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NCさん(デンマーク人) : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-27

ある掲示板からの抜粋転載

□ 今のところ

今の所、"心的外傷後ストレス障害"に悩まされてはいない。

金曜日に最後の公判がある。そして判決を言い渡される。

もし、執行猶予であれば、週末お灸に行って来よう。

私は大麻をすって20年。
殆どの時間、その事を素晴らしいと感じてきた。

私は、日本では、(この先何処へ行こうとも)100%辞めると決心した。
ストーンになるよりも、もっと大切な物がある。

自由が私をハイにする。
私を愛し大切に思ってくれている人達を失望させる事は出来ない。

私は、一度許してもらった。
同じ事が再び起こることは無い。
私は彼等に止める事を約束した。

...そして、正しくない状況で"ストーン"になっている時、
パラノイヤになる感じが分かる人達...

私が約束を破る事になり、そして執行猶予の身で吸ったとしても、
私はそれを楽しむ事は決して出来ないでしょう。

ストーナーの皆さん、日本ではリスクは大き過ぎます。
もし捕まれば、あなたは、とてもまずい状況に陥るでしょう。


オール・ザ・ベスト
サンダーパンツ


■ I'm not suffering from POSTtraumatic stress just yet; I have my last court date on Friday. I will receive my sentence then.

I am going to get some acupuncture this weekend, if I get the expected suspended sentence. Thanks for the advice! (I just read out your last post to my wife. What I nice person you are, she said)

Yuki's Passion, I have smoked for 20 years, I have felt great about it most of the time.

I have decided to quit 100% in Japan, or where ever I go in the future. There are things more important than getting stoned. A life in freedom gets me high.

I cannot let down the people who love and care for me one more time. I have been forgiven once; it is not going to happen again. I promised them to quit!

..And those of you out there who smoke weed knows the feeling of paranoia while stoned if the Circumstances are not right. Smoking can never be fun for me again if I am going to break that promise AND having a suspended sentence hanging over my head!

Stoners out there, the risk is just too big here in Japan, if you loose you are in big trouble!

Oh one more thing, I will probably improve my snowboarding a lot this year due to the lack of stimulants


ATB
Thunderpants

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NCさん(デンマーク人) : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-27

ある掲示板からの抜粋転載

□ 日本の大麻取締法は不公平ではあるが、法制度は、私にもう1度だけチャンスを与え、執行猶予を与えてくれそうで ...そのことは"クール"であると言っておくべきでしょう。

私の68歳になる雇用主は、地域の防犯協会の理事をされており"警察"側の人間です。
接見禁止中、私の弁護士が雇用主からのメモを持ってきました。

それには、
"会社の皆がとても心配している。一日も早く仕事に復帰できる事を望んでいます。誰でも間違いは犯す。大切なのは、同じ間違いを犯さない事。"
と書かれていました。

彼は、前回の公判で私を弁護してくれました。

今後、私が更なる罪を犯さぬ為にどうするか? との質問に、彼は、
"私も若い頃は、問題を起こした事もありました。今後は、彼ともっと話し合う機会を設けていきます。"
と裁判官に言いました。

今日は、仕事復帰第1日目でした。

職場の皆さんは、とても優しく協力的でした。
彼らが、大麻や犯罪をクールだとは思ってないでしょうが...

私の"悪質"(検事の言葉)で"ばかげた"犯罪によって、もたらされた状況から開放されて、3日。

不眠症とコントロールできない感情、そして不調な胃腸に悩まされている。

私の身体は10歳年を取ったようです。力が無い。

昨日、肩サイズの波をパドルで超える事が出来なかった。腕と脚は細くなったが、体重は増えた。

だけど、愛がある。

私の頭がはっきりして、裁判が終わった際は、全てをお話しすることを約束します。

再度、皆の前向きな反応有難う。皆の書き込みを読んで随分助けられました。


オール・ザ・ベスト
サンダーパンツ


■ I must say that while the Japanese "hemp control law" is unfair, it is a very "cool" thing that the justice system is likely to give me 1 (one) chance and hand me a suspended sentence.

...And Taguchi

"Those without sin throw the first stone"
(Jesus)

My Boss 68 years old. He is also a police officer.

While being held in isolation, my lawyer came with a letter from him. It said something like "Everyone at the company is very worried about you. We all hope for your fast return to your job (!) Everyone makes mistakes; the important thing is not to repeat them.

That was all he wrote.

He came to the last trial to testify on my behalf.

He told the judge that he himself had made some "trouble in his own youth" He promised to spend more time talking to me, when asked what he would do to prevent me from commit more crimes.

Today I had my first day at work. EVERYONE were very kind and supportive, though I bet that they don't think weed or crime is cool.

3 days after my release for my "malicious" (prosecutor's words) and "foolish" crime. I suffer from insomnia, uncontrollable emotions and stomach problems. My body feels 10 years older.

I have no power.

I could not make the paddle past the break in shoulder high surf yesterday.

My arms and legs are thin, but I have gained weight

but I still have love!

I promise I will tell the full story when my head clears, and the trial is over, hang on!

Once again thank you everyone for the Positive response. It has helped me lot to read your posts!


ATB
Thunderpants

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NCさん(デンマーク人) : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-27

ある掲示板からの抜粋転載

□ だけど、あんた、この国にドラッグを密輸入しようとしたんでしょ!? 何考えてたの???

私は、何も考えていませんでした。
(みんなが間違いを犯す時と同じ様に。)
そこが問題なのです。

この主題での私の使命は、主に人々に私の様に愚かにならないように警告する事です。
私は、誰かが同じ過ちを犯すことを望んでいるのではありません。

もし、私たちが今後、この議論を更に広げられたらいいでしょう。
小包に忍び込ませて密輸入するのは、私が初めてではないでしょう。
悲しい事に、最後になる事も無いでしょう。

私は、せめてスノージャパンの皆の間では最後になる事を望みます。
もしそうなれば、私は何かを成し遂げた事になります。

オール・ザ・ベスト
サンダーパンツ



■ Originally posted by linalmeemow:

But that said, you tried to smuggle drugs into the country. WHAT WERE YOU THINKING???

I was NOT thinking. (Just like all the other people who makes mistakes)
that is the whole point, and my mission with this tread is mainly to warn other people against being as silly as I was.

I do not wish for anyone else to make the same mistake.

If we over time can broaden the discussion it is fine with me.

My "letter case" is not the first one, and sadly it is not going to be the last.

I hope that it will be the last among SnowJapan users, and if so, I have achieved something!

ATB
Thunderpants

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NCさん(デンマーク人) : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-27

私は、違法な事をしました。
弁解の余地はありません。100%私が悪いです。
そして、日本の文化を尊重すべきでした。

私は、ハシシ6gを密輸入しました。
そしてこの他に、3.4gの大麻草所持で逮捕されました。

このフォーラム(書込み)での私のストーリーは、他の人に警告する為です。
同情を買う為ではありません。

自分がしている事を良く考えるべきでした。
私の逮捕は、多くの人を傷つけてしまいました。
私が犯した犯罪そのものは、私自身をはじめ誰も傷つけてはいません。

これからは、大麻取締法を改正できるよう取組みたいと思っています。(合法的に)
今後決して法律を犯しません。

比較的に害の少ないドラッグの末端使用者が、このように厳しく罰せられるのは残酷だと思います。
小さな暴力事件が、10日間の拘留の末、15万円の罰金で終わってしまうというのに。
飲酒運転でさえ、同様に30万円の罰金で済みます。

オール・ザ・ベスト
サンダーパンツ



■ Thanks for all the replies!

I did something that was illegal, there is no excuse for it. I'm 100% guilty, and should have respected Japanese culture!


I smuggled 6 grams of hash, and got caught with another 3.4 grams of weed. I am writing my story on this forum to warn other people, not to get your sympathy!

I should have thought about what I did, my arrest hurt many people.

My crime itself hurt no one, not even myself.


I will from now on try to be active in fighting the Hemp Control Law (by legal means) I will not EVER again break the law here.

I think it is cruel that an end user of a relatively harmless drug is being punished so hard, while violence cases are being closed after only 10 days often ending with a 150.000 fine in smaller cases.

Drunk driver cases are more or less same story with a fine of 300.000 yen.

But I got out just in time for the season

ATB
Thunderpants
[ 01. November 2004, 11:28 AM: Message edited by: Thunderpants ]

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NCさん(デンマーク人) : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-27

ある掲示板からの抜粋転載

皆さん、お返事有難う。

私は、未だに今回の事全てを悲しく思います。
興味のある方に、私の経験した事を伝えるつもりです。

私の妻は、同様の経験をした方々から多くのサポートを得ました。
私も同様に協力していきたいと思っています。
妻は、ファンタスティックでした。強く、協力的で、愛してくれました。
私は妻に一生の借りを作りました。

妻は日本人です。
また、私は永住許可を持っていますので、今のところは、日本に居るでしょう。
私の雇用主は、公判で私のことを弁護してくれました。
彼は古風な人ですが、私にもう1度チャンスを与えると証言しました。
私の義理の父は、保釈金を支払ってくれました。

拘置所が一杯であった為、私は警察署(留置場)にずっと居ました。
拘置所がどういう所か分からない方は、こちらをお読み下さい。
http://www.taima.org/stories/story005.htm
私のストーリーではありませんが...

今回の件に関わった全ての人達は、私を良く扱ってくれました。
私の人生を台無しにしかけた、不公平な法律を除けば、不平は言えないでしょう。

私の魂には、未だに傷跡があります。
精神的にも肉体的にも弱っています。

そして、留置場の医者が喜んで与えてくれた睡眠薬に中毒になりかけています。(異様/皮肉です!)
私は不眠ですが、愛とサポートがあります。

私は、法を破るのでなく、その法と戦います。
私と同じ過ちを犯さないで下さい。
私が言う様にして下さい。


オール・ザ・ベスト
サンダー



■ Thanks everyone for your answers!

I still feel quite sad about the whole thing.

I am going to tell my story to everyone who is interested. My wife has got a lot of support from other people who have been thru the same. I will try to help as well as I can!
My wife has been FANTASTIC, strong, supportive and
loving! I owe her my life!

My wife is Japanese, and I have permanent visa, so we'll stay, for now at least.

My boss came to court to witness on my behalf. He is an old fashioned guy, but told the court that he was willing to give me another chance.

My father in law came up with the bail money.

The local "Ikan" was full, so I stayed at the police station the whole time, for you who don't know what ikan is, read here This is NOT my story though!

Everyone involved in this case has treated me nice, I can't complain about other than an unfair law that was close to ruining my life.

I still have scars on my soul, I am mentally and physically weak, and I have became addicted to sleeping medicine that the police doctor gladly gave away (BIZARRE!!) and I cannot sleep
but I have love and support.

I will fight the law, not break it!

Don't do like me, do as I tell you

ATB
Thunder

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NCさん(デンマーク人) : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-27

ある掲示板からの抜粋転載

http://www.skijapanguide.com/cgi-bin/ubbcgi/ultimatebb.cgi?ubb=get_topic;f=8;t=003652

上記アドレスは、夫が書き込んだフォーラムのものです。夫の書き込みに対しての他の人の書き込みも読むことができます。下記には、夫の書いた物のみを書き出しています。

ハイ! 皆さん

私は、3ヶ月ちょっとの間留守にしていました。これがその理由です:

7月下旬、私はデンマークの友人に、ハシシを小包に入れて送るように頼みました。
その友人は、私のところに遊びに来る予定でいました。そして、私達は楽しむつもりでいました。

7月29日 午前6時、15名の警察官と税関職員が私を逮捕しに来ました。
私の悪夢が始まりました。

93日間の監獄生活(そのうち40日間は隔離「接見禁止」)、そして先週の金曜日(10月29日)、保釈されました。(保釈金200万円)
次の金曜日に最後の公判があります。

私は、執行猶予が付く事を願い、祈っています。(付きそうですが…)

ヨーロッパ人として、私は、大麻を吸う事はそれほど「悪い」事ではないという印象の中で育ちました。
しかしながら、日本は同じ視点を共有していないようです!

今回の出来事で、私の家族と私は大きな代償を払う事になりました。
幸い、私は今も妻がいます。
愛無しでは、私はこれを乗り切る事が出来なかったでしょう。

これを読んだ皆さんへ、日本の法を破る前に良く考えて下さい。

彼らは本気ですから~。

オール・ザ・ベスト
サンダーパンツ



■ Hi everyone!

I've been away for a little more than 3 months, here is the reason:
In late July, I asked my friend to send me some Hashish in a parcel from Denmark. He was going to visit me, and we were going to have some fun.
We have done it a few times before, with no problem.

On the 29 of July, at 6 o'clock in the morning 15 police officers and customs agents came to arrest me.
My nightmare started.
After 93 days in prison, 40 of which was in isolation, I got out on bail (2 mill yen) last Friday. I have my last trial on Friday,and I hope and pray for a suspended sentence (likely).

As an European I've grown up with the impression that smoking weed is not that "bad"
However, Japan don't seem to share that view!
This incident has had big costs for my family and me.
Luckily I still have my wife, without love, I would not have made it.
To whoever reads this, PLEASE think twice before you break the law in Japan, they are not joking!

ATB
Thunderpants

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NCさん(デンマーク人) : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-27

前書

デンマーク人の夫と結婚して5年、2人で毎日楽しく過ごしていました...


1. 夫の逮捕

平成16年7月29日 午前6時頃、私がトイレに入っている時、ドアベルが鳴った。
トイレから出て行くと同時に、夫が玄関を開けた。ぞろぞろと人(警察、税関、入管)が入ってくる。
あっけに取られている間に、2人並んでソファーに座らされ、逮捕状だか捜査令状だかを見せられた。
夫宛の小包の中に大麻樹脂が入っており(成田空港で発見)、調べに来たとの事。

夫はそのまま居間に残り、何人かの捜査官が私を寝室に連れて行った。一人の刑事さんが、私に色々質問してきた。そして、婦警さんが隣で聞いていた。その間に、他の人達がタンスの中や旅行鞄の中、ベッドの下等をあさっていた。旅行鞄の中からジップロックに入った粉石鹸を見つけて、一瞬驚いていた捜査官が可笑しかった。
私は未だ十分に状況が把握できてなく(この時点では、私も容疑者)、他人事の様に冷静に受け答えしていた。(真面目に生きてきてよかった。)

夫宛に大麻入りの小包が送られてきた事について心当たりがあるか?また、知っていたか?との問いに、夫には常々、日本では大麻の取り締まりはとても厳しい事を伝えてあったし、仮に警察に捕まるような事があれば離婚してやると思っていたと答えた。すると、その刑事さん曰く、「そんな無責任な事を言ってはいけない。貴方が旦那さんを立ち直らせてあげなければいけない。」と諭されてしまった。
そんな事を言うのなら、逮捕しに来ないで下さいよ!と内心思った。
この他に、夫との出会い、夫が大麻を吸う事を知っていたか?
そして、私も大麻を吸うのか?と聞かれた。私はタバコを吸わないので、大麻入りのクッキーを食べた事、その際お腹を下してしまった事(デンマークにて)があると答えた。

仕事に行く時間が迫ってきたので、職場に連絡したいが、午前中で済むのか聞いたとろろ、今日は仕事には行けないと言われ、「夫が腰を痛めたので、病院に連れて行く。」と嘘を付いた。電話は居間にあり、夫は居間のソファーに座っていたが、話さないように言われた。

アパートからは何も見つからず、今度は車の中を捜索する為、外に出た。
私の車から始め、もちろん何も無い。
夫の車は修理中で、代車の中を捜索。灰皿を調べている刑事さんが、何かに反応を示した。その後、助手席の下から植物片が入った市販の風邪薬のビンとパイプが出てきた。

この時、初めて事の重大さに気が付いた。刑事さんは私にそれを指差すように言い、写真を撮った。驚きと悔しさ(裏切られた)で涙が出てきた。 私と入替わりに夫が外へ出て、私がアパートの中へ入った。きっと、私と同様に指差して写真撮影をしたのであろう。後で夫から聞いたところ、試薬で検査をして素晴らしい紫色が出たそう。

そして、夫は、「みだりに平成16年7月29日午前7時17分頃、駐車場に駐車中の自動車内において、大麻を含有する植物片約3.428gを所持した」として、現行犯逮捕された。

婦警さんに、夫の着替え等を用意するように言われ、下着やTシャツ、腰痛用のサポーター等をバッグに詰める。どうやら、私は容疑者では無くなった様だ。
捜査官たちが、パソコンや夫の私物を「押収」して行く。17インチのモニターまで持ち出していった。キャビネットだけで良いでしょうに。

夫がアパートから連出される時、私は洗面所に居る様に言われた。手錠をはめられ、腰紐を巻き付けられた夫の姿と、不安な顔を見るのは痛々しく悲しかった。
夫が洗面所の私を見たので、私は声に出さずに"I LOVE YOU."と言った。
夫は"I'm Sorry."と言った。この時が、これからの3週間で私達の最後の会話になるとは、思いもよらなかった。

夫が警察車両で連行され、私も警察の車に乗れるのかな?と少し期待したが、(不謹慎かもしれないが、そんな機会滅多に無いので...)自分の車で警察署に来るようにと言われた。

警察署までの約30分の間、あの大麻は何処から来たのか?考えていた。警察にも話したとおり、私は全く知らなかった。捜査官たちがアパートを捜索している間、"夫宛に大麻入りの小包が送られてきた事は事実としても、何も出てこなければ、何とかなるでしょう。家に大麻がある筈が無い。"と思っていたので、本当に「寝耳に水」だった。
"あれは、前に送られてきた物なのだろうか? しかし、夫宛に外国から荷物が届いたのは、随分前の様な気がする。"
唯一思い当るのは、日曜日に訪ねて来たニュージーランド人の知合いだが...

警察署に着くと、別棟のプレハブの建物に通された。アパートで話を聞いてきた刑事さんが、更に細かい質問をしてきた。今回は、私が話した事をパソコンに打ち込み、調書を作っている。この刑事さんは、静岡県警の銃器薬物対策課の刑事であった。これを知った時、朝の15名という大人数を思い出し、もしかして、私の夫は大物?と思った。(違ったが...)夫を取り調べているのは、地元警察の生活安全課。

事情聴取では、夫との出会い、結婚に至る経緯、静岡に住むようになった経緯、私の職歴、私が大麻クッキーを食べた時の詳細、夫が大麻をどう呼んでいるか?、夫の友人関係、外国から郵便物が届く頻度等を聴かれた。私の答えを文章にしてパソコンに打ち込んでいくので、かなりの時間がかかった。

調書が出来上がって、間違いが無ければ署名捺印。ちょうどお昼になった。これで終わりかと思ったら、13時にまた来てくれとの事だった。
警察署から自宅まで片道30分、行って帰って来たら時間になる事は分かっていたが、アパートに戻った。ほんの6時間前までは、いつもと変わらない朝だったのに...
これから夫はどうなってしまうのか? たまらなく不安で怖かった。

午後、警察署のプレハブに戻ると、刑事さんが、"奥さん、はっきりさせる為に尿検査しましょう!"と言ってきたので、"ちょうど出るところです。"と快諾。
トイレには、婦警さんが付いて来た。婦警さんはまず、トイレットペーパーを少し切って、便器に敷いた。便器に溜まっている水を混ぜられないようにする為だそう。
ドアを閉めても良いのか聞くと、"貴方なら良い。"との事。
採尿後、自分の尿と記念撮影。

プレハブに戻ると、今度は税関の職員から事情聴取された。質問事項は、刑事さんと殆ど同じであった。午前中、隣で聞いてたのだから知ってるでしょ!と言いたかった。
刑事さんからコピー貰えばいいのに。(効率的でなく、生産性が無いお役所仕事)
しかし、税関の人は刑事さんより気を楽に出来た。ジュースも奢ってくれて、良い人だ。

税関が作った調書に、私が言っていない事まで書かれていたので削除をお願いした。
「私はサーファーでもあることから、大麻を知っていた...」
私が大麻を知っていたのは、サーフィンをするからではなく、夫と結婚したからである。

税関の事情聴取が終わり、生活安全課の部屋へ呼ばれた。夫は調書へのサインを拒んでいるそうだ。夫らしい。私は、「長いのもには巻かれろ」だが、夫はそうではない。
通訳(デンマーク人)が、夫からの言伝を持ってきた。
実は、数日後にデンマークから友人が遊びに来る予定であったのだが、それをキャンセルして欲しいとの事であった。
ほんの少し離れた部屋に夫は居るのだが、会えない。話さないから会わせてとお願いしたかったが、出来なかった。通訳に伝言を頼んだ。
「オオバカヤロウ! 怒ってるけど、愛している。」泣き咽た。

午後5時過ぎ、私は開放された。刑事さんと税関の人が、車の所まで送ってくれた。
車に乗り込む際、「浮気されるのと、これとどっちが最悪ですかね?」と尋ねると、税関の人が、「浮気かな~?」と答えてくれた。
家に帰る前に、夫の職場へ行く事にした。朝、夫の職場へは連絡してなかったので。
嘘を付こうと思えば、出来たのかもしれないが、社長さんにはお世話になっているので、事実を伝える事にした。
社長さんは、驚きはしたが、警察に知り合いがいるから、自分からも詳しい状況を聞いてみるとおっしゃった。(これで第1関門クリア)

家に帰り、頭痛がするまで泣いた。デンマークにいる夫の父(76才)へ今日のことを伝え、遊びに来る予定の友人への連絡をお願いした。義父はかなり落ち込み心配していた。次に、私の父へ電話をした。「○○○○の事を嫌いにならないでね。」と前置きしてから、全てを話した。父は、「1人で大丈夫か?そっちに行こうか?」と協力的であった。(第2関門クリア)

暫くして、デンマークの友人から電話がかかって来た。彼は、こういう状況でも日本へ来て、夫に会いたいと言ってきた。今は接見禁止で、私も会えない事を伝えると、もう1度考えてから電話するとの事。

2度目の電話で、日本には来ない事を伝えてきた。私が、小包を誰が送ったか知らないか?と尋ねたところ、
「知っている。自分だ。更に悪い事に、1回目が届かなかった様なので再度送った。
1回目の小包はデンマークの郵便職員がくすねたんじゃないかと思った。」との事。
"この不良外人め!"(夫も含め)と思ったが、何も言わなかった。

夫宛に大麻入りの荷物がまた来る!
何かあれば連絡をするようにと、刑事さんの電話番号を貰っていたので電話をし、この事を伝えた。この刑事さんは、今日だけ応援だったので、明日警察署に連絡するように言われた。

長い1日が終わった。

不安と、夫がこの先どうなるのかという心配と、夫に対しての怒りが入乱れてとても疲れた。

続く

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Iさん裁判 : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-27

(2005年1月27日着信)

前略、初めて手紙を書きます。僕は現在、タイから大麻樹脂497グラムを日本に持ち込もうとして逮捕され、大麻取締法、関税法に違反したとして、東京拘置所に収監されています。

タイから帰国して逮捕されたのが2004年6月30日、正確に書くと、樹脂を飲んで来たので腹中より出すのに、病院に入院して六日ほど過し、逮捕は7月6日です。そして、起訴されたのが7月26日、8月10日に成田空港署の留置所から、千葉刑務所内拘置区に移管され、9月24日に初公判。その時は罪状認否のみで、10月15日の二回目の公判で求刑、6年の罰金100万円。そして、11月5日に判決、実刑4年6ヶ月、罰金100万円、未決日数算入は50日というものでした。

僕の取調べに当たった空港署生活安全課の刑事も、税関の取調官もそれなりに好意的で、「被害者のいない犯罪」に対して、ある程度の理解ある調べをしてくれたように思います。大麻の効果などについても、僕が知っていることを話すと、不思議そうな顔をして「悪いところがないじゃあないか」などと言うので、「悪いのは逮捕されることだけですよ」などと答えたものです。そのヤリトリは調書に書かれることはなかったし、別にヒッカケなどではなかったと思うのです。「悪いところ(害)がない」というのは、科学的・医学的・社会的な問題であって、僕が逮捕されているのは法律の問題である。法律で禁止されているのは解っていてやった訳なので、その点は悪いと思っています。というようなヤリトリがあったことを覚えています。

しかし、理解があったのはそこまでで、検事調べで検事が、「あんた自分のやった事で世の中がどういうことになるのか解っているのか!」などと言ってくるので、純粋にどういうことになるのか知りたくなった僕は、「どうなるんですか」と言ったところ、「日本が薬物で汚染されるんだよ!」とこうくる訳です。そうはならないことだけは確かなので、聞くんじゃなかった。しかし、検事がどういうつもりなのかは解りました。

結局、僕は今まで(1995年から)四回、海外旅行をしたことがあって、二回目のタイ・ネパール旅行と四回目の今回、大麻樹脂を持ち込み、今回逮捕された訳ですが、僕の渡航歴からいって「運び」を生業とするには回数が足りないのです。もし「運び」で儲けていたのなら、もう少し頻繁に渡航している筈です。前回、200グラムほど持って来た時は、すぐなくなってしまったし、売りたくはないのです。理由は、金は働けば造ることが出来ますが、納得のいく樹脂(チャラスと書くべきでしょうか)は、なかなか手に入らないからです。「金が全て」という考え方が当り前になっているので、普通より多目のチャラスを持っていたら、すべて「営利」ということになるのでしょう。

日本で高い金を出して買うぐらいなら、自分の分は自分で、そう何度も海外には行けないし、それぐらいなら飲めるだけ飲んで、今回の497グラムです。前回のネパールがうまくいったのが悪かったのかもしれません。検事は今回の持ち込みが計画的なものだというのですが、本来、タイには大麻樹脂がないので計画など立てようがないのです。今回運良く(悪く)入手できたので、この体たらくです。

「量が多いから営利」というのも解せぬ話です。結局、黙っていると、僕の「友人関係を調べる」と言われ、法知識のない僕には検察にどこまでの権限があるのかわからなかったため、検事に言われるままに「営利」を認め、指印を押してしまいました。拘置所に移管され、僕と同じ罪状の人に聞くと、皆、検事に「友人関係を調べる」と威されて「営利」を認めています。旅先で会った人や、日常、つきあいのある人の連絡先を控えたアドレス帳を押収されており、そこに書かれているのは旅先で会っただけの人もいるし、大麻とはまったく関係のない普通の社会人もいます。大麻を嗜もうが、嗜むまいが家宅捜査などされたら迷惑だと思うのです。起訴される四日前の木曜の検事調べでのことでした。

明けて金曜日に又、呼び出されて「僕の吸い仲間の名前は言えない」というだけの調書を取り、土・日、と挟んで月曜日に起訴。始めは何故、それだけの調書を書いていたのか解らなかったけれど、初公判の検事質問で「営利」を否認し、「ではなんで指印を押したのか」の質問に、「友人関係を調べる」と威されたため、と答えたところ、「僕の吸い仲間の名前は言えない」と調書に出ているのに、なんで威しになるのだ、とのこと。なるほど、威されて「営利」を認めた、と「営利」を否定した時の用心に「僕の吸い仲間の名前は言えない」という調書を取ったのですね。それでは、僕のアドレス帳が押収され、証拠品としていまだに帰ってこないのと、営利を認めた次の日の日付で「僕の吸い仲間の名前は言えない」と書いてある事実はどうなるんだ、と思いますが、判事としては、「否認されると時間がかかるので許せん」といった感じで、めんどおくさそうに裁判を進め、初公判に続く二回目で求刑、調書を取った検事が出て来て求刑6年罰金100万円。取調べ検事と法廷検事が同じというのはよくあることなのでしょうか、僕には自分の書いた調書を否認された腹いせに、本人が自ら重く求刑してきたようにも思えます。

判決は、「営利」を否認したことが「反省してない」ととられたらしく、4年6ヶ月の罰金100万。ちなみに、千葉拘置所に移されて同じ房にいた青年(20)が強盗致傷で、内容は、彼女に援交目当ての男を呼び出させて、男六人女二人での犯行、求刑6年で実刑3年8ヶ月。自分が、いわゆる「援交狩り」よりも重罪人だとは、どうしても思えません。その為、今、東京拘置所で控訴中という訳です。

実は、友人が、「営利」はとれそうもないし、このままでは減刑の望みも薄いので、「有害性の否定(→違憲論)」も主張したらどうかと、色々と資料を入れてくれました。その資料で白坂さんのことや、桂川さんの事件のあらましを知ったのでした。桂川さんの減刑嘆願書も出そうと思っていたのですが、友人が年末に差入れてくれた用紙や資料類が、検閲などされて手元に届いたのが1月7日、その日のうちに出せば締め切りの1月10日に間に合うかどうかのところを、弁護士が面会に来て手紙を書きかけのまま、結局、出すことは出来ませんでした。

この弁護士が、違憲論どころか「有害性の否定」を主張するのさえ「ダメ。ゼッタイ」なのですね。理由は、「本人の利益にならない事は、できない(=しない、したくない)」とのことです。数年前にマリファナ関連のイベントの顧問を務めたことがあると聞き、大麻も覚醒剤も同じだと思っている両親に対して、僕を弁護してほしくて頼んだというのもあったのに、控訴の主張を「さらなる反省」と勝手に決め、両親に大麻有害論を吹き込んで僕に圧力をかける始末。なにせ、「薬物事案だからこそ、考え方の変遷が重要だと考えている」と言い、「違憲論だの、そういう考え方に陥ってしまう事自体が、大麻の弊害」と言うのだから、なにをか言わんやです。

そして今日、面会で「私(弁護人)の意見に従えないのなら、別の医者にかかればよい。私に従えないのは、私を信用できないからだ。依頼した以上、全てを信じて任せるべき。それは最初から分かっている事。私に依頼しなくても別の医者へ行けばよい、その選択は本人次第、自由な筈だ」というようなことを言ってくるので、「では解任します」と言ったところ、「解任するなら理由を言え」「自分の弁護活動に対する妨害だ」となり、もう、頼むから辞めてください状態でいたら、「名誉毀損で訴える」と言って帰って行きました。

面会から帰り、この手紙を書いているのですが、僕の事件・裁判をレポートしたいと思っています。先に書いたように、弁護人は僕の意思を無視して事を進め、裁判、僕の置かれた状況が刑務所行ベルトコンベアーに乗せられたもののように思えるので、そのことを人に伝えたいと考えたからです。

自分のことばかり長々書いてすいません。
もう手紙を出さなければならず、時間がありません。
お身体お大事に。

草々
 
2005年1月25日 記

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お知らせ : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-27

某拘置所に拘留中のMHさんから手紙が届きました。控訴審公判、2月8日とのこと。
弁護人は大麻取締法違憲論に基づく控訴趣意書を提出、補充書も出すとのことです。
引き続きお伝えします。

MBさんの手記、ある掲示板への書き込みを翻訳のうえ転載させて頂きました。

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お知らせ : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-27

某拘置所に拘留中のMHさんから手紙が届きました。控訴審公判、2月8日とのこと。
弁護人は大麻取締法違憲論に基づく控訴趣意書を提出、補充書も出すとのことです。
引き続きお伝えします。

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お知らせ : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-27

MBさんの話、夫人の手記(1)を掲載しました。
100グラム以下の大麻樹脂の所持、デンマークでは5,400円の罰金で、警察への連行も、裁判もないそうです。
事故で他人に迷惑をかける可能性が高いので、自転車に乗りながら携帯電話を使うほうが9,000円の罰金と罪が重いそうです。

夫人の手記は筆者の都合やなんかもあるので、断続的に掲載します。

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NCさん(デンマーク人) : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-26

NCさん(デンマーク人35歳男性)は母国であるデンマークの友人から送られたハシシが税関で見つかり、2004年7月29日に家宅捜索を受け、車から約3gが発見され、所持で現行犯逮捕された。
その後、密輸入約6gで再逮捕。93日間の長期勾留の末に保釈され、裁判では懲役1年6月執行猶予3年の判決を受けた。
ご本人からデンマークでの経験について手記を頂いたので掲載する。(原文は下部/日本語訳は夫人による)


デンマークでは

少し一般的な情報から始めたいと思います。

私は概して、自分自身を平和的で法に従う人間だと思っています。
大麻を吸う事が好きであるという事実を除いては。
私は、決して意図して他人を傷つけたり、危険な状況に陥れたりはしません。

デンマークの警察は、この世界で最も礼儀正しいものではありませんが、他の国同様に政治家が作った法律を施行させる為に彼らは、存在するのです。
日本の政治家達は、非人間的で極めて厳しい大麻取締法を作りました。
しかしながら、私は日本の警察は私を丁寧に扱ってくれたと言うべきでしょう。

一方、デンマークの警察は普通、フレンドリーではなく、失礼な物の言い方をします。
良い点はというと、彼らは寛大な大麻取締法を施行させるにとても少なく、そして、限られた道具しか持っていない事です。
私は、デンマークで3、4回ハッシュ(大麻樹脂)で捕まったことがあります。

何回かという正確な回数は覚えていません。
というのは、少ない量で捕まったとしても何も恐れる事は無いからです。
100g以下の量で捕まった場合、物を没収され、時に小額の罰金で済みます。
逮捕されず、裁判も無く、犯罪歴も有りません。

2,3回、コペンハーゲンの沢山ある“ハッシュ クラブ”の中の1クラブの外で止められたことがあります。
警察はよくそれらの店の辺りに居て、あなたが出てきたところを覆面パトから飛び出て不意をつきます。
彼らはあなたを探り(ボディーチェック)、あなたが上手く物を隠していない限り、それを見つけ出します。
あなたの名前を聞き、指名手配になっていないかを確かめます。
そして、“私は大麻取締法を犯した事を認めます。”と印刷された用紙にサインするように言われます。
更に、○○gのハッシュをあなたから押収します。
それでお終い。

唯一の問題は、あなたは家に帰って20~30分待たなければならない事です。
警察の車に注意深く気を配りつつ、店に戻りもう1千円を使う。
警察は普通、同じ場所に1時間以上いません。噂が広がるのが早いからです。

1度、クリスチャニア(コペンハーゲンにあるハッシュのメッカ)へ行った時の事を覚えています。

そこへはオートバイで行きました。
警察は、その場所(かなり広いエリアで、白馬村と同じ位。)へは、入って行かず、外で、客を捕まえる為に待っています。
その時は、5g買ったと覚えています。
どういう訳だか、その時は冴えていたらしく、ハッシュのブロックから1g以下をちぎり取り、警察に探られた時の為にそれをポケットに入れました。
そして、残りをヘルメットのフォームとシェルの間に隠しました。

クリスチャニアから出た時、警察に止められました。
私を怖がらせようと、4人の警察官が車から飛び出してきました。
私は少し不安になりました。
なぜなら、その時“ストーン”でしたし、ハッシュを失いたくなかったからです。(全てのものを。)

彼らは私に、ハッシュを持っているか?聞きました。
私は躊躇しながらも“はい。”と答えました。
それを喜んで諦めているように聞こえて欲しくなかったので。

私は小さい方の塊を差し出しました。
彼は残りは何処にあるか?聞いてきました。
他には無いと答えました。(嘘)
彼はもう1度質問してきました。
そしてボディーチェックをしました。

更に、何処で買ったのか?いくら払ったのか?等の質問をしてきました。
彼の質問に答えました。
クリスチャニアには、沢山のディーラーがいるので、答えようが答えまいが違いは無いので。
ボディーチェックは、残りの4.4gを見つけられないまま終わりました。
彼らは私の名前を控え、私に用紙にサインさせ、解放してくれました。
私が、“ストーン”かどうかも確認せず。(なりかけていましたが...)

そして、私はオートバイに乗り、道すがら笑いながら家に帰りました。
驚いた事に、警察から手紙を受け取りました。
それには、0.61gの大麻樹脂の所持と書かれていました。
それが、私への“2度と大麻取締法を犯すな!”という注意だったのです。

更に付け加えると、2003年以降、デンマークの大麻取締法は少し厳しくなりました。
現在は量に関係なく最低、300デンマーク・クローネ(約5,400円)の罰金です。
しかし、逮捕されず、裁判も無く、犯罪歴も残らないのはそのままです。

丁度先週の事ですが、クリスチャニアで87Kgの大麻樹脂を販売していた男が、2年半の実刑判決を受けました。 彼は、6ヶ月間撮影されていました。


という事で、これが、私がデンマークで(大麻を)吸い続けた15年の中で、警察との出来事です。



Hi Shirasaka-San


First of all, I would like to thank you for your invaluable support to my wife during my arrest. I think your help made her feel that she was not alone.

I would also like to show my respect for the work you are doing for easing the hemp law in Japan. We need people like you in this country.


You asked me to write a little about my encounters with the police in Denmark. Let me start with a little general information.

I consider myself a peaceful and law obeying person in general, except for the fact that I like to smoke weed. I would never harm anyone else or put anyone in danger on purpose.

The Danish police are not the most polite force in the world. But as in any other country they are there to enforce the law the politicians pass. The Japanese politicians has passed an inhuman and draconian hemp law, but I must say that Japanese police treated me in a polite way. The Danish police however usually talks in a very unfriendly and impolite way. The good part is that they have very few and limited tools to enforce a liberal hemp law.

I have been caught with hashish 3 or 4 times in Denmark, I really don’t remember exactly how many times, and the reason is that you have nothing to fear if you get caught with small amounts, anything less than 100 grams will only cause you to loose your stuff, and maybe a small fine. No arrest, no court and no criminal record.


On 2 or 3 occasions I have been stopped on the street outside one of the many small “hash clubs” in Copenhagen. Police often hang around these shops and surprises you by jumping out of an unmarked car. They search you, and unless you have hidden your stuff really well, they find it, take your name to see if you are wanted for some other crime.

You are asked to sign a pre-printed piece of paper that says that you admit to breaking the hemp law, and the police have confiscated X grams of hash from you.

And that is the end.

Only problem is that you have to go home, wait for 20-30 minutes, look really carefully for that police car, go back to the shop and spend another 1000 yen.

The police usually don’t spend more than an hour at the same place, because the rumor spreads fast.

I remember one trip to Christiania, the local hash Mecca in Copenhagen. I went there on motorcycle. The police usually never enter the area which is fairly big (Hakuba village size) but wait outside to bust customers.

On that day I remember buying 5 grams. For some reason I had a bright moment, and I broke less than 1 gram off my block of hash, put it in my pocket in case the police would search me, and hid the rest in my motorcycle helmet between the foam and the shell.

As I stepped outside Christiania i did get stopped by police, 4 officers jumping out of the car trying to scare me, and I did get a little nervous, because I was stoned and did not want to loose my hashish (well not all of it anyway) They asked me if I had any hash on me, and I hesitantly answered yes, I did not want to sound too eager to give it up.


I gave the small chunk of hash, and he asked me where the rest was, I answered that I did not have any more (lie) he asked me again, and searched me. He asked me more questions about where I had bought it, how much I had paid and so on. I answered his questions, but since there are 100’s of dealers in Christiania, it did not make any difference. The Body search ended without the police finding the last 4.4 grams.

They took my name, made me sign that piece of paper, and let me go. They did not even check if I was stoned although I was about to, and did get up on my motorcycle and drove away, laughing all the way home.

To my surprise I received a letter from the police a while later saying that I was caught with 0.61 grams of hash, and this letter was a reminder to me not to break the law again.


I can add to this story that since 2003 the law has tightened up a bit in Denmark. Regardless of amount you will get a minimum fine of 300DKR now, but still no arrest, no Court and no criminal record.


Just last week a man recived 2 ? years prisonsentence for selling 87 kg of hash in Christiania, he had been videotaped for 6 months.


Well that is my encounters with the police during 15 years of smoking in Denmark.

Feel free to use the above info as you like.

Best Regards

NC

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お知らせ : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-26

逮捕された人たちの話を聞いて下さい。
一件目として、デンマーク人のMBさん(36歳)の話をアップします。

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MHさん裁判 : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-25

平成16年10月25日宣告  裁判所書記官 松岡 孝典
平成16年(わ)第219号,第268号

判決

本籍 ××××
住居 ××××
職業 ××××
◆◆◆◆
昭和53年1月13日生


上記の者に対する大麻取締法違反被告事件について,当裁判所は,検察官 吉田 稔出席のうえ審理し,次のとおり判決する。

主文

被告人を懲役1年6月に処する。
未決勾留日数中20日をその刑に算入する。
押収してある乾燥大麻様のもの2瓶(平成16年押第22号の符号1,2),大麻草入り紙タバコ1袋(同符号3)及び大麻草8株(同符号4)を没収する。

理由

(罪となるべき事実)
当裁判所の認定した罪となるべき事実は,起訴状2通に記載された各公訴事実と同一であるからこれらを引用する(ただし,平成16年7月9日付起訴状記載の公訴事実2行目に「被告人方」とある前に「当時の」を加え,同じ行の「グラム」とある次に「(押収してある乾燥大麻様のもの2瓶(平成16年押第22号の符号1,2)及び大麻草入り紙タバコ1袋(同符号3)はいずれもその鑑定残)」を,同年8月20日付起訴状記載の公訴事実6行目に「本」とある次に「(押収してある大麻草8株(同符号4)はその鑑定残)」を,それぞれ加える。以下,認定事実を起訴状の日付順に「判示第2事実」,「判示第1事実」という。)。

(証拠の標目)
( )内の数字は,検察官請求の証拠番号を示す。
判示全事実について
被告人の当公判廷における供述
判示第1事実について
被告人の検察官(28)及び警察官(27)に対する各供述調書
実況見分調書(15)
鑑定嘱託書謄本(16)
鑑定結果回答書(17)
押収してある大麻草8株(18,平成16年押第22号の符号4)

判示第2事実について
被告人の検察官(25)及び警察官(2通,21,23)に対する各供述調書
現行犯人逮捕手続書(甲)(1)
捜索差押調書(乙)(2)
鑑定嘱託書謄本2通(3,6)
鑑定書2通(4,7)
押収してある乾燥大麻様のもの2瓶(5,8,平成16年押第22号の符号1,2)及び大麻草入り紙タバコ1袋(9,同符号3)

(法令の適用)
被告人の判示第1の所為は,大麻取締法24条1項に,判示第2の所為は,同法24条の2第1項に,それぞれ該当するところ,以上は刑法45条前段の併合罪であるから,同法47条本文,10条により重い判示第1の罪の刑に法定の加重をした刑期の範囲内で被告人を懲役1年6月に処し,刑法21条を適用して,未決勾留日数中20日をその刑に算入し,押収してある乾燥大麻様のもの2瓶(平成16年押第22号の符号1,2)及び大麻草入り紙タバコ1袋(同符号3)は,判示第2の,押収してある大麻草8株(同符号4)は判示第1の各罪にかかる大麻で犯人が所有するものであるから大麻取締法違反24条の5第1項本文によりこれらを没収する。

(量刑理由)
本件は,自宅で大麻草を栽培し(判示第1),自宅に大麻約20グラムを所持していた(判示第2)事案である。
被告人は,平成10年6月ころに当時DJをしていたクラブの客に勧められて初めて大麻を吸引し,そのとき五感が鋭くなり普段聞き取れない音楽の音が聞き取れたことから,その後は密売人から購入して使用していたが,平成11年11月に大麻取締法違反で逮捕され,平成12年2月23日同罪で懲役1年8月執行猶予3年に処せられ(同年3月9日確定),以後は大麻と縁を切っていた。しかし,執行猶予期間が満了した後の平成15年9月ころ,DJのイベントで知り合った××から勧められ,少しぐらいならいいだろうという気持ちと大麻が規制されている理由について得心が得られていなかったことから,再び大麻に手を出し,これが発端となって,昔覚えた感覚がよみがえり,その後は××から譲り受けては大麻を使用し,やがては自分で栽培することを考えるようになり,同年10月から判示第1の犯行に及び,また,判示第2のとおり,収穫した大麻の一部を所持し,この間頻繁に大麻を使用していたものである。以上の経緯,特に,既に一度懲役刑に処せられていながら,今回自身で栽培するまでになっている点からすると,被告人の大麻取締法違反の罪についての常習性は,かなり高いというほかない。そしてまた,本件刑責に対しては,実刑を科するのが相当といえる。

ただし,被告人は栽培した大麻を自己が使用するか捨てるか以外に用いたことはないこと,被告人が今回こそは大麻と縁を切る旨誓うなど反省していること,父親が今後の監督を証言してくれていること,被告人は父親の営む××に従事し今ではその存続に不可欠ともいえるまでの存在になっていることなどの事情を考慮すると,その刑期は,主文のそれに止めるのが相当である。

よって,主文のとおり判決する。

(求刑 懲役3年,没収)
平成16年10月25日
××地方裁判所刑事部
裁判官 杉田 友宏

これは謄本である
平成16年12月8日
××地方裁判所
裁判所書記官 松岡 孝典 〔印〕

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桂川さん裁判 : 投稿者 : 白坂@THC主宰 投稿日時: 2005-01-25

刑罰による大麻規制は取締当局による自作自演だった

桂 川 直 文

・大麻を有害とする証拠などどこにも存在しなかった
従来の大麻裁判では大麻使用の当否など論議されることなく、法律の条文だけを理由に量刑が科せられ、被告人が法廷で大麻の真実を述べようものなら反省の意識がないとされて刑が重くなりました。したがって被告人は「大麻は害悪があり二度と手にしない」と虚偽の証言をし、過去の判例に照らして判決が下されて公判は形式的に終了しました。

今日まで我が国では大麻取締法違反容疑で検挙されたものは、実質的に公正な裁判が受けられない状態だったのです。

私の裁判も例外ではなく、大麻取締法の不当性を主張し、取締当局を非難したため、一審では大麻の有害性を「公知の事実である」と断定されて、昨年4月14日大阪地裁にて米山正明裁判官から懲役5年という実刑判決が下されました。

私は一審判決を不服として大阪高裁に控訴し、大阪の金井塚康弘弁護士に加えて東京の丸井英弘弁護士を選任し、弁護団を構成して控訴審を闘ってきました。弁護人による控訴趣意書が奏効して、控訴審では異例の三回にわたる被告人証言をすることができました。

また弁護士の強い主張により、裁判官の勧告で検察側が大麻を有害とする証拠資料を提出したことは、問答無用だった一審からすれば大きく前進したものといえます。

ところが、この4つの文献資料からなる検察提出の証拠はとんでもないシロモノでした。

第一の資料がなんと厚生労働省外郭団体、財団法人「麻薬・覚せい剤乱用防止センター」ホームページ、いわゆる「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの抜粋だったのです。

以前から、このホームページの内容があまりにもデタラメであることから、私を支援してくれているカンナビストの会員が、記述にある大麻摂取を原因とする心身の異常(脳障害、生殖機能障害)について厚生労働省に情報公開請求を行い「行政文書不開示決定通知書」が昨年4月、交付されました。その理由は「開示請求に係る行政文書を保有していないため」というものでした。我が国には大麻摂取を原因とする疾病など一つもないことが判明していたのです。

この事実はすでに第一回公判で弁護側から明らかにされ「行政文書不開示決定通知書」は証拠採用されていました。にも拘らず、出典が明記されておらず、その真偽を確かめようもない単なる主張を、検察は大麻を有害なものとする第一の証拠資料として提出してきたのです。しかも、弁護側の「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ管理者の証人申請が検察側の不同意により却下となってしまいました。

その他の検察提出資料もすべて、大麻を取り締まる側の人物や組織の手によるもので、大麻を悪いものとする前提のもとに書かれたものでした。カンナビストの会員の検証によれば、検察資料の中にも、原本には大麻を肯定的に記述した部分があったのですが、検察は意図的にそのような部分を削除して裁判に提出するという悪質さでした。

そして驚くべきは、「捜査報告書」と題する大阪高等検察庁検察官検事 藤田義清 から大阪高等検察庁刑事部長 清水治 あての、この大麻を有害なものとする資料の日付けが平成16年9月28日だったことです。
国民に7年もの懲役刑を求刑する重大事犯(私の場合)にもかかわらず、その根拠となる確固たる証拠資料がここに至るまで検察の手許に無かったことになります。

・麻薬取締官の行為は憲法第15条第2項(すべて公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者では無い)に明確に違反している

私を逮捕した厚生労働省の麻薬取締官(通称マトリ)は、大麻の無害性を国民の誰よりも認識しており、海外の大麻事情にも通じています。私を担当した近畿厚生局麻薬取締部の下宮捜査官は、取り調べ開始にあたって「大麻は酒、タバコと同列である」と宣言しました。さらにマトリ達は、その経験上、大麻を好む人達の大半は普通に職業を持ち、真面目に納税している一般の国民であることも承知しています。

私は取り調べの過程において何度も、現行の大麻規制の在り方を非難しましたが、マトリ達の返答はいつもオウム返しのように「我々は法に従って仕事をしている」でした。しかし、罪の無い人を捕縛し、その社会生活を破壊するようなことが仕事なのでしょうか。

厚生労働省の役人として、大麻が酒、タバコ以上に害が無いことを認識しているなら、その事実を検察や裁判所に、そしてマスコミを通じて広く国民に知らせる義務がある筈です。
マトリ達は公僕としての本来の仕事を放棄して、あろうことか、大麻の真実を社会に知らしめている大麻自由化運動を組織的犯罪行為とみなし、私をその主魁と認定して、私の友人知人達を次々と逮捕投獄してきました。

すべての捜査と取り調べが終了して、当所マトリ達が描いていた、大麻解放を隠れ蓑にした日本最大の大麻密売組織という構図は自らの妄想だったことが判明しました。

取り調べの最後に登場した近畿麻薬の幹部は「我々にとって今回の事件は非常に特殊なケースでした。あなたの行為を裁判所がどう判断するかとても興味があり注目しています」と言い放ちました。従って私は絶対に引き下がる訳にいきません。とことん最後まで闘って、取締当局こそ犯罪者であることを証明します。

・大麻無害の証拠をこれ以上求められれば役人達に大麻を吸ってもらうしかない

昨年11月24日の第3回公判で控訴審での私の証言は終了しました。傍聴していた支援者からの手紙によると、皆 私の発言に満足していたとのことで安堵しました。3回にわたって決定的なことを述べましたが、それでも語り尽くせない点がありましたので公判後、陳述書として裁判所に提出しました。

情報化時代の今日、私が何回も法廷で話さなくても、裁判官達は大麻の無害性くらいうすうす知っている筈です。しかし、30年以上にわたりこんなことで何万人もの国民を牢屋に入れてきたのですから、役所のメンツや同僚、先輩への配慮からも、役人達はそう簡単に大麻容認にしないでしょう。だから私は1年半も拘置所に座り、公判であーでもないこーでもないと検察とやりあい、夥しい証拠書類を積み上げているのです。いわば私の裁判は一つの儀式であり、日本が精神的先進国になるための通過儀礼のようなものなのです。

もはや検察は公判を維持することができなくなっています。訳の分からない、トンチンカンな被告人質問に終始し、まるで要領を得ませんでした。

一審の公判検事には大麻吸煙について「トリップを求めていたのか?快感を得ようとしていたのか?」と質問され困ってしまいました。

控訴審では検察資料を示され「大麻にはこのような害悪があることをどう思うか?」と訊かれ、私は「それはかなり古い資料だと思います」と答えました。つぎに「LSDをやったことがあるか?」と訊かれ、「あります」と答えました。検事の質問はたったのそれだけでした。

弁護側は大麻取締法違憲の証拠、大麻使用の無害性有益性の証拠を考えられる限り、すべて提出し、私は真実を忌憚なく証言しました。これ以上大麻無害の証拠を積み上げるとするなら、検察官や裁判官に大麻を吸ってもらうしかないと思います。

現在、全国の支援者から沢山の励ましの手紙を戴いており、まだ返事を差し上げていない方々に、とりあえずサイト上で御礼申し上げます。

また私の減刑嘆願のため署名された多勢の皆様にも厚く御礼申し上げます。
本当にありごとうございました。

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