オランダのカナビス需要

栽培面積で200万平方メートル

Source: DutchNews.nl
Pub date: 1 Dec 2008
Two million m2 needed to grow marijuana
http://www.dutchnews.nl/news/archives/
2008/12/two_million_m_needed_to_grow_m.php


ADニュースが伝えているところによると、根拠は明らかにされていないが、オランダのカナビスの国内需要をまかなうためには、200万平方メートルの栽培面積が必要で、サッカー・フィールド300面分に相当する。

先ごろ33自治体が参加してアルメールで地方自治体カナビス・サミットが開催されたが、政府に対して現在のソフトドラッグ政策をさらに進めて、カナビスの栽培も含めて合法化して取引全体を規制してコントロールすることを求めることが決められた。

この会議の中でこの栽培問題に対処するために、アイントホーフェン市のファン・ヘイゼル市長は、ティルブルグ市とともに、「監視の行き届いたパイロット・スキーム」 にもとづいた特定のライセンス栽培者にカナビスを生産させてコーヒーショップへの供給を確保することで、どの程度犯罪組織の関与を減らせるか調べたいと提案している。

200万平方メートル = 200ヘクタール = 2平方キロメートル
つまり、幅が1キロメートル * 長さが2キロメートル の長方形の面積に相当

オランダのチューリップ栽培面積は7300ヘクタールなのでその3%に満たない。

過去の記事によれば、オランダのカナビス生産は年間500トン25億ユーロで輸出が80%なので、国内向け生産(200ヘクタール)は年間100トン5億ユーロになる。

また、コーヒーショップからの税収は4億ユーロなので、コーヒーショップ全体の仕入額と税金はおよそ10億ユーロということになる。コーヒーショップ数を700軒とすれば、1軒あたりの仕入れと税金額は140万ユーロ、数量は140キログラム(1日400g)になる。

一方、コーヒーショップの1日の顧客数を200人、客単価30ユーロとすれば、1日の売上は6000ユーロ、年間売上は200万ユーロで、年間の粗利は60万ユーロ(8000万円)ということになるが…

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