厚労省への異議申立書
平成19年1月16日
異 議 申 立 書
厚生労働大臣 柳澤伯夫殿
長●県北●曇郡●●●
白坂和彦
平成19年1月11日付けの行政文書開示決定通知書(開第2911号)に不服があるので、行政不服審査法の規定により、下記の通り申し立てます。
・対象となる処分/行政文書開示決定処分
・処分を知った日/平成19年1月13日
・処分等の教示の有無/行政文書開示決定通知書に説明がありました。
・趣旨・理由
厚生労働省の委託で運営されている財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターのウェブサイト、「ダメ。ゼッタイ。」ホームページに記載されている大麻に関する情報の根拠を示す文書を開示するよう、私は本請求で求めました。
同サイトに掲載されている大麻情報は、世界各地で研究報告されている大麻の科学的な分析と著しく異なるため、私は昨年6月来、同センター糸井専務理事と、厚労省の担当部局である麻薬対策課の秋篠氏、藤原情報係長に対し、記述の根拠・出典を明らかにするよう、また、情報を見直すよう求めてきました。
同センター糸井専務理事も、藤原情報係長も、「根拠はない」とお答えでしたが、何か見つかったようで幸いです。
糸井専務理事や麻薬対策課秋篠氏とのお話で分ったことは、「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの大麻に関する記述の殆どは、14年以上前に米国から輸入していた薬物標本の説明書を翻訳したものだということでした。
その説明書は、冊子「薬物乱用防止教育指導者読本」としてまとめられ、同センターで販売されていました。「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの大麻情報は、ほぼ、この冊子を丸ごと転載したものです。
ほぼ、と言いますのは、一部、読本には翻訳者の但し書きと明記されているものが、ウェブではあたかも原文に書いてあるかのような意図的な改竄が行われているからです。この点についても、私は麻薬対策課に修正を求めましたが、麻薬対策課秋篠氏は、更なる改竄で対応し、藤原係長は昨年10月21日に修正を約束しましたが、放置されたままです。
この「薬物乱用防止教育指導者読本」こそが、「ダメ。ゼッタイ。」ホームページに記載されている大麻情報の根拠・出典であり、その原文である英語版のコピーを所有していると、麻薬対策課の秋篠氏は昨年6月29日、私の問い合わせに回答しています。
今回の行政文書開示決定通知書には、「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの直接の転載元である、この英語の原文が入っていません。そこで以下2点を申し立てます。
1.「薬物乱用防止教育指導者読本」の原文である英語版の開示を求めます。
2.なぜ今回の決定通知書に原文が入っていないのか、説明を求めます。
以上、よろしくお願いいたします。
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