麻薬対策課情報係長藤原氏との対話
昨日、18時直前、麻薬対策課の藤原さんから電話がありました。多忙モードに突入してしまったので簡単に報告します(私もこればかりやっているのではない。が、麻薬対策課は仕事でやっているのに、課長以下その自覚と認識が足りない)。
1.訳注をあたかも原文にある文章のように改竄し、ただでさえ出典も分らない情報をさらに歪曲し、それを指摘したら更に改竄の手を加えた件。
【回答】
確かに不適切なので、来週月曜日に(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターにカッコ内全て削除の指示を出す。「それは必ずやります」とのこと。
但し、その後、実際に修正されるまでの作業はセンターが担当するので、麻薬対策課としては修正日の約束はできない。
・THC補足
麻薬対策課はこれまで何度もウソをついているので信用できない。月曜日に当方からもセンターに指示を確認し、修正までの所要日数を確認させて頂く。
2.全体的な見直しの必要を認めた大麻情報の記述変更をスケジュール化する件.
【回答】
大麻の研究について、どのような新しい情報が出ているのか分らないし、現在公開している情報が全て間違っているというわけでもない。スケジュール化は難しい。
・THC補足
大麻の最新の研究について勉強していないのは麻薬対策課の怠慢である。大麻について知らず、何を取り締っているのか自覚もないまま、誰にも危害や被害どころか迷惑すらかけていない多くの人を逮捕し、刑務所にぶち込み、その家族たちの暮らしをぶち壊していることを自覚されよ。
大麻について近年の研究などを知らないとのこと。秋篠氏とも話したことだが、権威ある機関が行った多数の研究報告などを当サイトで教えてあげるので、必読されよ。
3.大麻に関するページの閉鎖について
【回答】
全部の記述が間違っているわけではないので閉鎖は考えていない。
以上、簡略ながら回答の内容です。
藤原さんはもう少しマトモな対応をしてくれるのかと思っていたら、これまでの秋篠氏と当方とのやりとりを把握しておらず、のらりくらりと言を左右し、こちらに言質を与えないようにしながら話をうやむやにしようとする巧みな話術はさすがベテランです。取り調べをしている気分になりました。
「センターの糸井さんも、秋篠さんも課内の会議のうえで見直しの必要があると認めた内容について、どのように具体的に見直しを進めるのか明確にして下さいとお願いしてるんですよ」
「見直しといっても、全部が全部間違っているというわけではないと私は思うんですよ」
「だから、間違っていないのなら、せめて出典を示して下さいよ、根拠はあるんですか?」
「いや、まあ、確かに根拠があるのかと言われたら、ないと思うんですよ」
「根拠もないのに、どうして間違っていないと言えるんですか?」
「他にも研究はあるわけですし」
「だったら、その、他の研究というのを出したらいいじゃないですか、なぜ根拠もない情報をわざわざ出しているんです?」
「ホームページのほうには特に出典とか、書いてないと思うんですよ」
「・・・・・・は?」
「出典が書いてないわけですから、別に書き変えても改竄とは言えないと思うんですよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あのさあ、あのね、Fさん、元の論文の出典も示さずに勝手に書き換えることを改竄というんですよ。その辺に薬剤師の免許持ってる人、論文を読んだり書いたりしたことのある人、いませんか?改竄ってなーにって聞いてみて下さい」
「それは立場も違うでしょうし」
「改竄か改竄ではないか、立場の問題ではないでしょう?」
「書いてあることが全部間違いだとは私は思わないんですよ」
「藤原さんがどう思うかを聞いているんじゃないんです。話を一番初めまで戻さないといけないことになっちゃうけど、それが藤原さんの目的かもしれないけど、そもそも、根拠はコピーだけが残っている英語の論文だって秋篠さんは言ってたんですよ。それを訳して掲載したものだと。それはセンターの糸井さんもそう言ってるんです。でもその論文とやらの出典は分らないと。でね、その論文が根拠だって言っておいて、翻訳したものに訳者の感想を紛れ込ませて。読本の通り、訳注と明記してあればいいですよ。でも、訳者の個人的な感想をそれと明記もせず、むしろそれを誤魔化すように書き換えることを、改竄というんですよ。それなら、ホームページの記述も訳注とキチンと書いて下さい。そしたら質問を変えますよ。これを訳した人はどこの誰で、いつ、どこで、どんなセットとセッティングで吸ったら蓬みたいでクサイと感じたのか、マトリのくせに日本国内で吸ったからバッドになっただけではないのですかって。記述の全部が間違っているのではないと言うなら、その間違っていない箇所がどこだか示して根拠も示して下さいよ。せめて、出典が分れば、その内容がどうあれ、閉鎖しろとは言いませんよ。出典も分らないようなデータは出さないでくれって言ってるんです」
「まあ、根拠はないんでしょうね」
「・・・・根拠はないんでしょうねって、ハハ、もう、なんか、やんなってきたな。Fさん、俺は取り調べをしてる気分ですよ。俺をマトリで雇ってくれませんか?みんな逃がしちゃうけどね」
「いやあ、ハハハ」
「藤原さん、ガサの時は俺のこと怒鳴りつけて威勢良かったけど、同じようにテキパキ仕事してくれなきゃ」
18時直前から、ほぼ1時間話しました。これまでの流れを把握もしておらず、最初から全てを説明させられるハメになりました。論点も理解しておらず、こちらに喋らせるだけ喋らせておいて、消耗するのを待っているのだか、そのうち電話を切るとでも思っているのだか、こちらの問いかけにも言い逃れて誤魔化そうとするので難儀しました。さすが年季の入ったマトリは違います。
大麻情報にしても、最近の研究についてはよく知らないと言いながら山本論文など持ち出してくるし、あまりにいい加減な対応に腹が立ち、マトリの親方さまを怒鳴りつけてしまいました。
「あんたに逮捕されて刑務所にぶち込まれた桂川さんの控訴審で山本論文が反証されたのも知らないのか?あんなものが論文といえるか。ネズミだかラットだか、とんでもない量のTHCを投与したらおかしくなったとか、アホか、おかしいのはそいつのアタマだろう。御用学者の研究ばかり持ち出さないで少しはマトモに知ろうとしろよ、これはあんたたちが税金使ってやってる仕事だぜ、人の人生ぶち壊して、税金で飯を食ってる意味を少しは考えろ!」
失礼なことを言ったとは微塵も思わない。本当のことを言っただけだ。
「藤原さん、のらりくらりと、どういうつもりだか。課長に代わってもらうことにしますか?どうしても電話を代わらないというなら、会いに行きますよ。行くと言ったら行きますよ。会うと言ったら会いますよ。会わないと言っても必ず会いますよ。お宅の課長は何様だい?殿様?キング?欧米か?実は高貴なお方なの?税金で飯食ってる役人だろ?藤原さん、こっちはあんた達にパクられて大事な人間を何人も刑務所にぶち込まれて、自分は執行猶予だったからハイおしまいって、そいういうわけにはいかねんだ。胆キめて、人生賭けてやってんだ。あまりナメた対応してもらうと困りますよ」
麻薬対策課では、最新の大麻研究の情報など、収集も把握もしていないようです。
公的に発信している情報の管理方法も決まっていないのです。デタラメもいいところ。
秋篠氏の話とは辻褄の合わないことをFさんは平気で言うし。
秋篠さんよ、これまでの経緯をFさんに伝えてないのか?
藤原さんは「おおまかには聞きましたが」と言っていたが、要点が落ちている。
課長さん、こんなことで当方が納得するとお考えか?
ひとまず、カッコ内の記述は全部削除。それと、秋篠さんとの話で出た、当方から資料を当サイト上で提示する件、藤原さんにもちゃんと読んでくれるよう伝えた。
月曜か火曜に、藤原氏からセンターにちゃんと指示が出たか、その処理はいつになるのか、確認したいと思う。画像のサイズ指定ミスも放置してあるようだが、何か深い意図でもあるのかついでに聞いてみる。その後のことについては、また。
桂川さんは、裁判闘争中に寄せた原稿で次のように指摘した。
「人の為にならない役人はもう要らない」
官僚的体質と聞いて連想するのは「前例踏襲」「横並び」「責任回避」「権威主義」などだが、そうした悪弊を内部から批判できない「自由にものを言えない風通しの悪さ」が真の官僚的体質だと私は思う。日本のお役所では、黙して強い者に従って、決められた通りにやっている限り給料が貰えて生活ができる。そんな環境に居れば誰もが強いていらぬ波風を起こそうとはしないのだ。
(中略)
何も知らない人からすれば、こんな役人達でも社会正義のために麻薬撲滅のために一生懸命働いている公務員ということになるだろうか。これが戦後愚民化教育の成果であり、精神の荒廃、堕落ではないだろうか。
(中略)
大麻自由化は役人と民衆の力関係で決まる。人間は平等ではなく上下差別があり、何も生み出さない役人は一般国民より下である。だから私はこれからも威張った役人達の批判を続ける。
桂川さんの指摘は的を射抜いていると私は強く実感している。
by 厚労省次期5か年戦略について【情報係長電話取材】 » 検証:「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ大麻情報
[...] Posted by しら on 2008年8月29日 under 厚労省と天下り法人への取材録 | Be the First to Comment 27日に聞けなかった話について、28日に厚労省に電話取材しました。対応して頂いたのは監視指導・麻薬対策課の情報係長でした。以前、ダメゼッタイホームページの内容について、英語原文に書かれていない、麻薬対策課担当者の感想、大麻は「クサイと感じる人もいます」という記述について抗議した際、「出典を示していないのだから書き換えても改竄ではない」と説明した藤原氏ではありませんでした。 [...]
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