宝島　5月号　【今週のマスコミ良かった大賞】
証言、依存症という快楽と悪夢

依存症というのが言われるようになったのは近年なんですね。最初に、アルコール依存症が言われたのは1977年だって。以外に新しいものなんだね。
で、どんな状態かっていうと「わかっちゃいるけど、やめられない。」っていう状態だそうです。

まあ、これ読むと、何でも依存症になりえてしまうと思うわけで、例えば、週に3回くらい映画に行ってる人は映画依存症とか、毎日楽しみでサッカーのTV観戦してる人は、サッカー依存症とかね。
で、やはりその中でも肉体的、精神的に害が出てくるような物を依存症として取り上げてるんじゃないでしょうか。
ここでいうと、ドラッグ（この特集では覚せい剤ね）依存症、アルコール依存症、ネット依存症、セックス依存症。リストカット依存症なんてのもあったけど。こういうのは、やっぱ深刻に感じました。

そこへいくと、大麻なんだけどね、この特集でも全６ページの中で１ページの３分の１くらいの小さいスペースで、大麻について書いてありまして、唯一問題ないと思えました。「コーヒーショップで大麻を一服」の作者、久保象さんが答えてるんだけど、「服用してるときは、現状に満足でき、自信を確認できた。」なんてね。
「僕は、健康オタクで、ドラッグの中でも一番安全な大麻を選んだ。服用してた過去を振り返って、肉体的にも、精神的にも依存症なかった。」とのこと。

まあ、もし解禁になったりしたら、中には毎日吸い倒すような人もでるかもしれませんよ。ただ、肉体的にはアルコールのように死ぬことはないだろうし、その人自身、酒でも同じだろうけど、充分な社会的制裁を受けるでしょう。なので、解禁になって、この問題で深刻な事態はほとんどないと思ってます。

あの、この大麻の項のね、サブタイトルが良かったですよ。「摘発者続出。だけど本当に毒か？」
ねえ、現状に疑問投げかけてます。ちょっと時代が変わってきてます。日本のね。感じられます？
大麻って本当に悪いの？これは先端を行く？マスコミの意見、それとも今の社会を反映してる思い？

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