医療大麻に関する最近の研究報告
近年明らかになった大麻草およびカンナビノイドの医療適応について
2000年-2009年までの学術論文のレビュー
医療大麻を合法と見なすかについての政治的な議論は今まさに繰り広げられているところであるが、カンナビノイドの治療目的での臨床研究は歴史上例のないぐらい広く一般に行われている。米国医学図書館のPubMedウェブサイトで検索してみるとその量がよくわかる。"cannabis, 1996"というキーワードで検索してみると(1996年はカリフォルニア州が、現在医療大麻が認められている13州のうち、初めて医療大麻を許可した年)、大麻について研究し、同年発表された科学雑誌の掲載論文として258本がヒットしてくる。これを2008年について同様に検索してみると、実に2100以上の学術論文が発表されている事実がわかる。
カンナビノイドによる治療に対して寄せられる新たな関心のうち、多くはエンドカンナビノイドの調節システムの発見の結果であるが、中には医療大麻を利用している患者や彼らの主治医からの声の増加によるものもいくつかある。これだけの逸した研究結果があふれているにもかかわらず、それでもなお現在の研究では、実験動物を用い、個々のカンナビノイド(例えばTHCやcannabidiol)あるいは合成されたカンナビノイド受容体作動薬(dronabinolやWIN 55,212-2)を対象にしているもの がほとんどで、大麻草そのままを用いた臨床での治験についての研究は多いとはいえない。どんな目的の使用であろうと許さないという連邦政府の強権な大麻取締り政策のせいで、案の定、そういう研究の大半はアメリカ国外で行われている。
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速報: カリフォルニア州議会議員らは明日、大麻の合法化についての議論を行う
2009年10月27日. NORML 副事務局長ポール・アルメンターノ
カリフォルニア州議会議員らは明日、大麻の商業生産および 21 歳以上の成人への販売についての課税と規制を支持しての証言を聞く事になっている。
[ポール・アルメンターノによる 10/29 日の追記: 公聴会全体の記録映像はここからオンラインで見られます。公聴会は三時間行われており、三つに分割して記録してあります。]
[ポール・アルメンターノによる追記: ちょっとした更新。今日の公聴会はメディアによって広く報道されています。Google Newsへ行って "Ammiano marijuana" と入力しましょう。100 件を遥かに越えるニュース項目があり、ニューヨーク・タイムズ、合同国際通信、ブルームバーグ、AP 通信など多岐に渡っています。公聴会はカリフォルニア・チャンネルで生放送されましたが、そのビデオはまだ公開されていません。(カリフォルニア・チャンネルの webサイトを明日か金曜にもう一度見て下さい。Youtubeには5分間のクリップがあります。)NORMLによる今日の証言はこことここにあります。公聴会の後、私たちは公安委員会や衛生委員会で非常に多くの重要な議員およびそのスタッフと会い、この問題をより深く話し合いました。(私自身は 4 つの会合に出席しました。)
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州法の規定内で医療大麻を使うユーザーや供給者に対し、連邦政府のリソースを使って捜査することを中止するとしたオバマ政権の発表について、ブルース・ミルケンが論じている。2009年10月19日
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オークランドからのグッドニュース:マリファナ啓蒙の指針
By F. アーロン スミス(F. Aaron Smith)
オークランド国際空港の法執行官は、カリフォルニアの医療マリファナ法を尊重する形で公式な方針に追随すると、週末(MMP blogへの掲載は2009/10/20)、オークランド・トリビューン(Oakland Tribune)は報告した。オークランドから出発するある一定の条件を満たした医療マリファナ患者は、8オンス以下の調製マリファナ所有では、逮捕されたり、罰せられたりすることはない。実際に、患者が医療品や処方箋を持ち込むことができるように、マリファナを機内に持ち込むことを許されている。
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速報:カリフォルニア州議会が明日大麻合法化について議論を行う予定
2009年10月27日 NORML副理事ポール・アーメンターノ(Paul Armentano)
カリフォルニア州議会が明日、21歳以上の成人への大麻の商業生産・販売についての課税と規制を支持して証人喚問を行う予定である。
[ポール・アルメンターノ10/29アップデート:ヒアリング全体のアーカイブ・ビデオがオンラインのここにある。ヒアリングは3時間に及ぶもので、3つのパートに分かれている。]
[ポール・アルメンターノによる最新情報:皆さんのために手早い最新情報。今日の喚問について広範なマスコミ報道がある。グーグルニュースに行って「Ammiano marijuana」で検索してみて欲しい。ニューヨークタイムズからUPI、ブルームバーグ、AP通信に至るまで100以上の新しい記事がある。喚問はカリフォルニアチャンネルで生放送もされたが動画はまだアップされていないようだ(明日か金曜にもう一度カリフォルニアチャンネルをチェックしてみて欲しいが、ユーチューブの方には5分のクリップがある)。今日のNORMLの証人喚問はここやここで見られる。喚問のあと私達の多くが、公衆安全・公衆衛生委員会において更なる議論のために、多数の主要議員(とその補佐役)と会合した。(私自身は4人と会合した。)
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海外情報のコーナーです。下記の記事リストからどうぞ。
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米司法省から連邦検事へ: 医療用大麻にリソースを注ぎ込むな
2009 年 10 月 22 日 アメリカ合衆国ワシントンDC
ワシントンDC: アメリカ合衆国副検事総長デイビッド・オグデンは、月曜に連邦検事らに対し「大麻の医療使用についての既存の州法に則っている事が明白であるような個人の行動については、連邦のリソース(人的・金銭的な資源)を注ぎ込まないように」する事を求める書状を公布した。
この指令はオバマ大統領の選挙公約に基いてのものであり、彼は公約で「この問題について、州法の裏をかくようなやり方で米国司法省のリソースを使うつもりはない」としていた。
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LAの医療大麻の混乱―いったい誰の責任か?
900店舗以上の非合法医療大麻店がLA内で開業していることは現実であるが、誰もしかるべきところに責任を負わせてはいない。
現実にLAの法律を制定しうる15人の市議会議員が、LA州内にそういった非合法ショップを営業できるよう許可し、票決したことは事実である。また、「困難」として知られている大きな抜け道を持ちながら暫定管理条例(ICO)を票決し、LA内の違法大麻ショップの激増を許していることも事実である。
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ギャラップ世論調査にて大麻「再」合法化への支持率が過去最高値を記録する
2009 年10月19日 NORML支援活動担当ルース・ベルヴィル
2009年度ギャラップ世論調査によると、西部のリベラルな民主党支持者らの殆どが合法化を支持しているとの事だ。どうか驚いたふりをしてみて欲しい。
ニュージャージー州プリンストン ― 10月のギャラップ世論調査では、アメリカ人の44%が大麻合法化に賛成しており、54%が反対している。1970年代後半から1990年代にかけてのアメリカの国民世論では、合法化への賛成率は25%程度に固定されていたが、2000年には31%にまで上昇し、この10年の間には上がる一方である。
今日において大麻の非犯罪化を最も強く支持するのは、自ら認めるリベラル(自由主義)派であり、その内の78%が支持している。対照的に保守主義者らの72%は反対している。大麻の使用が合法であるべきかどうかについての穏健派の意見は割れているが、それでも少し傾いている(51%に対して46%)。★ ランキングとツイートにご協力ください ★
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知性の防衛においてワシントンポストのコラムニストは愚かに見える
2009年10月22日 NORML常任理事アレン・ピエール
「医療大麻は我々の知性への侮辱である」と題された、コラムニスト、チャールズ・レーンの知的に怠慢で侮辱的なコラム(すなわち、レーン氏はエンジェル・ライヒの病状をあざけり、ありもしない嫌疑をかけてNORMLの調査を引用した)を掲載した後、どれだけ多くの投書がワシントンポストの編者に届いたかは想像に難くない。
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マリファナ:THCだけがマリファナの成分なのではない
ブルース・ミルケン(by Bruce Mirken)
メディアや人々が、THCをマリファナが有する唯一の「活性成分」として言及する傾向にあることには戸惑いを覚えている。TCHは間違いなく「ハイ」になる成分なのであるが、他の植物には含まれないカンナビノイドとばれる、約80種類の特有な複合物質のひとつなのである。これらの複合物質の多くは、医療への応用など潜在的な有用性を持つという点で興味深いものであり、精神に対する副作用もない。
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世界で25人に1人が大麻を使用しているとの調査結果
チャーリー・テイラー (情報源: Irish Times)
2009年10月19日
雑誌 "ランセット" に掲載された報告によると、健康への悪影響があるにもかかわらず世界中の25人に1人が大麻を使用している事が判った。
その報告では国連の薬物犯罪対策部による統計を利用しているのだが、それによると大麻は世界中で最も広く栽培され、使用されているドラッグであり続けている事が明らかになっている。
2006年には世界中で1億6600万人の16歳から64歳までの成人が少なくとも週に一度は大麻を使用している事を認めており、その人数は世界人口の3.9パーセントに等しい。
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医療大麻:私が9歳の息子に大麻を与える理由
2009年10月12日アレン・ピエール(Allen St. Pierre)NORML事務局長
医療大麻が9歳の自閉症の息子をどのように救うのか、最近話題になった‘スティレット・ストーナーズ‘で、マリー・ミョンク・リーの勇気ある啓発的な報告のパート2が書かれている。
パート1に関してはここを読んでほしい。
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ニューズウィークマガジン、PBSニュースアワー、FOXビジネスニュース、各社が大麻合法化の主流化を取り上げる
2009年10月16日 NORML支援コーディネーター ラス・ベルビル(Russ Belville)
今週、ニューズウィークマガジン、Jim Lehrer出演のPBSニュースアワー、FOXビジネスニュースの通常お堅い3つの主要メディアが、アメリカにおいて不可避な大麻の再合法化について議論するために、カリフォルニア州と全国で高まる運動について検証した。[最新情報:FOXビジネスチャンネル(FOXニュースではない)が「High Noon」という名のシリーズを月曜正午(東部標準時)又は午後9時(太平洋標準時)から放送するようだ]
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バーニー・フランクは全国的な医療大麻法が数年以内に通ると考えている
2つの重要な大麻政策改革法案(H.R. 2835とH.R. 2943)を起草した連邦議会議員バーニー・フランクは今日、reddit.comのウェブサイトで、大麻政策改革の方向性について質問に応じた。
彼の取り組む運動がどこに向っているか、下のビデオを見てほしい。
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