9月14日の厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課 課長補佐 安田尚之氏への取材内容に見る大麻の禁止政策の行き詰まりと新たな政策の必要性
(執筆:野中)
取材内容全文
http://asayake.jp/modules/report/index.php?page=article&storyid=1424
9月14日の厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課課長補佐 安田尚之氏への取材内容に見られる我が国の大麻規制のあり方に関する厚労省の回答は、実に奇妙で矛盾に満ちており、現在の我が国における大麻の禁止政策の行き詰まりを明示している。
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日本の薬物乱用問題はオランダより遙かに深刻である
日本の薬物乱用者というとどのくらいのものになるのだろう。覚醒剤については最大260万人という声がある。シンナーはデータになかなか出てこないが、覚醒剤の3分の1くらいだろうか?注意するべきは覚醒剤乱用者の最大半分くらいはシンナーの経験があるという事で、シンナーを卒業した者が併用することもあるということだ。
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大麻問題は「薬物乱用問題」なのか
大麻については既に述べたように、特に「身体に及ぼす害」が15年以上前からの不正確な情報をそのままに害を言っている。が、いくつかの重要な間違いが大麻取締法変革運動のサイトから指摘されている。
ダメセン(麻薬防止センター)のホームページで大麻という項目を開けば、『どんな形のものにせよ、大麻は心身に有害です。通常認められる身体症状の幾つかを挙げてみますと、心拍数を上昇させ、目を充血させ、口や喉の渇きを感じさせ、食欲を増進させるなどです。』という前置き自体が明白な間違いである。医療大麻についての最近の膨大な研究発表もさることながら、極めて恣意的で根拠のない断定である。
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●財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターとマスコミの薬物乱用問題への姿勢(特に大麻問題)
ここまで薬物乱用問題について述べてきたが、では厚労省下財団法人自称麻薬防止センター(以下薬物乱用絶対ダメセンター、即ちダメセン)ではどの様な見解と対策を持っているのだろうか。
ホームページを除いてみると、特に大麻と覚醒剤について声を大にして叫んでいる様子である。さらに大麻については、全く根拠のない事を言っているのだが、これについてはダメセンもとっくにその事実を知っており、そのこと自体が既に周知の事実だ。
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●市販薬・処方薬から薬物中毒になるという問題(副作用と依存性問題)
腰痛や持病の片頭痛があっても、現役世代の日本のサラリーマン等は我慢して市販の痛み止めを使う。しかし、痛み止めが効かない場合もある。又、同じ薬ではだんだんと効かなくなって、服用量が増えてしまう事もある。市販の痛み止めには必ず一日の総服用量の厳守が書かれているが、実際に働きながら我慢している人たちがまず希望するのは、早期の痛みからの回復だろう。
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NHK『なぜ市民が大麻を ~違法薬物ネットワークを追う~』を観ての感想を野中さんに書いてもらった。談話室から一部編集して転載する。
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大麻は規制の対象となる薬物だが、そもそも薬物としての大麻はいったいどういう作用を身体に及ぼし、どういう害を与えるのか。その論議が必要な筈だが、古いデータなど今では否定されている情報を相変わらず啓蒙しようとしているのが厚労省下の財団法人、麻薬・覚せい剤乱用防止センターである。以下ホームページより。
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酒井法子の覚醒剤報道も下火になってきたように思えるが、一時のバッシング報道は昨年の大麻報道に匹敵するもので、「麻薬常習者に対する日本社会の差別感」がまたもや露骨に表れた事件だと思う。根底には、らい患者に対するのと同じ「業病」に落ちた者を差別し、忌み嫌う思想が日本社会では強いからであると同様に、「麻薬に対する恐怖、嫌悪感」がなおさらバッシングを強めるのだと思う。
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以下の論稿は、医学書院発行の「公衆衛生」(73巻11号/2009年11月号)に掲載される丸井英弘弁護士の考察です。丸井弁護士の『麻の家 掲示板 <請願書について>』に掲載されたものを、許可を頂いて転載します。
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薬物乱用問題についてインターネットで検索して行くうちに非常に勉強になる赤城高原ホスピタルの公開サイトがあった。
http://www2.gunmanet.or.jp/Akagi-kohgen-HP/index.htm
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日本では「大麻の危険性は、より人体にとって危険な覚醒剤などの入門薬としての役目があるところにあるのだ。」などと言う事が言われているが、これは2重の意味で証明されない。
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併用薬物の使用について
ところで、この表データのうち表14-1、14-2「主たる使用薬物別にみた併用薬物と使用開始年齢」と題して、主たる使用薬物の他に「併用薬物」のデータもあり、これを分析すると乱用薬物についての考えも単純であってもならないとわかる。(全ての表が「主たる使用薬物のデータ」でもある)
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○呈示された表はいろいろな問題を示してくれる
この「全国の精神科医療施設における薬物関連精神疾患の実態調査」は、乱用薬物の使用データをいろいろな角度から調査し、表もある。その読み方によれば日本の市販薬も含めて薬物問題の中で薬物依存症、あるいは薬物中毒の問題がかなりよく見える。
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「全国の精神医療施設からのアンケートによる乱用薬物の使用データ」の考察
●はじめに
いわゆる大麻問題ともいわれ、日本では一昨年から薬物乱用問題の大麻使用が急速に深刻化して大麻汚染などと言われる状況になったと報道されたはずである。ところが衆議院選挙も近い昨今、大麻も含めて薬物乱用問題について何かいう政党はいないようだ。あの騒ぎはいったいどうなったのか。
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