昨年の大晦日、ニュージーランドで大麻所持で逮捕されたsamurai seedsさんのレポート第4回。裁判継続中です。(写真はオークランド地方裁判所・著者撮影)
第3回目公判/2010年3月8日
もう慣れたものだ。海外での裁判ももう3回目。
ココは日本とは違い保釈中に家宅捜索が来る事もないし電話が傍受される事もない。
そろそろ逮捕から半年経って考えてみるとNZと日本の大麻事情の根本的な原因が見えてきた。
・・・多分、警察は僕らを逮捕したくなかった。
10gの大麻所持で罪を認めれば$300(約18.000円)の罰金か数時間の社会福祉活動で終わる。こっちは禁止されている植物よりも合法に発売・消費されているアルコールという液体をドラッグとして重視している。
NZではアルコール中毒がとても深刻な問題で特に未成年や失業者の飲酒での検挙率が増加している。税金も相当使われるらしい。
よって市民目線では大麻喫煙者はアル中よりも無害という認識が確率されています。更にヘンプ産業が小さいですがありますので禁止されてはいますが安全なソフトドラッグという位置付けなので警察官が例え誰かを逮捕してもお手柄では無いのです。
むしろ書類やら裁判への証人としての出廷など面倒臭い事だらけなのです。特にワイへケ島という小さな島の警察官ですからまったく興味はないでしょう。
以上の事がとても大きく作用していてNZでの大麻取締法はほぼあって無いようなものです。
・・・が未だに違法職質や大麻栽培での逮捕が減らないのでダクタ・グリーン氏をはじめ皆で活動をしています。
さて裁判の話ですが今回の出廷目的は裁判官よりヒアリングです。逮捕時の出来事を質問されそれに対して答えます。その後、審判され判決の参考になります。
いつも通り法廷に入り弁護士の話を聞いていました。彼は4人のうちの1人についてる無料の弁護士です。NZでは財産や現金がない人には無料で弁護士が付きます。国が費用を負担します。
その弁護士がなにやら裁判官に要求していました。
弁護士「 18 オブ ジューン」
裁判官「OK 18 オブ ジューン 8am」
どうやら今回のヒアリングそのものを延長したいとの要求でした。延長期間は100日でそれまでまた無料保釈。6月18日の4回目公判まで・・・
※ダクトリーについて
The DaktoryはオークランドにあるNZで最初の会員制カンナビス・クラブです。
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Auckland New Zealand
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