NHKの『１０ｍｉｎ．ボックス（生活指導）「大麻の怖さ知っていますか？」』がYouTubeにアップされている。

麻枝さんのブログで紹介されていたので知った。NHKのサイトにある「番組詳細」では、次のように内容が案内されている。

中学・高校の「特別活動」での利用を想定した番組です。激変する社会の動きの中、生徒たちが日々の生活の中で直面するさまざまな問題についてコンパクトに紹介します。

この番組で大麻の有害性を語っている国立精神・神経センターの和田清氏は、著書「依存性薬物と乱用・依存・中毒」で大麻にも言及しているそうだ。麻枝さんが該当ページの画像を紹介し、次のように要約している。

和田清先生の「依存性薬物と乱用・依存・中毒」という本では、大麻について４ページしか触れられていない。しかも「大麻の慢性使用が慢性的精神障害を引き起こすかどうかは、未だに結論づけられていない」「また、男性ではテストステロンの産生を抑制するという報告がある反面、そのようなことは起こらないという報告もあり、未だに定説とまでは至っていない」などと書いてある。

大麻に限らず、中学生や高校生に薬物の危険性を教育すること自体は有意義だと思うが、正しい知識でなければ、教える側の信頼や信用を失うことになるだけだろう。それは却って薬物問題に混乱をもたらすだけで、それこそ有害なのである。
この番組については、関係各位とも協議のうえ、何らかの対応を取りたい。

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