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【米国国立がん研究所:大麻とカンナビノイド】全文訳
米国国立がん研究所の公式サイトに3月30日付けで掲載された「大麻とカンナビノイド」の全文訳(PDFファイル)を公開しました。
■PDFファイル:CannabisandCannabinoids.pdf
翻訳は、「マリファナはなぜ非合法なのか?」
の訳者、三木直子さんにお願いし、専門用語は医学博士のフロッガーさんに確認して頂きました。みなさんにお知らせするとともに、お二方にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
本資料の冒頭箇所に、次のようにあります。
要旨
この、代替医療(CAM)に関する情報の略説は、大麻草とその成分を、癌という疾病そのもの、またはその治療を原因とする、癌に関連した症状の治療のために使用することについての概要を紹介するものである。
この略説に含まれる重要な情報は以下の通りである。
大麻草は、現在のように違法物質と位置づけられる以前は、何千年にもわたって医療目的で使用されてきたものであること。
カンナビノイドと呼ばれる大麻草の化学成分は、人間の身体全体に存在する特定の受容体を活性化させて薬理学的な効果を生む。これは特に、中枢神経系と免疫系において顕著である。
カンナビノイドは、癌治療に関連した副作用を抑えるのに効果がある可能性がある。
【出典】
National Cancer Institute Cannabis and Cannabinoids (PDQR)
http://www.cancer.gov/cancertopics/pdq/cam/cannabis/healthprofessional
米国国立がん研究所(NCI)が、公式に、癌やそれに伴う症状に対する大麻の使い方を紹介した意味は大きいと思います。本家NCIのサイトは英語ですが、これの日本語版がありました。
■がん情報サイト:PDQ日本語版
がん情報サイトは、日本で唯一米国国立がん研究所(NCI)とライセンス契約し、PDQ日本語版をはじめとするがんに関する最新かつ包括的な情報を配信するサイトです。
今のところ、「大麻とカンナビノイド」の項目については、まだ翻訳されていないようです。
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