしょう。それは、政策的に植えつけたモルヒネに対する一面的な認識を改めるマッチポンプの過程にも似ているだろうし、同時に、根拠もなく大麻を弾圧し続けた、反国民的無能官庁と天下り法人とマスコミの罪が暴かれる過程でもあるでしょう。
北朝鮮をテロ支援国家の指定から解除するらしいテロ張本人国家の呪縛から離れ、日本においては大麻取締法の改正案が採択されることが望ましいと信じます。
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医療大麻に関する情報を検索していて、面白いブログ見つけました。もう知ってる人も多いかな。カリフォルニア州で医療大麻のライセンスを取って、学生生活をエンジョイしているニックネーム「K」さんの「医療用大麻 in LA」。
あちらでの実際の様子を具体的に知ることができて、1次資料的な価値のあるブログだと思いました。参考になるうえ、記事も写真も楽しいです。
医療大麻の看板が羨ましい。
カリフォルニアの様子から痛感するのは、この日本の窮屈さ、閉鎖性、閉塞感。そんなことを改めてげんなりと感じました。
あちらのブックマークにこちらが入っていました。ありがとさん!
こちらの「大麻検索エンジン」にも追加しました。
更新が楽しみです。
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これまで取り組んできた大麻取締法違憲論裁判を改めて検証しています。違憲論自体は認められることなく推移してきましたが、各裁判の判決を読むと、司法判断に微妙な変化を読み取ることができます。また、違憲論に対する検察の反証にも、検察上層部は問題点を認識しているのではないかと思わせるような論述があります。
行政機関や天下り財団法人への働きかけでは、厚労省も麻薬防止センターも公的大麻情報の古さ、最近の科学的知見との矛盾を認め、予算を付けて検討委員会を設置し、情報を見直すと明言しましたが、そのまま放置されています。
違憲論を主張しての司法への問いかけ、大麻取締法の立法根拠を質す行政への働きかけ、その両方で、既に実質的には私たちの主張の正当性、科学的知見に基づいた論理的整合性は明らかになっています。ディベートとしては既に明白な決着が付いているのです。
違憲論については三権分立を反故にするような司法の無機能、立法根拠については厚生労働省の不作為が歴然としているのです。
来年から実施される裁判員制度では、殺人や強盗といった凶悪犯罪の審理に国民を巻き込み、短時間で裁判を終結させる予定になっています。このような裁判が実施されると、このような事件で最も大切な事実認定についての審理が十分に尽くされない危険があります。裁判員制度はこのまま実施されれば、裁判員に選ばれた国民は、物心両面で大変な負担を強いられることになるでしょう。しかも、審理自体は今よりさらに不十分になる可能性が高い。
さらに問題だと思うのは、裁判員制度が殺人や強盗といった犯罪にしか適用されない点です。私は、大麻取締法の違憲性を問う裁判を裁判員制度で行えば、司法が依拠する昭和60年の最高裁決定というカビの生えた判例は覆せると思います。それこそ、裁判員制度を導入する目的のひとつとされている、国民の感覚を反映させる裁判になるだろうと思うのです。
また、裁判員制度では、行政訴訟が対象になっていません。薬害問題などで、被害者が行政を訴える裁判は数々行われてきましたが、行政責任を認める判決も散見されるものの、一般的な傾向としては、司法は行政寄りの判決を下すことが多いようです。このような、国民が行政を訴える裁判にこそ、裁判員制度を適用すべきではないでしょうか。それでこそ、国民の感覚を裁判に反映させることができ、行政の怠慢や腐敗を国民の手で裁くことができるだろうと思います。
最高裁長官は内閣が指名し、最高裁判事も内閣が任命するので、長期政権が続けば続くほど、司法は行政の顔色を窺うような判決ばかり出すようになるのでしょう。立法府である国会で多数を占めた政党が内閣を構成し、その内閣が最高裁人事を決定する現状は、三権分立どころか、三権一律だというのが実態でしょう。
裁判員制度は、法の違憲性を問う裁判や、行政責任を問う訴訟にこそ適用しなければ意味がないと思います。が、敢えてそれを避けて制度設計されているところに、この制度の本質(正体)が垣間見えているのだろうと思われます。
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更新もしていないのに、人気ブログランキングのクリックをしてくれている方たち、ありがとうございます。感謝。
最近、千歳で大麻密輸容疑で逮捕された事件や、大阪のマンション3箇所で大量の大麻を栽培して検挙された事件などが報道されました。両事件とも、関係者からの相談が入っていましたが、どちらも営利が絡んでいるようで、重い罪に問われることになりそうな雲行きです。何も知らなかった家族や近親者は本当に気の毒としか言いようがありません。
昨年来、取締当局は種の取り締まりを強化し、種を売っていた店の摘発もとても多くなっているようです。それまで自分で種を買って栽培し、自己完結していた人の多くが、大麻そのものを売っている人に近づくケースも増えるでしょう。だから、海外で安く簡単に大麻を買って国内に持ち込んで売る人や組織も増えるだろうし、ブラックマーケットが拡大するばかりでしょう。ブラックマーケットが、大麻より利益の出るハードドラッグにユーザーを誘導する危険性も増加します。全く何も解決せず、あらゆる意味で状況は悪化するばかりです。
何も知らずに騙されて運び屋をやらされてしまう被害者も増加するだろうと思います。断言はできませんが、千歳の事件も一部にその可能性があるようです。
取締行政はバカがやってるとしか思えません。あるいは、取締行政自体が特定のブラックマーケットと癒着でもしているのかと疑いたくなります。さらにあるいは、予算と権力の拡大を求める官僚の本性が、馬鹿げた弾圧強化に向かわせているのかもしれません。
以下は北海道新聞と朝日新聞の記事です。
新千歳に大麻14キロ 密輸容疑の男逮捕(06/20 08:09)
千歳】新千歳空港経由で大麻草約十四キロを密輸入したとして、千歳署と函館税関札幌税関支署千歳出張所は十九日、大麻取締法違反(輸入)などの疑いで、東京都板橋区西台一、アルバイト店員○○○○容疑者(22)を逮捕した。新千歳空港での大麻押収量としては過去最高という。
調べでは、○○容疑者は昨年十一月、この事件ですでに有罪判決を受けている埼玉県内の男ら二人と共謀。同容疑者が、米国で入手した乾燥大麻約一四・二キロ(約五千六百万円相当)を車載用アンプ二十台の中に分散して隠し、ロサンゼルスから韓国を経由して国内に持ち込んだ疑い。
販売目的とみられ、大量の荷物を持ち込んで到着したため不審に思った札幌税関支署千歳出張所の職員が発見した。
千歳署によると、○○容疑者は発見時に同法違反の現行犯で逮捕されたが、「大麻草が入っているとは知らなかった」と言い張ったため、処分保留で釈放。共犯二人を逮捕して容疑が固まったため、あらためて逮捕した。
マンションで大麻栽培 大阪の男ら3人逮捕(2008年6月6日)
福岡、兵庫の両県警と九州厚生局麻薬取締部は6日、マンションで大麻を大量に栽培していたとして、自称遊技機販売業○○○○容疑者(35)=大阪市淀川区=ら3容疑者を大麻取締法違反の疑いで現行犯逮捕したと発表した。両県警などは大麻草170株を押収。押収量は今年に入って全国最多で、乾燥大麻で販売した場合、末端価格は約1億3600万円に上るという。
他に逮捕されたのは、いずれも無職の△△△△(26)=大阪市平野区=、◇◇◇◇(40)=兵庫県宝塚市=の両容疑者。3容疑者は5日、同法違反の罪で福岡地裁小倉支部に起訴された。
調べでは、○○容疑者は5月14日、大阪市平野区のマンションの一室で大麻草22株を栽培した疑い。△△、◇◇の両容疑者は同日、同市東住吉区のマンションで乾燥大麻132グラムを所持した疑いで現行犯逮捕された。
福岡県警によると、○○容疑者らは、昨年4月ごろから大阪市内の3カ所のマンションで大麻草を栽培していたという。同県警などは、乾容疑者らが販売目的で大麻草を栽培し、携帯電話で注文を受けた客に手渡しや宅配便で密売していたとみている。全国で顧客約20人を把握している。3容疑者に指示していた主犯格が他にいるとみて、調べを進める。
裁判所や刑務所を満杯にするばかりの税金無駄使い「無慈悲政策(ゼロ・トレランス)」をやめて、大麻の個人的な利用を制度化し、その税収で正しい薬物乱用防止教育を行うほうが建設的だと思う方はクリックを。↓
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ブッシュ大統領に対する弾劾決議が下院で可決されたそうだ。天木直人氏のブログで知った。251対156での可決だという。
弾劾の理由として挙げられている項目に次の内容があるとのこと。
「イラクとの戦いを擁護する間違った論拠を捏造した」
「イラクを米国に対する差し迫った脅威と思わせて国民、議会をミスリードした」
「大量破壊兵器を所有したと信じ込ませた」
「国連憲章に違反して主権国家イラクを攻撃した」
「イラクに米国の永久的な軍事基地を設立した」
「捕虜を拷問した」
「国民の税金を浪費した」
さらに、9・11は自作自演だという項目まで含まれているという。このニュース、日本の大手メディアでも報道されたのだろうか。被占領国としては大きなニュースだと思うのだが。
マイケル・ムーアのサイトに弾劾の内容が書かれていた。
ARTICLES OF IMPEACHMENT OF PRESIDENT GEORGE W. BUSH
日本では、ブッシュによるイラク開戦を、当時の小泉首相が他国に先駆けて支持表明し、日本軍(自衛隊)が行くところが非戦闘地域だという滅茶苦茶な理屈を通して派兵した。ブッシュに対する弾劾内容の多くは、小泉にも該当する。
「痛みを伴う改革」で社会保障を切り捨て、国民の生活をずたずたにした小泉が、未だに人気があるのだという。
空軍(航空自衛隊)が行っているイラクでの空輸活動(軍事行動)について、名古屋高裁が違憲判断を示した際、空軍トップの軍人である田母航空幕僚長は「そんなの関係ねえ」とコメントしている。
法務大臣は、友達の友達はアルカイダで、若い頃にCIAから頻繁に接触を受けてご馳走になっていたなどと公言して憚らない。
倖田來未は失言によってCMを降ろされたり、テレビ出演を留保されたりしたようだが、日本の現実を管理する政治家や軍人の確信犯的な暴言は、たいして咎められることもなく、罷免されることもなく、既成事実として流れてゆく。
参院で福田首相に対する問責決議が通ったが、与党はどこ吹く風だ。
民度を超えた政権は持てない。日本は大丈夫なのだろうか。
----------
2008.06.23.追記
ブッシュ弾劾決議について訂正します。引用元の天木直人氏のブログによると、次のようなことのようです。もちろん引用した私に掲載の責任はあります。
またブッシュ大統領の弾劾決議については、下院が弾劾決議案を可決したのではなく、下院が、下院議員(オハイオ選出デニス・クシニッチ・民主)が提出したブッシュ大統領弾劾決議案を、司法委員会に送付する事であるという、事実訂正のメールも多数から頂いた。
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少年犯罪データベースドアに紹介されていた朝日ニュース昭和映像ブログに、1962年10月10日付の「麻薬相談員」という動画ニュースがあった。ヘロインについて取り上げられている。当時の世情なども垣間見えて興味深い。
「神戸市のスラム街には全国の麻薬中毒者の四分の一が集まっているといわれ、年間九〇〇億円もの大金がヘロインに換えられて外国に流出するという。」
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気が塞ぐような殺人事件の報道が連日のようにあるので、日本も治安が悪くなったものだと思い込んでいたが、事実は逆らしい。
もろもろ含めた他殺で実際に殺されてしまった人の数は厚生労働省の「人口動態統計」の死因統計で判ります。
それによると、映画「三丁目の夕日」の舞台となった昭和33年に他殺で死んだ数は1,993人で、2006年は580人にまで減ってしまいました。人口は3割ほど増えてるというのに。2007年はまだ11月までしか発表がないのですが、2006年の1~11月と比べると一割以上も減ってますから、500人近くまで減少しているのではないでしょうか。
少年犯罪データベースドア/殺された人の数
統計によると少年犯罪についても同様らしい。下記のページにグラフがある。
少年犯罪データベース 少年による殺人統計
つまり、治安は良くなっている。それなのに「体感治安」が悪化している印象があるのはなぜだろう。
殺人事件などが起きると、自分の生活圏での出来事でもない限り、私たちは主にマスコミを通じて事件を知ることになる。そのような事件報道、特に被害者や被疑者のプライベートな情報は視聴率が取れるらしい。だから、マスコミとしては簡単に数字を出せるネタとして、関係者の身辺情報をこれでもかというほどに暴き、時にはまだ容疑者でもない段階から特定個人を犯人に見立て、取材と称してカメラやマイクを突き付ける。そのような安直な事件報道が席捲し、あたかも殺人事件が増えているかのような心象を視聴者に刷り込む。
事件報道は警察や検察がリークし、マスコミがそれを垂れ流し、かくて「体感治安」は悪化して、だから警察にもっと予算を付けましょう、厳罰化しましょうという世論が形成される。
ほくそえんでいるのは誰だろう。
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秋葉原で起きた凄惨な事件。突然、命を奪われた人たち、家族の命を奪われた人たちの思いは想像を絶する。
マスコミがこの事件を大きく扱うのは当然だろうが、遺族にカメラを向け、マイクを突き付ける無神経ぶりには無性に腹が立つ。犯人が取り押さえられる映像が繰り返しテレビで流れているが、顔を含めた姿を映しながら、手錠を掛けられた手元の部分だけをぼかしていることにもマスコミの偽善を感じて吐き気がする。
日本は先進国のなかでも治安が良く、未成年者によるものを含め、殺人事件の発生件数は減り続け、昨年は戦後最低を記録したそうだ。
だが、「体感治安」は悪くなっているという印象がある。それは個々の事件を扱うマスコミが、警察発表を無分別に垂れ流し、社会不安を煽っていることも大きな要因ではないだろうか。警察の手先となって犯人を追うような番組すらある。
最近の事件報道をテレビで見ていて感じることだが、逮捕される前の犯人の様子が映し出されることが多い。多くの場合は街中を歩いているところだったり、自宅玄関を出入りする様子だったりする。まだ公表されていない事件なのに、なぜ逮捕前の様子をテレビが撮影できるのか。当局のリークによって、予め逮捕予定の情報がマスコミに流れているからではないのか。えげつない話だ。マスコミはすっかり警察の広報機関に成り下がっている。マスコミが警察国家の提灯持ちに堕している。
秋葉原の事件は、池田小の事件からちょうど7年後に起きた。今年に入ってからでも「誰でもよかった」という殺人が連続して起きている。殺人事件の発生件数は減っているそうだが、「誰でも良かった」などという殺人は、社会に対する無差別テロではないだろうか。
アメリカ様と資本の論理を最優先し、弱者を切り捨て、労働環境や共同体を破壊する政治、弱い立場の国民に苦痛を押し付ける「痛みを伴う改革」が、社会に対する無差別テロのような殺戮を惹起しているのではないか。
小泉純一郎がへらへらと笑っているのをテレビで見るたび、強烈な怒りを覚える。
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最近、大麻栽培や所持で逮捕された人の近親者から寄せられる相談に、種を買ったことがきっかけで家宅捜索に入られる例が目立つようです。昨年の関東学院大学ラグビー部の事件以降、取締当局は種の販売についても規制を強化しています。購入者が栽培することを知りながら種を売ったとして逮捕されたり、逆に栽培で逮捕された人からの芋づるで、種を売っていた者が逮捕されたりしています。
大麻とは無関係のニュースを見ても、この国の官僚たちが腐敗し、退廃していることは明らかでしょう。国民の利益を考えない政治は薬物政策にも現れているということです。裁判員制度についても、本来の司法改革を潰すために、敢えてうまく機能しそうもない制度設計を打ち出してきたのではないかとさえ思えます。何が「サイバンインコ」だ。アホか。「サイバンインチキ」だろう。
*最近、サーバーが不調で落ちまくっています。個人的な事情で更新頻度も落ちていますが、諦めません、勝つまでは。夜明け前の闇が最も暗いと言います。気長に応援をお願いします。いつの日か、共にあさやけを拝みましょう。
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マル激トーク・オン・ディマンド 第374回(2008年05月31日)5金スペシャル
なぜ日本人は死刑が好きなのか
タイトルは挑発的だが、死刑だけではなく、メディア、司法、国家、社会、といった内容について語られている。
事実や実相が置き去りにされ、マスメディアを巻き込んだ、国家による印象操作によって現実が進行しているという意味では、大麻と大麻取締法も同じ俎上にあると思った。
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宗教「信じない」7割、「魂は生まれ変わる」3割…読売調査
5月29日23時41分配信 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080529-OYT1T00923.htm
読売新聞社が17、18日に実施した年間連続調査「日本人」で、何かの宗教を信じている人は26%にとどまり、信じていない人が72%に上ることがわかった。
ただ、宗派などを特定しない幅広い意識としての宗教心について聞いたところ、「日本人は宗教心が薄い」と思う人が45%、薄いとは思わない人が49%と見方が大きく割れた。また、先祖を敬う気持ちを持っている人は94%に達し、「自然の中に人間の力を超えた何かを感じることがある」という人も56%と多数を占めた。
多くの日本人は、特定の宗派からは距離を置くものの、人知を超えた何ものかに対する敬虔(けいけん)さを大切に考える傾向が強いようだ。
調査は「宗教観」をテーマに面接方式で実施した。
死んだ人の魂については、「生まれ変わる」が30%で最も多く、「別の世界に行く」24%、「消滅する」18%--がこれに続いた。
宗教を信じるか信じないか。魂は生まれ変わるか。議論としては、まず「宗教」や「魂」という言葉をどう定義するのか、という話になるかと思うが、万人が納得するような定義がなかなか難しい「宗教」や「魂」について、日本人がどう思っているのかを知る手掛かりとして、面白い。
この調査の設問全体がどのようなものだったのか分からないが、記事のタイトルに『宗教「信じない」7割』と書いてあるところを見ると、「あなたは宗教を信じますか?」というような設問があったのではないかと思われる。
あなたは宗教を信じますか?
私は、答えに窮してしまう。特定の宗教、例えば、キリスト教とか、仏教とか、イスラム教とか、あるいは各宗教のさまざまな宗派とか、宗教団体とか、そのような意味では私はどこにも属していないし、特にそれらを「信じる」という感覚はない。だからといって、別に疑っているわけでもない。「信じない」というほど意思的に否定する感覚もない。
「自然の中に人間の力を超えた何かを感じることがある」という人も56%と多数を占めた。
これもよく分からない。自然の中に人間の力を超えた何かを感じないことなど、私にはあり得ない。
今、外は雨だ。ずいぶん小降りになって、鳥の囀りが聞こえる。
それだけのことだが、これは人間の力でどうにかする話ではなく、人間もその一部である大いなる自然、あるいはこの存在そのものの神秘のなかで起きている。それは「人間の力」など超えているし、「人間の力」などちっぽけなものだと思う。
自然が猛威として人間に襲いかかることは、これまでにもあり、今この現在にも起きていて、これからもあるだろう。人間もその一部である大いなる自然を畏れ、祈り、感謝する感覚なら、私にもある。それは原始神道かもしれないと思ったりする。教祖もなく、教義もない。ちっぽけな自分や人間を超えた大いなる自然を、畏れ、祈り、感謝する感性。それもまた宗教であり、宗教性ではないだろうか。そうだとするなら、宗教は、私にとって、信じるものではなく、感じるものとしてある。
多くの日本人は、特定の宗派からは距離を置くものの、人知を超えた何ものかに対する敬虔(けいけん)さを大切に考える傾向が強いようだ。
それって、原始神道ではないのだろうか。
『宗教「信じない」7割』などと書かれると、なんだか日本人には宗教がないかのような印象を読者に与えかねないが、これは設問自体が、宗教を「信じるもの」として客体化・対象化する認識が前提になっている。
死んだ人の魂については、「生まれ変わる」が30%で最も多く、「別の世界に行く」24%、「消滅する」18%――がこれに続いた。
「生まれ変わる」と「別の世界に行く」というのは、どちらにしても魂が不滅であるということだから、足すと54%。
あるときは荒れ狂って人間に襲いかかる自然が、同時に豊穣の実りを与えてくれる。そのような万物の流転のなかに種としてのヒトも在る。
7割の人が宗教を信じていないというのは、日本人に宗教性がないということを意味しないと思う。「特定の宗派からは距離を置くものの、人知を超えた何ものかに対する敬虔(けいけん)さを大切に考える傾向が強い」のは、「信じる」のではなく「感じる」ものとしての、日本人の宗教観を表しているのではないだろうか。
全く神道的ではなかった一神教的な軍国主義としての国家神道のトラウマが、日本人の魂に流れる神道的感性を見えにくくしている側面もあるように思う。
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数日前、植草一秀氏のブログ「知られざる真実」が人気ブログランキングの政治カテゴリーに登録されていることに気付いた。植草氏は、かねてより小泉・竹中の経済政策を痛烈に批判していた。詳細を伝える関連サイトが多数あるが、ロッキード事件どころではない国家的経済事犯の可能性すらあるようだ。
植草氏が逮捕された事件でマスゴミは当局の発表を垂れ流し、報道機関の振りをしている権力の提灯持ち産経などは、「ミラーマン」などと侮蔑する記事を出している。
ミラーマン、改めて無罪を主張 控訴審初公判:03/17 11:47更新(裁判ニュース:イザ!)
ミラーマンが「女性セブン」と和解:04/04 21:11更新(裁判ニュース:イザ!)
“ミラーマン”植草一秀被告、痴漢行為で2審も実刑:2008.4.16 11:10(MSN産経ニュース)
植草氏を応援するサイトもあり、関連サイトへのリンクや事件についての経過などが書かれている。
AAA植草一秀氏を応援するブログAAA
植草氏の小泉批判は、民主党の小沢代表がまだ自由党党首だった頃から一貫している。
小沢一郎ウェブサイト「小沢一郎&植草一秀」ビック対談/夕刊フジ 2001年12月26日
ビデオニュース・ドットコムにも植草氏をゲストに招いた回があり、一部を無料で視聴できる。全編は315円で購入できるので関心のある方には安い買い物だと思う。
マル激トーク・オン・ディマンド 第283回(2006年09月01日)
シリーズ『小泉政治の総決算』その5
小泉内閣は改革政権にあらず:ゲスト:植草一秀氏(名古屋商大大学院教授)
植草氏が2004年に東京都迷惑防止条例違反で逮捕された件についても、ビデオニュース・ドットコムにご本人を招いて論じている。
マル激トーク・オン・ディマンド 第210回(2005年04月09日)
命をかけて無実を訴えていきます:ゲスト:植草一秀氏(エコノミスト)
この事件の時、植草氏は一審の有罪判決を受けて控訴しなかったが、不公正な司法に何の期待もできないことなどが理由だったと述べている。
過日、福島中央テレビのアナウンサーが「債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」というサイトから文章を盗用したことが発覚した。このぐっちーなる人物はその盗用について、「おい、人間としてのプライドはないのか?」と題する記事を書いている。が、その言葉がそのままぐっちーなる人物に跳ね返る事態になっている。
植草一秀の『知られざる真実』: 「債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」について
植草さん、頑張れ!
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