医療大麻を求める患者の声(3) カウザルギーと向き合う日々
by はるく
カウザルギーという傷病名が確定診断となる前に、何故酷い疼痛が続くのか判らず、早く治りたい一心で、東京、名古屋等のスポーツ医学等で著名な医療機関へセカンドオピニオン、サードオピニオンと数多く自費受診し、検査を受けました。右下肢の尋常ではない疼痛、及び、頚椎椎間板ヘルニアに関してセカンドオピニオンを受けたのですが、右下肢に関してカウザルギーと仰る医師はいらっしゃらず、原因不明のままでした。また、頸椎の椎間板ヘルニアに関しては、早急な手術を必要とするとの診断でした。
カウザルギーとはそれほど医師にすら知られていない病で、整形外科、麻酔科の専門医でなければ病名すら知らない医師の方が多いのです。
確定診断がなされるまでの間に、最初に遭遇した問題が人との関わりです。今までと同じような行動をしようとするならば、その多くを一人では出来なかったり、他人に理解を求めないとどうにもならない現実に遭遇しました。
多くの人は言いました。
・貴方はどこが悪いの?
・本当は歩けるんじゃないの?
・気のせいじゃない?
・詐病じゃないの?
・身体が悪い事に甘えてるんじゃないの?
・精神的なものでしょ?...等々
人と接する処には、必ず言葉があります。数え上げたらきりがありませんが、心無い言葉や場面に何度遭遇したか知れません。個人的に障害を盾にするような言動はしていないつもりですが、中傷的な場面にさらされる事が少なくないのが現実です。
例えば、後遺障害を持つ現在の不自由な身体で何か作業をするとしましょう。やる気はあっても体が自由に動きません。何かをする為に移動する時には、必ず杖を使っているか、車椅子です。常に手は塞がってしまっているのです。そこで周囲に頭を下げて、助力を請うのですが、時に、人によっては言葉を交わす以前に冷ややかな目で見る事も多く感じます。もしかすると、それは自分の先入観かもしれません。しかし、そんな気持ちに置かれる自分自身が存在し、その冷ややかさが社会の現実だという事から目を逸らす事ができないのです。将来的に医学が進歩し、今の状態より寛解する希望を持ち続けながらも、必死になり「我慢する」生活を強いられており、現在もひたすら我慢を強いられています。
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