米国の保健衛生局関係者の間で度々話題になるのが、医療大麻の解禁と、それに伴う未成年のドラッグ使用率との関連性である。つまり、医療大麻を施行している州では未成年者のドラッグ使用率が上昇するか否かの議論である。結果から言うと、関連性は見られなかった、と言う結論を数々の研究が引き出している。その中でも代表的な例は、医療大麻制度を2006年より導入しているロードアイランド州のティーンエイジャーと医療大麻禁止のマサチューセッツ州のティーン32570人の比較調査である。この調査結果によると、1997年から2009年までの未成年によるドラッグの使用率について詳細な分析をした所、医療大麻を導入することによって、使用率のアップが見られることは無かった、との結論を導き出したとの事。
詳しい所は:http://www.latimes.com/health/boostershots/la-heb-teens-marijuana-20111102,0,1700616.story
制度的に医療大麻を管理することによって、未成年の間で薬物の使用率がアップする事はないということが証明された。この社会的意味は大きい。日本でもさっそく医療大麻制度を導入しては如何なものか。
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イギリスの心理薬理学会の研究発表によりますと、アルコールには個人的にみても社会学的にみても、大麻よりも2倍以上の弊害があるとの結論に達しました。
肉体的、心理的、そして社会的なアルコールの弊害を研究した結果が上記の研究成果です。
アルコールは世界的にエイズ、暴力や結核よりも多くの死因を招いているとのこと。
なお、アルコールの肉体的、心理的弊害は大麻よりも2倍以上とされているものの、社会的弊害は5倍以上との結果も発表されました。
詳しい所は:http://blogs.alternet.org/speakeasy/2011/11/01/study-alcohol-is-%E2%80%9Cmore-than-twice-as-harmful-as-cannabis%E2%80%9D-%E2%80%94-so-explain-again-why-pot-is-illegal/
私はアルコールには大麻の1千万倍以上の肉体的、心理的、社会的弊害があると見ています。だから、私はアルコールはハード・ドラッグであることを自覚して飲み、ガンジャはソフト・ドラッグであると認識して吸っています。イギリスの心理薬理学会も同じような見解であることがこれで判明しました。
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バリ島のビーチで大麻3.6グラムを購入したとして、オーストラリア出身の14才少年が収監先の入国管理局から裁判所へと連行されました。最高刑は刑務所で6年。ただし、本人が大麻依存症ということが証明できれば、一番軽い、国外退去処分となることもありうる。インドネシアでは、裁判の後に起訴処分が決定すると言うシステムをとっている。因みに少年は待ち受ける30もの報道陣に囲まれ、顔を隠して裁判所に現れたとのこと。
詳しい所は:http://www.abc.net.au/pm/content/2011/s3353404.htm
この少年、刑務所に行かなくてすめばいうことはない。しかしながら、争点は本人が大麻依存症(?)だったかということに絞られる。そんなものが存在するとすればの話だが。くれぐれもバリ島では注意。外国人でも捕まることがある、との証明ですよ。最近では日本人女性がマレーシアで覚せい剤密輸で死刑判決を受けたばかり。デンマーク人の女性もバリ島で大麻樹脂で5年の懲役。邦人女性もバリ島で6ヶ月の懲役(大麻依存症が認められたので)。ガンジャを吸いに海外に行くときは、地元の法律を詳しく勉強してから行きましょう。
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コネチカット州ハートフォード ー 民主党のダン・マロイ州知事は、6月30日木曜日、成人による少量の個人用大麻所持を「非犯罪化する」法案に署名し、成立させた。
新法となった上院法案(SB)1014は、7月1日金曜日に発効された。SB1014は、成人による2分の1 オンスまでの大麻の所持を、軽犯罪(1年以下の懲役および1,000ドル以下の罰金が科せられる)から法律違反に軽減するものだ。この法律違反は非刑事で、逮捕や禁固、犯罪履歴への記録のない、150ドル以下の罰金に科せられる可能性がある。また、同法は大麻の喫煙具の所持に対する罰則についても軽減する。
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米国の沿岸警備隊がホンデュラス沖でコカイン約15000ポンド(約6.8トン)を押収しました。潜水艦は水に潜るタイプではなく、水面を走行するもので、レーダーなどに引っかからない、という盲点を突いたものです。約15000ポンドのコカインは全米で去年押収されたコカインの3分の1に当たります。
詳しい所は:http://www.wtsp.com/news/article/217750/8/Massive-cocaine-bust-unloaded-on-St-Pete-docks
中南米の麻薬カルテルの手口が巧妙化する中、沿岸警備隊は新ルートの摘発に励んでいる様子。潜水艦(?)の乗組員全員が連邦裁判にかけられことになるという。そろそろ、このドラッグ・ウオーも終結しないものか。だって、いたちごっこの繰り返しに他ならないからね。
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メリーランド州ロックビル ー 薬物乱用・精神衛生事業局(SAMHSA)がまとめた統計によると、薬物治療プログラムの全受療者のうち、マリファナの使用を理由に加入した人の割合は、1999年の13.5%から、2009年の18.0%に増加した。この変化は、同期間に報告されたマリファナでの逮捕者数の増加に類似している。
SAMHSAによると、マリファナ(依存)の薬物治療を受けた人のうち、56%以上が刑事裁判システムからの勧告によるものだった。また、自ら受療したのは、15%に留まった。
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ペンシルバニア州で13才の少年が合法ハーブを吸った後に病院へ搬送され、肺の緊急移植手術を受けたものの、ついに死亡する、という事件がありました。少年の入院を受けて、ペンシルバニア州では合法ハーブを禁止にしたばかり。
詳しい所は:http://www.foxnews.com/health/2011/10/28/boy-13-ill-after-smoking-synthetic-pot-dies/
合法ハーブはもう38の州で禁止されている。日本で禁止になるのも時間の問題だろう。しかし、ただ禁止にすればいいというものではあるまい。こういった悲劇は早期からのキチンとしたドラッグ教育で避けられる。どうせハーブを禁止にした所で、次々と合ドラが開発されていくのだから・・・。やはり大麻は本物に限るよ。
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カリフォルニア州のオークランドを本拠地とするA.S.A.(アメリカンズ・フォア・セイフ・アクセス)が米国司法長官のエリック・ホルダー氏と、北カリフォルニアの大麻弾圧に加わった連邦検察官を相手取り、告訴致しました。告訴内容の詳細はまだ明らかになっていませんが、本筋としては州の方針に連邦政府が不当に介入したことなどの理由が考えられます。エリック・ホルダー氏のスポークスマンは取材を断り、検察官のスポークスマンは「ノー・コメント」と発表しました。
詳しい所は:http://latimesblogs.latimes.com/lanow/2011/10/medical-marijuana-advocates-sue-prosecutors-over-crackdown.html
「州立の医療大麻制度にアメリカ連邦政府は介入しない」との約束を反故にしたエリック・ホルダー氏には是非、責任を取って貰いたいものである。
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コロラドで、州が大麻販売業者にビジネス・ライセンス(営業許可証)を発行するという画期的な制度ができました。これは全米初の出来事。しかしながら、コロラド全土で併せて11のビジネス・ライセンスを求めて467のディスペンサリーがシノギを削っております。又、ディスペンサリーの営業許可も、各自治体による許可が必須項目となっているので、営業ライセンスを持っていても、自治体がノーといえばそれまで。
「これは歴史的な快挙。我々には連邦政府はついていないが、自治体と州の保護がある」とは営業許可を受け取ったディスペンサリー・オーナーの弁。
詳しい所は:http://www.denverpost.com/news/marijuana/ci_19202854
やっと、ここまできたか。と、いうよりも、今まで医療大麻をほったらかしにしていたコロラド州の医療大麻執行機関がやっと動き出したってことか。それにしても、コロラド州は進んでいるなあ。
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北カリフォルニアで盛り上がりを見せている、大麻擁護派による反オバマ・キャンペーンが報道される中、北カリフォルニアで行われた連邦政府による医療大麻業界への弾圧が米国司法省の連邦検察官4人の画策によるものと判明しました。ワシントンDCのスポークス・ウーマンが語った所によると、オバマ氏はこの一連の動きに一切関与せず、ゴーサインも出さなかったと、大麻擁護派に反論致しました。
詳しい所は:http://www.huffingtonpost.com/2011/10/26/obama-administration-medical-marijuana-crackdown-california_n_1033482.html
しかしながら、この4人の検察官は司法長官のエリック・ホルダー氏の直属の部下ではなかったか。そして、エリック・ホルダー氏はオグデン・メモ(大統領は医療大麻には関与しないとの覚書)を反故にした、オバマ大統領府の中枢人物ではなかったか。
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インドネシアのバリ島へ大麻樹脂218グラムを不法に運び込んだとして、デンマーク出身の女性が逮捕され、懲役五年の判決を受けました。空港で待ち合わせたボーイフレンドも逮捕され、判決待ち。さる人権団体によると、バリ島に100人収監されていると言われている死刑囚のうち、約半数は外国人の麻薬事犯とのこと。
詳しい所は:http://www.iol.co.za/news/world/woman-jailed-for-smuggling-hashish-1.1165285
大麻が5年も最悪な刑務所で刑期を努めるほどの害悪か。
裁判官は「バリ島の観光スポットとしてのイメージを著しく汚した」とのコメントを発表したものの、バリ島の観光客の大部分がドラッグを求めにやってくることを知っているのであろうか?知らないわけはないだろう。
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擬似マリファナと呼ばれるシンセティック・マリファナと、コカインの効果に良く似たシンセティック・コカイン(粉末で、バス・ソルトとして売られている)をサウス・キャロライナ州で禁止する法案が可決されました。同州はアメリカでこれらの薬物を禁止する法案を可決した38番目の州。SCでは、先月ハーブによって死者がでたばかり。ハーブを吸ったり吸引したりした少年等が病院に搬送される、と言うケースもありました。
詳しい所は:http://www2.wsav.com/news/2011/oct/25/bath-salts-and-synthetic-marijuana-banned-sc-ar-2606228/
ハーブについてはもはや語ることなし。
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薬用大麻(医療大麻)に関して、公約を破り続けている米大統領のオバマ氏が、資金調達パーティーの為サンフランシスコを訪問しました。これに対し、大麻擁護派はパーティーの開かれたWホテルの前で抗議のデモを行いました。オバマ氏は「医療大麻には関与しない」との公約を破り、司法省が次々とディスペンサリーやコープを狙い撃ちにしている状況に、大麻擁護派が立ち上がったということです。大統領率いる司法省は次々とディスペンサリーなどを廃業に追い込んでいて、職業選択の自由が侵害されているのではないか、とは参加者の弁。
詳しい所は:http://www.huffingtonpost.com/2011/10/25/medical-marijuana-protest-obama-san-francisco_n_1031668.html
それにしても、オバマ氏はブッシュ時代よりも多く、数々のディスペンサリーを廃業に追い込んでいます。公約を破るのはいい加減にしてもらいたい。マリファナの自由化をアメリカ人の50%が切望し、支持している、というのが現状なのですから・・・。それに、未収税金をこじ付けに、ディスペンサリーを狙い撃ちにするのも止めて欲しい。オバマ氏よ、医療大麻制度に税金控除を
設けるよう指示してくれ。頼むよ、ホント。共和党にはそれこそロクな候補がいないのだから。
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日本でも蔓延している合法ハーブですが、ついにアラバマ州でこれ等のハーブを禁止する法案が可決されました。これは、少年二人のオーバー・ドースを受けての措置。これからは、タバコ店やガソリンスタンドから合法ハーブが消え去ることとなりました。アメリカの他の州や自治体でもこういった動きが顕著です。K2やスパイスと呼ばれる合法ハーブは、これからは所持も売買も禁止され、単純所持でも麻薬取締法違反(重罪)にとわれることになります。
詳しい所は:http://www.myfoxal.com/story/15865385/synthetic-marijuana-now-banned-in-alabama
こんなもの、さっさと禁止してしまえばいいや、という思いがある一方で、どんな嗜好品を大人が選ぶかは自由、という選択肢があってもいい強く思う。この問題は、本物の大麻を解禁しなければ解決しない問題である。日本では値段の安さと合法性が注目を浴びているとのことだが、大麻の自由化により、大麻で捕まらない世の中になり、又大麻の末端価格が下がれば、いとも簡単にこの問題は消え去るであろう。兎に角、ハーブにはナニが入っているか判らないからね。
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2011年6月30日 - アメリカ合衆国メイン州オーガスタ
メイン州オーガスタ: 共和党のポール・ルパージュ知事は金曜、医療大麻の使用許可を持つ患者に対して新たなプライバシー保護を実施する法案 1296号に署名し、これを成立させた。(訳注: 原文には LD1296 とありますがLDが何の略語なのか判りません。)
この法案は、医療大麻を使用する患者が州法の下での保護を受けるためには州に登録しなければならないとする、最近になって発布された議会命令を撤廃するものだ。それに加え、医師が保健福祉省に対して患者の具体的な病状を開示しなければならないとする条文も同時に削除される。
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