約束が守られなければ厚労省とダメセンターを訴えます
昨日、厚労省宛ての異議申立書と、開示文書のCDによる受領手続書類を郵送しました。開示文書については約1週間程度の時間がかかるとのことです。異議申立書の扱いがどうなるのか先日の電話で聞き忘れたので、確認して報告します。
今回の行政文書開示請求の回答はとても興味深いと思います。
異議申立をしたように、なぜ「薬物乱用防止教育指導者読本」のネタでもある米国製薬物標本の英語原文がないのか。「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの大麻情報は、ほとんど丸ごとこの冊子の転載なのに。これはいくらなんでもマズイと思ったのでしょうか。
これまで、糸井専務理事も、麻薬対策課の藤原情報係長も、秋篠氏も、ダメゼッタイ大麻情報に「根拠はない」と回答してきました。今回の開示文書にネタ元の薬物標本の原文が入っていないのは、つまり、これが大麻有害情報の根拠ではありえないことを認めているということでしょうか。ではなぜダメゼッタイ大麻情報を放置しているのでしょうか。
回答に示されている文書は、厚労省が持っているダメゼッタイ的な大麻情報を掻き集め、御用学者による提灯データだけでは見劣りするからか、WHOのレポートらしき文書もオマケでリストした。そんな印象です。
現物を見ないと断定はできませんが、「Cannabis : a health perspective and research agenda」は、当サイトでも野中氏による翻訳を掲載させて頂いているWHOの報告書ではないかと思われます。そうだとすると、「検証:ダメ。ゼッタイ。ホームページ」にも一部掲載したように、このWHOレポートと矛盾する記述がダメゼッタイ大麻情報には散見されます。突っつきどころ満載。
それと、今回の件で分ったのは、厚労省が持っている大麻情報はやはりこの程度だということです。御用学者の提灯論文は、大麻有害論の根拠として、これまでの裁判でも検察から提出されたことがありますが、海外の研究報告と比較することで内容を検証できるでしょう。
いずれにしても、「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの大麻情報が、「薬物乱用防止教育指導者読本」の改竄付き丸写しで、情報が古く、出典も不明であることに全く変わりはありません。
糸井専務理事は、新年度に予算を付けて全面的に見直すと明言しましたが、もし約束が守られないようであれば、ダメセン大麻情報の全面的な見直しを求め、裁判を起こそうと考えています。糸井専務理事と村上麻薬対策課課長には、ダメゼッタイ大麻情報について、法廷で証言して頂きたいと思います。
大麻で逮捕されない日本を実現するための取り組みに、ぜひご協力をお願いします。
厚労省データに反論を加えるための書き起こし作業、海外文献の翻訳など、手伝って頂ける方はメールでご連絡下さい。カンパも大歓迎。せめて人気ブログランキングのクリックを、よろしくお願いいたします。
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