第52会期国連麻薬委員会に日本政府が提出して採択された決議、「不正目的のための大麻種子の使用に関するあらゆる側面の探求(Exploration of all aspects related to the use of cannabis seeds for illicit purposes)」について、全文を日本語で公開するよう外務省の国際組織犯罪室と政務三役に要望書を送付したが、その対応について、国際組織犯罪室のご担当に確認した。この件は日本語への「翻訳はしないことになりました」とのこと。
国連を構成する組織には、さまざまな決議が出され採択されるが、日本が提出したものについても、その全てを日本語に訳しているわけではないとの説明だった。ご担当は、そもそもこの決議文は日本語原文が存在しないので、情報公開請求をされても不開示として対応せざるを得ないと言う。私は情報公開請求の話など何もしていないのに。ご担当は、ありがたいことに、当方のサイトを見て下さっているとのことなので、厚労省への度重なる情報公開請求や、内閣府情報公開・個人情報保護審査会への訴えで当方が完全に勝利したことなどもご存知で、そのような面倒なことをされたくない、巻き込まれたくない、と、お思いになったのですか?
政務三役にもこの決議文を日本語で公開するよう要望書を送ったが、あまり深追いするような話でもないので、どう対応して頂いたのか確認は今のところしていない。
この決議文は、厚労省監視指導・麻薬対策課の安田課長補佐が英語で起案したもので、そもそも日本語の原文というのは存在しない。以前、安田氏にも日本語で公開してほしいとお願いしたが、英語の文章を日本語にすると、微妙なニュアンスの表現が、と、あーた、どこの国のお役人なのよ、と、ちと思ったが。
仕方がないので、国際的な薬物政策に詳しいTHCスタッフのTakuさんに翻訳をお願いしてある。入稿して頂き次第、掲載します。
外務省のサイトには、以前はなかった「第52会期麻薬委員会ハイレベル・セグメントにおいて採択された政治宣言(仮訳)」が日本語で掲載されている。ご担当によると、政治宣言については国民のみなさんにお知らせしようということで、仮訳として出すことにしたのだそうだ。
日本政府が提出した決議についても、日本語での情報公開が必要だと主張する私に、ご担当は、なんだか、どういうわけだか、口調も対応も穏やかではあったが、「公務員も税金を払っている」とか、「私はあまり控除はない」とか、「私も仕事とは別にNGOに関わっている」とか、???といった感じの、弁解めいた、プライベートな話をした。私は別に、公務員は税金を払ってないとか、あなたの控除は多すぎるとか、言ってもいないし、声を荒げたわけでもないし、どちらかというと談笑に近い雰囲気だったと思うのだが。面白いので録音を公開しようか?でも、きっと、これ、公開されるとヤだろうな。有料エリアに公開しようか?
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- 第52会期国連麻薬委員会に日本政府が提出した決議の日本語文書公表を外務省に要望 (2009-10-12)
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- 第51会期麻薬委員会について外務省に電話取材(1) (2008-02-19)
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