カリフォルニア州のガンジャ産業は隆盛を極めているようで、その実態はいい加減な行政と、一部の投資家、そして多くの活動家のおかげで混乱している。ディスペンサリーなどで売られているガンジャも、卸値の安さが中々小売価格に反映されない。大麻のパッケージングや摂取方法も大きく変わってきているが、商品の装飾が豪華になるのは、いかなる新発展産業にも見られる傾向らしい。
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麻生しげる
カナダでは、大麻の自由化と大麻事犯の特赦を公約に掲げたトルドー氏が選挙で圧勝した。オーストラリアでも最近になって医療大麻が合法化された。そして本日、メキシコの最高裁判所が医療大麻は合憲であると判断した。アメリカ民主党の大統領候補のバーニー・サンダース氏は大麻を連邦レベルで非犯罪化する法案を上院議会に提出した。
そして日本は・・・
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麻生しげる
コロラド州、ワシントン州に続き、アラスカ州やオレゴン州でも娯楽用大麻が合法化された。どちらも住民発議による投票の結果である。アメリカの首都であるワシントンD.C.特別区でも同様の法が住民投票で可決されたものの、同法案は議会の猛反対にあって、悪戦苦闘しているらしい。いずれにしても、この現象は、アメリカの世論が大きく大麻合法化に傾いていることの証左に他ならない。
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麻生しげる
さて、アメリカの大麻事情である。今、エリック・ホルダー長官を頂点とする米国司法省(連邦府の管轄で最高責任はオバマ大統領に決定権がある)は医療大麻業界に尋常ならざる興味を抱き、あらゆる医療大麻の現場で弾圧を続けている。
とりわけ、コープ制度等で大量栽培しているグロワーや、大手ディスペンサリー、大掛かりなオペレーションに焦点を絞っているようだ。
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麻生しげる
来月の11月、2期目の当選を目指す民主党のバラク・オバマ大統領と、初当選を目指す共和党率いるミット・ロムニー氏が対決する。
この選挙、アメリカの1920年代の大恐慌以来の圧迫された経済問題(アメリカ経済の低迷、高失業率等)の解決に焦点が絞られている感があるものの、だからといって、膨大なる財産をもち、財界、企業社会にどっぷり浸かって来たロムニー氏がとりわけ優勢という訳でもない。
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そろそろ9月に入る。ようやくバッヅになりかけのヘアーがプラントのあちらこちらに見え隠れする。今年は天候不順により、開花に入るのが遅い方だ。収穫は11月頃になるかもしれない。例年は9月と11月、2回に分けて収穫するのが恒例となっていたが、今年は春が来なかった。長々とした冬から突然に夏になったのである。世界規模で天候がおかしい。そこで、去年のような大収穫は望めそうもなく、仕方なくグリーンハウスをこしらえた。それに私の土地は谷間になっており、時折物凄い風が吹く。トップのバッヅが折れたりしない様、細心の注意を払わなければならない。
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このあいだ、、医療大麻関係のサイトを閲覧していたら、「日本人観光客でもパスポートのみで医療大麻ライセンスが取得できる」というふれこみで、情報を発信している某サイトに行き着いた。結論からいうと、これは明らかに嘘だ。カリフォルニア州の医療大麻法案PROP215は、カリフォルニア州民にのみ当てはまり、カリフォルニア州の住民以外は医療大麻レコメンデーション(推薦書)の対象外となる。これは他州に住むアメリカ人も例外ではない。
同サイトではパスポートでも医療大麻免許を発行するという病院を名指しであげていたので、早速私はその病院に電話をして聞いてみた。電話に出た担当者によると、パスポートでの医療大麻免許の発行は一切行ってないとのことで、日本人がカリフォルニアに短期滞在してもマリファナ免許の交付はなされないことが判明した。メールでも同様の回答を得た。
カリフォルニア州の法律は単純明快である。まずは医療大麻を必要とする適用症状があり、カリフォルニアの医師の診断を受けた上で、カルフォルニアに引っ越すか、最低1ヶ月は滞在し、居住先を持った者のみがレコメンデーションを手に入れることが出来る。安易にこのサイトのガセネタを信じて、医療大麻を手に入れるためにカリフォルニアまで短期滞在のつもりで出かけると痛い目にあうのは明らかである。
カリフォルニア州では、医療大麻免許交付の際に、カリフォルニア州の身分証明書の提示を義務付けている。その身分証明書を手に入れる為には、自動車免許若しくは身分証明書を交付する機関(DMV)で多数の書類(日本人の場合、パスポート、国際免許、学生証、他州の身分証明書、電気代の支払い証明などなど)数点が必要になってくる。そのステップとあらかじめ医師に診断書を書いて貰う手順を踏まずに医療大麻免許が交付されることはまず考えられない。百歩譲って、同サイトの運営者(日本人)がカリフォルニア州の身分証明書の代わりに日本のパスポートで医療大麻のレコメンデーションを発行してもらったとしても、その人物はカリフォルニア州に実際に居住し、どこかの病院からの資料も持っていたのだろうと容易に推測できる。それに、身分証はディスペンサリーに入店する際にも必要だ。
更に付け加えれば、私独自の取材によると、サイト運営者の挙げた病院の名前はディスペンサリーのあいだではブラックリストに載っており、そこのレコメンデーションはとてもじゃないけれど普通のディスペンサリーでは通用しないという。これは私が個人的に付き合いのあるディスペンサリーから仕入れた情報である。ネットでも同様の情報を簡単に得た。
同サイト運営者は「ロスアンゼルスの空港からタクシーで10分のベニスビーチに行けばなんの書類もなしに医療大麻レコが手に入る」というが、そもそもベニスビーチ一帯の病院はすこぶる評判が悪く、つい最近も有名な医師が不法に大麻ライセンスを発行して逮捕された事件があったばかりである。又、ベニスビーチのレコメンデーションは他の場所では通用しないとも言われている。いずれにしても、カリフォルニアで合法的な医療大麻を体験するにはカリフォルニアに定住する他ないのである。
皆さん、くれぐれもこのような嘘の情報、サイト運営者の虚言を信じてはいけない。カリフォルニアといえど、そう簡単に医療大麻免許が手に入るわけではない。勿論、嗜好大麻はこの限りではない。ベニスビーチに行けば、アンダーグラウンドでマリファナを手に入れるのは容易いことである。これはカリフォルニア州全土に共通することで、因みに1オンス(約28.5グラム)以下の所持は非犯罪化されているので、所持量に気をつければ、安心してマリファナを満喫できるのも確かである。但し、モノの良し悪し、値段、カビの有無などは売人の良心に任せるほか無いのが現実である。
兎も角、「パスポートで医療大麻」は明らかに嘘なので、皆さんも騙されないように注意しましょう。
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麻生しげる(米国カリフォルニア州在住)
カリフォルニアのマリファナ・シーンは世界でも類をみない程に盛り上がっている。今や(薬用大麻ライセンスを持っていれば)自動販売機でマリファナが購入できるご時世である。その問題の薬用大麻ライセンスはいとも容易く手に入るのが実情だ。手続きは簡単、適用症状をまず医師に訴え、診断書を貰う。それからマリファナ専門医の所で推薦書を貰うのみである。適用症状には慢性の頭痛を含め、生理不順、もっとシリアスな病気だとがんや多発性硬化症や躁うつ病などといった様々な症状が当てはまる。それ程にマリファナの医療効果は絶大であるということが言えるだろう。
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by 麻生しげる
略歴:1971年サンフランシスコ生まれ.2000年医療大麻の免許取得.2003年オークランドへ転居しメディカル・マリファナ・グロワーとして生活.2010年PROP19のボランティアでディスペンサリーや大学キャンパスにて有権者登録を実施するなど大麻合法化運動に参加.職業は司法通訳.
「どのような結果が出ようとも、我々の勝利はもう決まった。世に議論を巻き起こしたのだから・・・」 - あるPROP19のボランティア
今回、審議にかけられたマリファナ新法の選挙では、カリフォルニア州民の生の声が反映されなかったように思うのは私だけか。
無残な結果に終わった選挙だが、恐らくはそうではあるまい、今回の開票結果がカリフォルニア住民の大麻擁護センチメントを反映しているとはとうてい思えない。マリファナ新法の為だけに投票所を訪れた人々の数は10人に1人にも満たなかったという。最初から最後まで盛り上がりに欠けたキャンペーンだった。
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