SPA 9/15号 ニュースコンビニエンス
ベンジャミン・フルフォード
3位 中南米で広がる「少量麻薬所持合法化」
8月アルゼンチンの最高裁で大麻の少量個人所持が認められる判決が出た。その少し前メキシコで大麻やコカインなどの麻薬の少量個人所持を認める法律が成立している。同様の動きはブラジル、エクアドルにもみられる。
メキシコの政策は、限られた予算や要員を個人の少量所持の取り締まりから、大規模犯罪組織の摘発へと向けようという合理的なもので、前々から言われていたがアメリカの締め付けで実現していなかったもの。これもオバマ効果だろうか。
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ラスムッセン調査: 過半数のアメリカ人が大麻はアルコールよりも安全だと考えている
アシュベリー・パーク, ニュージャージー: ラスムッセン・レポートが行った全米1,000 人の有権者に対する電話世論調査によると、半分を僅かに越えるアメリカの成人が、アルコールは大麻よりも危険であると考えている事が判った。
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高血圧症はアメリカ成人の4人に1人が苦しんでいると言われている疾患で、心臓や血管に負担がかかることで、脳卒中や心臓病のリスクが非常に高くなる。
次々に出てくる研究で、エンドカナビノイド・システムが血圧を調整する役割を担っていることが明らかになってきているが、その詳細なメカニズムについてはまだよく分かっていない[1]。
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ヒト免疫不全ウイルスは、人間の免疫システムにある細胞に侵入するレトロウイルス (遺伝情報としてRNAを持つウイルス)で、感染症に非常に被患しやすくなる。WHOによれば、アメリカでは、50万人以上の人がHIV/エイズで死亡しているほか、100万人以上がこの病気とともに生きている。
調査データのよれば、HIV/エイズの北アメリカ人の3人に一人は、病気の症状と各種抗レトロウイルス医薬品の副作用の治療に大麻を使っていることが示されている[1-4]。また、最近発表された研究の一つでは、60%以上のHIV/エイズ患者が自ら医療大麻ユーザーであることを認めていると報告している[5]。
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NORML SHOW LIVE: Marijuana Nation が今週土曜に始まる。
毎週放送の NORML の新たなトーク・ラジオ番組に視聴者参加を。
ワシントンDC: 今週土曜、9月5日から NORMLの新しいライブトーク・ラジオ番組、NORML SHOW LIVE: Marijuana Nation が開始される。
このストリーミングラジオは毎週の東部標準時で午後9時から11時までhttp://live.norml.orgにて放送される。NORML援助活動担当のルース・ベルヴィル(NORML's Daily Audio Stash のプロデューサー)が2時間の番組の司会を務める。この番組はカナビス関連のニュースとその解説について特集する
他、ゲスト出演や視聴者からの電話も受け付ける。
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C型肝炎は、肝臓にウイルスが感染して起こる疾患で、アメリカでは400万人が苦しんでいると言われている。慢性型のC型肝炎の典型的な症状には、疲労、うつ、関節痛、肝臓障害などがあり、肝硬変や肝臓ガンになることもある。
以前から、C型肝炎と診断された患者たちからは、大麻を使うと病状の緩和や抗ウイルス療法に伴う吐き気を抑えられるという証言が多く寄せられてきていたが[1-2]、最近になって、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の研究チームは、大麻を使っている患者のほうが、吐き気などの副作用を伴うインターフェロン治療(通常6ヶ月以上)を最後まで耐えてやり抜く率が高いことを見出しているが[3]、現在までのところ、この疾患に直接カナビノイドを使った臨床報告は見当たらない。
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神経膠腫症(グリオーマ)は脳にできるガンの中でも特に攻撃的な悪性腫瘍で、多くは診断後1~2年で死に至る。この腫瘍を治療する方法は現在知られておらず、対処療法で僅かに苦痛を取り除く程度しかできない。
最新の科学文献を検索すると、特に神経膠腫細胞株に対してカナビノイドが抗腫瘍効果を示したとする論文としては、多数の臨床前研究と、特にグリオーマ細胞株に対するカナビノイドの抗悪性腫瘍薬としての働きについて調べた臨床予備研究が一件見つかる。
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ブエノスアイレス、アルゼンチン: 少量の大麻を所持していた成人を投獄する事は違憲である。今週アルゼンチン最高裁はこのように判決した。
最高裁が満場一致で議決した内容は、大麻の所持は個人的な行動であり、他者にとっての「明らかな危険」とは見做されないとの事であった。
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消化器疾患には、過敏性腸症候群のような腸機能疾患および、クローン病や大腸炎のような炎症性腸疾患があり、アメリカでは特に女性の5人に一人以上が苦しんでいる。一部の消化器疾患は食事療法と薬剤の処方でコントロールできるが、それを除くと今までの治療法ではあまり効果が得られない。しばしば見られる症状とすれば、さしこみ、腹痛、大腸や小腸の内部炎症、慢性の下痢、直腸出血、体重の減少、などがある。
現在までのところ、消化器疾患に大麻を使った治療を支持する科学文献としては、患者の証言[1,2] や いくつかのケース・スタディ[3,4] はあるが、この分野での臨床研究とすれば、経口THCの大腸運動への効果を調べた2007年の研究だけしかない[5]。
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