ニュージーランドで昨年の大晦日に大麻所持で逮捕されたsamurai seedsさんのレポート続編です。大晦日に捕まったものの、翌日の元旦には保釈金などもなく釈放され、今は裁判が継続しています。
第2回目公判
2010年1月28日 9:00AM オークランド地方裁判所。
今回はこの公判よりも一日前に起こった事をお話しようと思います。
2回目公判を明日に控えた夕方でした。
被告人の1人が
「明日の事で弁護士に会って来た。今夜会って話したい」
とのメールが来たので彼に会いに行きました。
いつもと違い真剣な面持ちで僕に尋ね始めました。
「弁護士が言うにこの裁判を明日で終わらす良い方法があるそうだが外国人(日本人)であるお前にしかできない。もちろん無理にとはいわないが・・・」
彼は続けます・・
「4人でたった9gの大麻とガラスボングなら1人が罪を認めれば即日判決で数時間のコミュニティ・サービスで終わるらしい。そこで4人の内、唯一 前科の無いお前のモノと言えば早期解決できるがどうだ?」
僕は聞きました。
「もし、断れば?」
「あと数回は裁判所に行く事になり、もしかしたら有罪になる・・・が警察は俺らのモノと証明できないから恐らく起訴却下になるだろう。」
僕はしばらく考えましたがせっかくなので被告人のままNZに残ってまるで他人事のように裁判の進行を皆さんにお伝えできればと思いました。
そして裁判当日
前回同様。
4人が法廷に入ると裁判官が起訴内容を読み上げ1人づつ尋ねられました。
「今の内容を認め罪を感じますか?」
4人全員
「再度、無罪を主張します(No gilty)」
その後、国選弁護士により次回の公判日が申請され出た第3回目の日時は2010年3月8日でした。
[※THC編集部注]写真は大麻合法化を求めて活動するDaktoryの事務所内で栽培されている大麻だそうです。ニュージーランドは英語圏のなかでは大麻規制が厳しいそうですが、カナバスを運行して大麻を吸っているところがテレビニュースで流れたり、「厳しい」とは言っても日本のような異常な弾圧ではないようです。この辺の事情については、後日samurai seedsさんへのメールインタビューとしてお伝えします。
(この項つづく)
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