ハームリダクション政策(有害性縮減政策)とは、ヨーロッパやアメリカでソフトドラック(主にカナビス)の個人使用を非犯罪化することで、それを犯罪として厳罰化することにより生じる他の社会的有害性を実質的に縮減させることを目的とした政策です。
このハームリダクションの考え方は、薬物問題以外でも多くのコントラバーシャルな社会問題の対策の中に幅広く認められます。
例えばメキシコとアメリカの国境付近で違法入国者が密入国の最中に死亡する事件を回避するため、メキシコ政府がサバイバルマニュアルのパンフレットを配布した事例があります。
法的には不法入国は違法ではあるが、実際に実行するものが後を絶たない以上、彼らの生命を保護する為にはこうしたパンフレットの存在はその目的にとって有効な政策です。
また中学・高校で生徒にコンドームを配布し、彼らの性病感染や妊娠を防ごうとする社会運動の事例も同じ考え方です。つまり、理念的には彼らの性行為は望ましくないが、実際に彼らの多くが性行為を行っている以上、彼らが安全に性行為を行えるようにしようという考え方です。
このように、ハームリダクションの考え方では、硬直化する危険性が常にある道徳的・法的要請を反省的に捉え、ある社会状況が生み出す人間の生命・身体の危険性を極力回避させるために有効な手段を優先させます。
以下に紹介する論文の目的のひとつは、このようなハームリダクションが、オランダのカナビスの非犯罪化政策の中でどのように実践されているのかを明らかにすることです。
これをまずご一読いただき、皆様とともに日本の政策に今後どのような示唆が可能なのかを一緒に考えて行くことができればと思います。
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大麻取締法違憲論裁判のレポートを改めて読み返し、最高裁の矛盾を再確認しています。
まず端的に言って、「白坂裁判」では、被告弁護側が一審の当初から主張していた、「大麻取締法は生存権を侵害している」という違憲論に対し、大阪ちほう裁判所だけでなく、高裁、最高裁までもが、全くその主張について判断せず、判決で一言も触れず、完全に黙殺しました。日本の司法制度では、最高裁は黙秘権を使っても良いのでしょうか。これは司法自身による三権分立への死刑宣告ではないでしょうか。これが司法の思考停止ではなくてなんでしょう。
医学的にも、ある時は劇的と言えるほどの医療効果が大麻にあることは、今や「公知の事実」です。
カナビススタディハウスさんのサイトには、それらの夥しい数のレポートが紹介翻訳されています。
医療的な分野だけでなく、大麻は環境に負荷をかけない素材として、産業的な面からも注目されています。バイオマスエネルギーとしての価値も高いのに、大麻取締法が厳しく制限しています。
大麻取締法は憲法違反です。最高裁は審理して下さい。
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大麻はアルコールよりも安全な選択
カナビス・スタディハウスからの転載記事です。
1.大麻はアルコールよりもはるかに中毒性が低い
反大麻研究の中心である国立薬物乱用研究所(NIDA)のジャック・ヘニングフェィールト博士による評価でさえ。どの項目を見ても大麻はアルコールよりも深刻度は少ない。(表中「カナビス」が大麻) [1]
依存性
そのドラッグを中断するのがどれほど難しいかを示す指標。中断しても再度始めてしまう率、さらに最終的に依存に陥いる人の率が多いほど深刻度が大きい。依存性が高いほど、明らかに害があると分かっていても、そのドラッグを求めて使おうとする程度も大きくなる。
耐性
以前と同じ程度の満足を得るのにドラッグの量がどれだけ増さなければならないかの指標。
切望感
他のドラッグには目もくれずに、特定のドラッグを繰り返し使おうとする執着心の程度。人間および動物実験で調べる。
中毒性
身体的な中毒の害の他、個人の生活や社会にも害を及ぼす程度。
2. アルコールでの死亡は日常茶飯事、大麻は全くゼロ
毎年、アルコールの過剰摂取(オーバードーズ)による急性中毒死亡事故は何百件にも上るが、大麻の過剰摂取で死亡した例は歴史上知られてない。また、アメリカでは、アルコールの使用が原因で体を壊して病死する人も何万人にも上っている。
2001年のアルコールの過剰摂取による急性中毒死は331人。大麻による死亡事故はゼロ人だった。 [2]
アメリカにおいては、アルコールの過剰飲酒による死亡は、防ぎうるとされる死亡原因の第3位になっている。過剰飲酒は複合的に健康を損ない、肝硬変、各種のガン、非過失性の怪我、暴力などを引き起こしている。
アメリカ疾病対策センターでは、2003年に、アルコールが引き起こした死亡者数を2万687人(事故や殺人関連は除く)と報告している。 [3]
3. アルコールは最も毒性の強いドラッグのひとつ
アルコールは最も毒性の強いドラッグのひとつで、通常使用量の10倍を摂取すると死ぬ人も出てくる。これに対して、大麻は最も毒性の低いドラッグで、致死量は通常使用量の数千倍と言われている。数千倍と言っても、これは仮説・理論的な数値で、実際には大麻のオーバードーズで死亡したケースはこれまで全く知られていない。
リクレーショナル・ドラッグで最も毒性が強いには、GHB(ガンマ・ヒドロキシン酪酸)やヘロインなどで、致死量は通常使用量の10倍を下回っている。大部分のリクレーショナル・ドラッグの致死量は10~20倍で、ここには、コカイン、MDMA(エクスタシー)、アルコールなどが含まれる。
また、比較的毒性の低いグループの致死量は20~80倍で、ロヒプノール(フルニトラゼパム、ルーフィーズ)、メスカリン(ペヨーテ)などが含まれる。一方、生理学的に最も致死量の低いとされるグループは100~1000倍で、シロシビン(マッシュルーム)や大麻などが含まれる。
しかし、筆者が英文の文献を調べた限りでは、大麻を吸って死んだという具体例は見つけられなかった。実際のところ、大麻の致死量は謎と言ってもよい。筆者の推測するところでは、大麻の喫煙は、大麻を食べるよりもリスキーだと思うが、それでもアルコールで普通に酔うよりも安全だろう。
意識を変容させる薬物は、体へのリスクや社会コストの増大にもかかわらず、ほとんど全ての文明で何世紀にもわたって使われてきた。従って、リクレーショナル・ドラッグが使われなくなると期待するのは現実的とは言えない。
しかしながら、リクレーショナル・ドラッグを個人の責任と管理だけに任せるのは極めて難しい。現在のところ、西洋近代社会一般においては、比較的害のないドラッグの一部を規制管理することで社会の習慣を前向きに発展させようとするまでには至っていないが、筆者はその必要性を訴えたい。 [4]
4. アルコールの長期使用は、大麻の長期使用よりはるかに害が大きい
アルコールの長期使用によっていろいろ重大な健康被害が出ることはよく知られているが、それに比較すれば、大麻の長期使用より害ははるかに小さい。
大麻の長期使用が永続的な認知障害を起こすというような証拠はほとんどない。さらに、明らかな心理社会的因果関係を示す証拠もない。
確かに、大麻がスモカーの気道のダメージを与えるといったいくつかの健康リスクはあるかもしれないが、それでもリクレーショナル・ドラッグ全体の中では、比較的に安全なドラッグだと言える。 [5]
5. 英科学技術委員会、アルコールは大麻よりもはるかに害が大きい
イギリス下院科学技術特別委員会では、国の現行のドラッグ分類に対して、もっと論理的な観点から、アルコールなど合法的なドラッグも含め20種類のリクレーショナル・ドラッグの再評価を行っている。委員会はこの研究をベースに、アルコールを最も害のあるドラッグ分類(A分類)に区分するように政府に提言している。また、委員会の評価では、大麻は害の少ない部類に属している。イギリスでは、現在、大麻はC分類のドラッグにダウングレードされている。 [6]
6. アルコールはガンの原因になるが、大麻はならない
タバコのタールに比較して大麻の煙には肺ガンに関係する発ガン物質濃度が50%も多く含まれており、同量のタバコの煙に対してタールが4倍も肺に残ることが以前の研究で示されていたが、実際には、大麻だけしか使かわないスモーカーが、それが原因となって肺ガンになったという報告はなく、最近行われた大規模調査でも再確認されている。また、大麻の使用は、各種のガンとも関連がないことも示されている。
これとは反対に、アルコールが、長期的には、ガンや肝硬変など各種の健康被害をもたらすことはよく知られている。
大麻とアルコールついて対比してみると、一般の人たちがそれぞれの害の深刻度をどのように考えているかが分かって興味深い。大麻のみのスモーカーが肺ガンになったという記録はないが、アルコールの場合は肝疾患で何千人も死んでいる。正確には、2003年の死亡者数は1万2360人に上る。このことから、明らかに、大麻の深刻度は過大に考える一方で、アルコールの深刻度は極端に低くみているかが分かる。 [7][8]
7. アルコールは家庭内暴力や性暴力の原因になっている
研究によれば、アルコールは家庭内暴力や性暴力を引き起こしやすいが、大麻ではそのような傾向はみられない。
パートナーが長期的に精神活性ドラッグを使用しているカップルについて検証したところ、アルコールとコカインの場合は男性から女性への日常的な身体的暴力が著しく増加する傾向があるのに対し、大麻とヘロインでは顕著な関連性は見られない。
男性から女性への日常的な身体的暴力は、些細なものも含めて、アルコールを飲んでいる日の方が飲んでいない日の8倍多く,深刻な暴力に限れば11倍になっている。さらに、どちらのケースも、全体の60%が男性パートナーの飲酒後2時間以内に起きている。 [9]
8. アルコールは攻撃的振舞や暴力を起こすが、大麻は起こさない
研究によれば、アルコールの使用は、攻撃的な振舞や暴力行為を引き起こすが、大麻の使用は、暴力的な振舞を減らす傾向が見られる。
アルコールについては、明らかに、酔っ払いと暴力が直接結び付いていることを示す証拠がたくさんあるが、大麻では、酔っている時は暴力が抑制される。[10]
9. アルコールは暴力犯罪と強く結びついている
アルコールの使用は暴力犯罪と強く結び付いているが、大麻ではそのような結び付きはない。加害者側がアルコールを飲んでいる時に暴力を受けたと被害者が証言している暴力犯罪は、毎年およそ300万件発生している。
その3分の2は、現あるいは元配偶者、ボーイフレンドまたはガールフレンドなどの身近な人から暴力を受けているが、アルコールが原因になっていると認めている。
配偶者による被害の場合、4分の3のケースが加害者が酔っ払っていた時だったと報告している。[11]
10.デンバーでは、アルコールが家庭内暴力の触媒になっている
デンバーでは、アルコールの使用が家庭内暴力の触媒の役割を果たしている。デンバーにおける全家庭内暴力のおよそ半数がアルコールがらみで、家庭内暴力による死亡事故は、加害者のアルコール使用が特徴的な原因になっている。[12]
11. 大学内では、アルコールの使用による性暴力とデート・レイプが蔓延している
大学内では、アルコールの使用による性暴力とデート・レイプが蔓延しているが、大麻の場合は、学内のそれらに関して検討した資料が見られないことから判断して、目立った原因にはなっているとは考えられない。
ハーバード大学公衆衛生学科の研究によると、学内のレイプの72%は、女性がアルコールに酔い過ぎて拒否も同意もできない状態のときに発生している。[13]
性暴力については、アルコールと大麻を比較することは非常に難しい。と言うのも、大麻が主な原因になったとする性暴力に関する情報がないからなのだ。逆に言えば、大麻が性暴力に関係していないことは、性暴力の研究や教育に係わっている多くの機関が事件に関連しているドラッグとして大麻をあげていないという事実に最も端的に表われている。そのよい例は、レイプ・中毒・近親相姦に関するナショナル・ネットワーク(RAINN)のサイトを見れば納得がいく。[14]
サイトでは、アルコールが、性犯罪を促すドラッグとして最も多く広く使われていると指摘したうえで、「その原因の大部分は、アルコールが簡単に入手しやすく、社交のために多くの人が使っている」 からだとその理由を述べている。大麻に関しても、「簡単に入手しやすく」、「社交」に広く使われていることを考えれば、このサイトの性犯罪ドラッグリストに大麻が載っていないという事実自体が、いかに大麻と性暴力に結び付きがないかを物語っている。
別の例としては、アメリカ保健社会福祉省のウエブサイトでも、望まない又はリスキーな性行為に人を押しやるドラッグとしてアルコールをあげているが、大麻はリストに加えられていない。[15]
● Reference:
[1] Jack E. Henningfield, PhD for NIDA, Reported by Philip J. Hilts, New York Times, Aug. 2, 1994 "Is Nicotine Addictive? It Depends on Whose Criteria You Use."
http://drugwarfacts.org/addictiv.htm
[2] U.S. Centers for Disease Control (CDC). http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5337a2.htm
[3] http://www.cdc.gov/nchs/fastats/alcohol.htm
The CDC has no reports of “marijuana-induced deaths.” (In reality, there may be 2-5 deaths each year attributed to marijuana, but this article -- http://bbsnews.net/bw2005-02-01.html -- describes how these are actually deaths attributable to other causes but “blamed” on marijuana due to the way the data is collected.)
[4] The American Scientist, the Magazine of Sigma Xi, the Scientific Research Society. http://www.americanscientist.org/template/AssetDetail/assetid/50773?&print=y
[5] Iversen, Leslie. Current Opinion in Pharmacology. Volume 5, Issue 1, February 2005, Pages 69-72. Long-term effects of exposure to cannabis. University of Oxford, Department of Pharmacology.
[6] New Scientist Magazine. Issue 2563. August 2006, page 5. Drug-danger 'league table' revealed.
House of Commons Science and Technology Committee Drug classification: Making a hash of it?
英科学技術委員会、ドラッグ新分類を提言、大麻はアルコールやタバコよりも害が少ない
[7] http://www.cdc.gov/nchs/fastats/alcohol.htm . Note also on this page that “alcoholic lever disease” is a separate category from “alcohol-induced deaths, excluding accidents and homicides.” Thus the 20,687 cited in #2 (as “deaths from alcohol consumption” could easily be 33,047.
[8] http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/05/25/AR2006052501729.html
大麻喫煙と肺ガンは無関係、ロスアンジェルスの大規模研究
[9] Fals-Stewart , William, James Golden, Julie A. Schumacher. Journal of Addictive Behaviors. 28, pages 1557. Intimate partner violence and substance use: A longitudinal day-to-day examination. Research Institute on Addictions, University at Buffalo, State University of New York
[10] Hoaken, Peter N.S., Sherry H. Stewart. Journal of Addictive Behaviors. 28, pages 1533-1554. Drugs of abuse and the elicitation of human aggressive behavior. Dept. of Psychology, University of Western Ontario. Dept. of of Psychiatry, DalhousieUniversity.
[11] U.S. Department of Justice. Bureau of Justice Statistics. National Crime Victimization Survey 2002.
[12] Abrams, Margaret L., Joanne Belknap, Heather C. Melton. When Domestic Violence Kills: The Formation and Findings of the Denver Metro Domestic Violence Fatality Review Committee. March 2001.
[13] http://www.hsph.harvard.edu/cas/Documents/rapeintox-pressRelease/
[14] http://www.rainn.org/types-of-assault/sexual-assault/drug-facilitated-assault.html
[15] http://www.4woman.gov/faq/rohypnol.htm#5
Source: SAFER Colorado
Subj: Marijuana is safer than alcohol!
Web: http://safercolorado.org/safer-doc
【参考】
大麻合法化条例案、コロラド州有権者の40%以上を獲得、SAFER プレスリリース (2006.11.8)
SAFER、ユーモア広告・看板、コロラド州修正44号住民条例キャンペーン (2006.11.6)
コロラド州住民投票条例、アルコール・大麻均等修正44号案FAQ
アルコールか大麻か、大人の選択を認めるべき時、コロラド州住民投票条例・修正44号案 (2006.10.1)
米政府の調査結果、法が人びとを飲酒に向かわせている、アルコールで大麻は霞んで見える (2006.9.7)
聖パトリック・デーは安全なマリファナで祝おう、デンバー・SAFER (2006.3.12)
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今日ついに判決でました。
無事に(?)懲役6ヶ月、執行猶予3年でした(求刑6ヶ月)。
自分にお疲れ。長かったです。
ホントにこの悪法をどうにかしたいものです。
http://www.cannabis-studyhouse.com/こうゆうサイト必要ですね。
全く害がないとは言わないが、刑罰を与える程?て。
だいたい事件にしても証拠だ裏付けだと言うのに、罰を与える証拠に根拠がないてのがマジでふざけた話し。
国でシッカリ研究やって害がある事をハッキリ示してんなら黙って罰を受け入れるけど。
そうじゃないのがマジで納得いかねえ。
俺も出来ることから運動を始めたいと思います。
どうゆう活動をするのがいいですかね?何かアドバイス下さい。
判決でてから親戚周りしてきたんですが(親戚一同ミンナ知ってるため。)、思ったよりもキツイです。
何がキツイってやっぱ大麻の認識の違い。
ミンナやっぱり大麻=ドラッグ=悪=廃人(精神病、暴力、依存症、犯罪者)みたいな?
で、大麻→覚醒剤とか思ってるのね。
1番クラッタのは、従兄弟の兄ちゃん.
「オマエ何しようと?俺も昔合法ドラッグはした事あるけどクスリはいかんぜ。オマエ…マリファナは。オマエは1番しちゃいかんことをした。死んでも償えんぞ?オマエ引っ越しの手伝いした時(まだ大麻と無縁のころ)も吸いよったちゃろ?」
「いや、吸ってませんよ」
「いや、もういいって。言っとくけどオマエもう信用ないよ?親戚ミンナからヤク中と思われとるけんな?信用は取り返すのは難しいぞ?とりあえず保釈金や裁判費用を働いて返せ!で、将来どうしたいとや?何して働くか決めたら一筆書いて持って来い。音楽には2度と近づくな。いや、ハイじゃねぇって、マジで分かっとうと?オマエは俺や両親とかミンナを裏切ったんぞ?考えろや!ばあちゃん死んでて良かったな?生きてたら事件の事聞いたら死んでたぞ?何が宅配便で頑張ってますだ?大麻吸いよったちゃろが?」
いや…宅配便て何年前の話しよ?そんな4年前のバイトの事しかしらん奴にそこまで言われな?俺が入院した事とかもしらんめぇもん?つか10年前ぐらいにハウスやテクノ聞く奴が合ドラて言ったらエクかキノコやろ?大して変わらねぇじゃん?ソレは言い過ぎだろ?刑事ですらも「俺も合法だった頃ラッシュ試してみたけどなぁ。まぁタバコと大麻が法律が逆だったら立場が逆だったぞ?俺は違法になってもタバコは辞めない!」みたいな言いかたやったんに。
マジでこんな言われようで悔しくてボロ泣きしましたよ。
こーゆう扱いをされない世の中にしたいです。
せめて両親が亡くなるまでには一服しながら「コレでパクられるヒドい時代があったね~」みたいな会話ができるように。
両親にカナビススタディハウスを「自分の人生を変えた物やけん真実を知って欲しい」と言い見せようとしたら「いや、もうダメゼッタイを見て良く分かったよ。もうコレ以上関わりたくない。だいたい酒、タバコすらも何でするのか分からないのに。裁判管の言った事をしっかり覚えとけよ。常習性があるんだからな。」と拒否られました。
ハッキリ言って、身内の反応が痛すぎてツライです。
こうゆう偏見を無くしたいですね。
おしまい。
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今日、初公判終わらせて来ました。求刑6ヵ月でした!いろいろ相談ありがとうございました!
遠い●●の裁判所へと向かう訳ですが、インターらへんから裁判所へ向かう間、記憶がよみがえる…
俺をパクった警官の嬉しそうな笑顔。また小物かよ?みたいな態度の刑事。運が悪いね~とウザイ護送。
で裁判所に入り、ガチガチに緊張…
弁護士と打ち合わせ。法廷に入ると部屋長が護送に連れてかれるトコ。傍聴人意外と多い!
で裁判長…「ちょっと早いですが始めましょう」
で裁判は進んで行く訳ですが、途中から冷静に見てました。
情状証人の親父の証言。弁護士からあ~だこ~だ、と言われながら必死に答えてくれる。
「大麻はどう悪いですか?」
「大麻精神病になり暴行事件をなんちゃら」
傍聴席を見ると、アレ?母ちゃん会わせて2人しかいねぇ!しかも寝てる!つか出ていったよアイツ!そんなに暇な事件?母ちゃん1人になったじゃん…
アレ?検事若くね?タメ?棒読み?眠そうやな?暇そうやな?つかオオチャクそうやな?つか書記菅もタメぐらい?
ん?そういや弁護士も裁判官も若いな?
お?証拠品提出か。少な!!改めて見るとマジで少な!タバコ1本より少ないよ!たったコレっぽちの所持でタイーホ…もっと捕まえないかん奴らいるだろ?つかオマエら緊張感なくねぇ?何で物おとす?何で笑い声でんの?
あ?もしかして出来レース?若手のチミらの研修みたいなもん?
みたいな感じで勘ぐってましたがやっぱ証言台に立った時は緊張したし、大麻は悪いものだと証言したのが悔しかったです。
検事…情状酌量の余地ナシ!求刑6ヵ月!
弁護士…彼はなんちゃらかんちゃら…執行猶予をお願いします!
で今度判決です!
たぶん執行猶予やけど何だかな~て感じです。ごく少量のガンジャでとんでもない事になったな~と。んで、もっととんでも無い事になってたかもなぁと。ガンジャやりたきゃ外国行くしかないすね。
日本は厳しすぎる。
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留置場で聞いた話しでは
Aさん…彼女とチャリで無灯火2ケツで職質にあう→「何してんの?」「クラブ帰りです」財布見られてジョイント見つかる→懲役1年執行猶予3年→仕入れ先の先輩もケータイから足がつき捕まる。
Bさん…自宅で日本記録の量の大麻を栽培→匂いがキツく隣の住民から通報→内偵→捕まる→あまりの量のため個人使用の為なのに「営利、栽培、譲渡、使用、所持」&裁判で「悪い事をしたとは思ってない!オランダに行って大麻の研究機関で働く!」と言ったため、初犯なのに実刑5年。
Cさん…宮崎から来てパチンコしながら吸ってたら隣が私服刑事→執行猶予中で実刑。
Dさん…ネットで買ったら向こうが捕まってリストからアシがついてガサ入れ。
Eさん…仙台から旅行で来てたら職質くらって車内からパイプ&大麻→執行猶予。
他にも鹿児島から来てシートベルトで捕まりティッシュにくるんでごみ箱に入れてたのが見つかったり、売人おったけど彼女をフったら逆上してチクられたり。
さらにクラブや野外は私服警官、麻取や補導員が潜入してることがあり怪しい奴はシール貼って出る時に職質とかね。職質と言えば薬検て言って「Bボーイ、ラスタ、ヤクザ、入れ墨、バンドマン、ヤンキー」はボディチェックしまくる地域もあるらしい…ヒドイ話し。●●じゃありえん捕まり方の人が多かったです。
あと学生や普通の社会人が多かったです。
ま、REGGAEはマークされてるみたいです。自分の用心が足りませんでした。
で、大麻は良い物だと思ってたから誰にも迷惑かけてないのに懲役て聞いてビックリしました。
未成年の飲酒・喫煙レベルで考えてました。親も泣きました。
中じゃ傷害、窃盗、児童福祉法違反、風営法違反、暴走族、飲酒あたりが罰金刑や起訴猶予でポイポイでてくのに、JOINT3本の俺は起訴されて執行猶予。刑的には強制わいせつや恐喝と同じぐらい。
留置場ではクソジャンキーどもからLだSだXだと聞かされヤクザとかからも同類扱いされて「クサ面白いけどキマリ方がたらんけパワーアップさせる」とか言われる始末。しかもシャブの売人の奴ら別件逮捕でシャブのけんには一切捜査はいらんのよ。どうなってんだか。
さらに刑事からは「大麻は多いもんね~、現行犯じゃないとパクれないザル法だもんね。今回は運が悪いよ!覚せい剤じゃなくて良かったね!覚せい剤だったらとんでもなかったぞ。下道で来るか違うインターで降りれば良かったのに。ソレカもっと上手く隠さなきゃ!大麻は悪いとは思わないけど法律だからしょうがない。こんなに馬鹿らしい犯罪はない。二度とするなとは言わないが持ち歩くな!そして捕まるな!今回は捕まった事は親に迷惑かけたけど被害者もいないんだし、一生ひきづる事はない!」と。
検事は「大麻は大して悪くないらしいけどね~合法の国多いみたいだけど、ここは日本だから日本の法律に従わなきゃ!今回は運が悪い。なんで捕まるかな~?あ、REGGAE祭?REGGAEの影響で多いもんね。正月の飲酒検問と一緒だろ?飲む奴がいるから検問するんで、REGGAE祭に持ち込む奴がいるから検問する。普通に考えたら持って来ないだろ?」と。
親や弁護士に「法に触れた事が悪い」と言ったら「認識が甘い!どれだけ身体に害があるか考えろ、何で法律で禁止されてるか?」とダメゼッタイを渡されました。裁判で弁護士が俺に質問するそうです。
保釈されたから学校になんとか間に合ったし、表に出てないから何とか元の生活に戻れそうですが、下手したらとんでもない事になってたんで恐ろしいです。
いちおう理解ある友達には全て話したし、親にも刑は思いけどそんなに悪い事をした訳じゃないことを伝えました。大麻が人生を壊すんじゃ無くてクソ法律が人生を壊す事を。
今回は捕まったタイミングも良くて生活に影響は少なそうだし、親が親戚に頼み込んで保釈してもらったんで親にはホントに感謝しています。保釈が通らなかったらヤバかったんで。
正直いまでも悪い事(法に触れた事、捕まった事、親に迷惑、心配かけたこと)はしたと思うけど、悪い事(大麻を吸った事、持ってた事。)したとは思いません。
今まではREGGAEに乗っかって大麻は悪くない!とか言ってたけど、本気で悪くないと思います!
が、もう親に迷惑かけたくないんで、合法にならない限り二度としません。できる限りの親孝行します。
落ち着いたらそうゆう活動しなさい、て言われたんでガンバロと思います。
今REGGAEシーンが盛り上がって来てガンジャに対する考えが変わってきてる人も多いんで、法律が変わらないと被害者は増える一方だと思います。今年もREGGAE関係者たくさんパクられてます。
こんなに重い犯罪て知らない奴もたくさんいます。
だいたい犯罪て事をハッキリさせてない国もムカツク、ダメゼッタイとかは、タバコの表示とかと同じやん!
受刑者処遇法とかカジノ合法化とか訳わかんないことしてないで大麻取締法を真剣に考えろ!と思いました。
ただタバコを吸わない人にとっては禁煙席とかどうでもいいし、スロットせん奴にとっては規制が厳しくなっても関係ないのと同じで、法律がどうでも大麻と無縁の奴にはどうでもいい事なのかな?とも思いました。
長々とスイマセン。
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大麻取締法は、昭和23年に性病予防法などと共に可決成立している。
当時の竹田儀一厚生大臣による法案の提出理由は次のようなものだった。(国会議事録検索システム参照)
大麻草に含まれている樹脂等は麻藥と同樣な害毒をもつているので、從來は麻藥として取締つてまいつたのでありますが、大麻草を栽培している者は大体が農業に從事しているのでありまして、今回提出されています麻藥取締法案の取締の対象たる医師、歯科医師、藥剤師等は、職業の分野がはなはだしく異つています関係上、別個な法律を制定いたしまして、これが取締の完璧を期する所存であり、本法案を提出する理由と相なつております。
それまでに大麻が全く規制されていなかったわけではない。
昭和61年9月、丸井弁護士による厚生省麻薬課長証人尋問録が「地球維新 vol.2 カンナビ・バイブル/丸井英弘 中山康直 著(明窓出版 )」に掲載されており、それによると大麻取締法制定以前の規制は次のようであったと語られている。
弁護人「現行の大麻取締法ですが、途中で改正もあったようですが、これは昭和23年に制定されたものですね。」
証人「ええ、現行法は23年に制定されております。」
弁護人「それ以前は大麻規制はどのようになっていたんでしょうか。」
証人「これは私も文献的に調べる以外に手がないんでございますけれども、ずいぶん古いようでございまして、一番初めは大正14年に通称第二アヘン条約と言われます条約が出来まして、それで大麻の規制をしようという条約が出来ましたのを受けまして、昭和5年に当時の麻薬取締規則というものの中にこの大麻の規制が取り込まれたと。ですから昭和5年が一番初めということでございまして、それ以降昭和18年に薬事法という法律の中に法律が整備されまして取り込まれたというふうに文献は示しております。それ以降昭和20年になりましてポツダム省令で国内における大麻を含めまして、いっさい禁止の措置になったと。それでは産業上非常に困ってしまうということがありまして、昭和22年に大麻取締規則というものが出来たと。さらにその大麻取締規則が昭和23年に至って現行の大麻取締法というものに代えられたということでございます。」
(この証人尋問録は私も上告趣意書に引用させて頂いた。)
大麻取締法制定当時の様子は、法制局長官であった林修三氏の随筆「大麻取締法と法令整理」(「時の法令」財務省印刷局編 1965年4月 通号530号)でも紹介されている。このサイトでも「大麻取締法はなぜズサンか」として紹介したことがある。
大麻草といえば、わが国では戦前から麻繊維をとるために栽培されていたもので、これが麻薬の原料になるなどということは少なくとも一般には知られていなかったようである。したがって、終戦後、わが国が占領下に置かれている当時、占領軍当局の指示で、大麻の栽培を制限するための法律を作れといわれたときは、私どもは、正直のところ異様な感じを受けたのである。先方は、黒人の兵隊などが大麻から作った麻薬を好むので、ということであったが、私どもは、なにかのまちがいではないかとすら思ったものである。大麻の「麻」と麻薬の「麻」がたまたま同じ字なのでまちがえられたのかも知れないなどというじょうだんまで飛ばしていたのである。私たち素人がそう思ったばかりでなく、厚生省の当局者も、わが国の大麻は、従来から国際的に麻薬植物扱いされていたインド大麻とは毒性がちがうといって、その必要性にやや首をかしげていたようである。従前から大麻を栽培してきた農民は、もちろん大反対であった。
しかし、占領中のことであるから、そういう疑問や反対がとおるわけもなく、まず、ポツダム命令として、「大麻取締規則」(昭和二二年 厚生省・農林省令第一号)が制定され、次いで、昭和二三年に、国会の議決を経た法律として大麻取締法が制定公布された。この法律によって、繊維または種子の採取を目的として大麻の栽培をする者、そういう大麻を使用する者は、いずれも、都道府県知事の免許を受けなければならないことになり、また、大麻から製造された薬品を施用することも、その施用を受けることも制限されることになった。
国会議事録によると、栽培農家に課されていた届出の手数料はそれまで30円だったが、この新法で大麻栽培者が60円、研究者が50円になったとある。手数料は100円でいいのではないかという議員の質問に、政府委員が次のように答弁している。
○政府委員(久下勝次君)
現在大麻栽培の許可をし得る範囲が、連合軍当局の指令によりまして、五千町歩が許されておるのでありますが、実際に栽培の許可をいたしました所はまだ三千八百町歩に足りないという実情で、これをできるだけ多く栽培して貰うというようなことから、農林当局におきましても、これを是非できるだけ安くして欲しいという、きつい御註文がございました。相手は零細な栽培地を持つ農家も含まれておりますので、この程度にいたしたのでございます。
政府は手数料をあまり上げず、大麻の栽培が増えるよう配慮したと答弁している。
ところが、大麻栽培を増産するには、問題は手数料だけではなく、その手続きの煩わしさにもあったことが議事録からは窺える。
○三木治朗君 大麻が繊維にまでなつてしまへば、これはもう何も麻藥の方に関係がなくなるんじやないかと、こう考えるのですが、ところが繊維も、数量までも一々届出ろというようになつておるように思われるのですが、今麻が日本で大体生産が足りないので、沢山麻を要求しておるのですが、この法律のために、麻を作ることを何んだか非常に面倒なような感じを一般が受けるんじやないか、栽培者が受けるのではないか、それでなくても麻はなかなか肥料が沢山要つて、栽培技術が相当むずかしいものである、このように聽いておるのでありますが、こういう法律のために、栽培することを避けるような結果になりはしないかということを憂えるのですが、その点如何なものでしようか。
○政府委員(久下勝次君) 私共も御指摘の点は心配をしないでもないのでございます。実は從前は、我が國においても大麻は殆んど自由に栽培されておつたのでありますが、併しながら終戰後関係方面の意向もありまして、実は大麻はその栽培を禁止すべきであるというところまで來たのでありますが、いろいろ事情をお話をいたしまして、大麻の栽培が漸く認められた。こういうようなことに相成つております。併しながらそのためには大麻から麻藥が取られ、そうして一般に使用されるというようなことを絶対に防ぐような措置を講ずべきであるというようなこともありますので、さような意味からこの法律案もできております。その意味におきましては絶対に不自由がないとは申せませんと思いますが、行政を運営する上におきましては、さような点をできるだけ排除して、できるだけ農民の生産意欲を向上するように努めております。
大麻は栽培禁止になるところだったが、「いろいろ事情をお話をいたしまして、大麻の栽培が漸く認められた」という。誰に?占領国に。
当時、日本の社会には、薬物としての大麻を規制しなければならない状況などなかった。
繊維になってしまえば麻薬として規制する意味などなく、その繊維としての麻が日本社会には足りない状況だった。それなのに、繊維となった麻の数量までもいちいち届けろという規制。これは薬物としての大麻を規制するという意味を超えて、占領国は産業としての大麻栽培そのものに規制をかけてきたということではないのか。
その後、大麻繊維が駆逐され、石油製品に入れ替わってきたことは、戦後史が証明している。
大麻取締法は、当時の日本の立場から言えば、大麻産業を守るため、他の薬物を規制する麻薬取締法から切り離して独立した法としたものであり、占領国アメリカの意図としては、そもそも薬物政策ではなく、産業政策だったのである。
大麻取締法が制定された国会議事録を資料として追加しました。
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去年の夏、交通検問で車内にあったジョイント3本が発覚し、現行犯逮捕された学生の体験談
* * *
パクられるまでの経緯は、
音楽大好き→REGGAEを知る→ガンジャとはなんぞや?
→知識を得る→悪くないやん?→現場に行きまくる
→毎晩ガンジャは悪くねえとか一晩中聞く→やりとりしてるトコみたりする
→そのうち手に入るようになる→初めは自宅でコッソリ
→CLUBや野外で警察がおっても「ガンジャは悪くねぇよなぁ?バビロン恐くねぇだろ?こうゆうとこでガンジャ吸うのが素晴らしいよな?」てな具合いで煽りまくってガンジャチューンをPLAYしまくるBIGSOUNDやアーティスト。
なんだよ?捕まらねえし、いっぱいいるじゃん?てのと、高校の頃から少しいて、大学に行きだしたら先輩とかにもたくさんいて、クラブ行く連中もホトンドだし●●はかなり多いんで、ホスト、クラバー、夜の女に限らず、え?オマエが?て奴もやってて別に悪い事と思ってなかったし、ヘッドショップたくさんあるし、雑貨や服もガンジャマークが街に溢れてるから身近な存在だった事。油断しちまいました。
あと●●●と言う街が無法地帯なもんでケンカがあってもヤクザが取引してても、何があっても警察は役に立たない場所で遊んでたもんで…だいたい交番の隣にヘッドショップあるしギャングたまってるし。
で、僕が野外イベントに遊びに行った●●は、県警が東京で研修してきたらしくバシバシ捕まってるみたいです。…料金所でた所に3台止まってて、前に停められた車がちょうど終わった所で俺が止められて、
「ちょっと取り調べに協力してくれるかな?」
「いいですよ!」
「ドコに行くの?」
「REGGAE祭です!」
「財布と車内見せて、あと車検証!」
でカバンから出て来てチーンです。
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「カナビス使用のリスク」の3項に、「喫煙の習慣は肺ガンを起こしやすくする」という記述がありますが、これは現在では否定されており、そのレポートもカナビス・スタディハウスさんにあります。
From Cannabis News
カナビス喫煙と肺ガンは無関係
ロスアンジェルスの大規模研究
Source: Newswise, American Thoracic Society (ATS)
Pub date: 23th May 2006
Subj: No Link Between Marijuana Use and Lung Cancer
Web: http://cannabisnews.com/news/21/thread21866.shtml
5月23日に行われたアメリカ胸部学会国際カンファレンスで発表された研究によると、たとえカナビスをヘビーに長期間使っていた人でも肺ガンになるリスクが増加するようなことはないことが明らかにされた。また肺ばかりではなく、カナビスの喫煙による、舌、口、喉、あるいは食道などの頭部や頚部がガンになるリスクも増加しないことも見出されている。
この結果には当の研究者たちも驚いており、「今までは、生涯で500から1000本以上カナビスを吸ったヘビーなユーザーでは数年から10年以上経ってからガンのリスクが増加するはずだと考えていたのですが・・・」 とロスアンジェルスのUCLAデビッド・ゲフィン医学部教授であるロナルド・タシュキン博士は語っている。
研究者たちは、ロスアンジェルス郡でガンと診断された患者が直ちに登録されることになっている南カリフォルニア大学腫瘍レジストリのデータを利用して、ロスアンジェルス郡在住で、肺ガンになった611人と頭部や頚部のガンになった601人について、年齢・性別・生活環境がマッチした1040人のガンに患かっていない対象群と比較している。
研究の対象者は60才以下に限定しているが、その理由として 「1940年以前に生まれた人の場合は、時代背景から考えて、ティーンエイジからカナビス使用のピークになる20才台にカナビス自体を使ったとは考えられない」 とタシュキン博士は答え、実際に若い時期にカナビスを使っていた1950年以降の人が、現在ではガンを発症しやすい年齢になってきている、と指摘している。
被験者たちには、生涯のカナビス、タバコ、アルコール、その他のドラッグの使用歴、ダイエット歴、職業、家族のガン歴、経済状態などを尋ねているが、カナビスの使用歴については他の調査研究と同じ様なものだったとしている。
この研究では、最もヘビーなユーザーとしては生涯のカナビスのジョイント本数22000本以上、中からヘビーな場合では11000から22000本としているが、そうしたスモーカーでさえガンになるリスクは増加せず、少ししかカナビスを吸っていない、あるいは全く使っていない人たちと比較して何らリスクに違いはなかった。
また、肺ガン患者の80%、頭・頚部ガンの70%がタバコを吸っていたが、そのうちカナビスを吸っていた患者はどちらも半数でしかなかった。
タバコの喫煙とガンには明らかな相関があり、この研究でも、一日に2箱以上のシガレットを吸っていた人の肺ガンになるリスクは20倍に増加することが見出されている。以前に実施された多数の研究でも、タバコを多く吸えば吸うほど肺ガンや頭・頚部ガンになるリスクが増大することが示されている。
タシュキン博士は今回の研究が予想外だった理由ついて、タバコのタールに比較してカナビスの煙には肺ガンに関係する発ガン物質濃度が50%も多く含まれており、同量のタバコの煙に対してタールが4倍も肺に残ることが以前の研究で示されていたことをあげている。
「カナビスのジョイントの場合、タバコのシガレットに比べて巻き方がゆるいのでフィルター機能が弱く、より多くの粒子が吸引されてしまうのです。さらに、典型的なカナビスのスモーカーは、タバコを吸う時と違って4倍も長く煙を肺にとどめておくので、その分、微細な粒子が肺に残留しやすくなる」 と説明している。
今回の予期せぬ発見に対する一つの可能な解釈にとしては、カナビスに含まれるTHCが老化した細胞の死を早め、ガン化しにくくなるのではないかと指摘している。
また、タシュキン博士は次の研究として、被験者たちのDNAサンプルを採取して、先天的にガンなりやすい因子を持つヘビーなカナビス・ユーザーの場合にガンのリスクが増大するのかどうか調べたいと語っている。
参考:
カナビスの煙とガン、そのリスクは?
実際には、今回の結果はそれほど意外なものではなく、すでに昨年発表されていた中間集計の報告から予想されていた。
カナビス喫煙、ガンの危険なし (2005年7月11日)
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しばらく前に談話室でお伝えした、大麻2gの所持で懲役8ヶ月の判決を受けた件の、相談対応メールを掲載しました。
大麻取締法の執行実態がどのようなものか、逮捕されるとどのような酷い目に遭うか、この法にいったいどんな意味があるのか。
怒りを蓄えたいときにご一読下さい。
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2006-11-20 13.34.45.
検索エンジン:Google / キーワード「大麻 害 学術」 3位
検索を受けたのは新聞スクラップのコーナーにある【論戦 マリファナ賛否】というタイトルの、1979年(昭和54年)6月8日の毎日新聞の記事でした。
「マリファナはコーヒーより安全」と唱えるアメリカの薬理学者、アンドリュー・ワイル博士が、大麻取締法違反事件の裁判の証人として出廷するため来日したのを機会に、薬理学者、法学者らが大麻解禁の賛否をたたかわせる「大麻の有害性をめぐる学術討論会」が7日夕、東京千代田区の日仏会館で開かれた。
これも書き起こしてくれた人がいるから検索を受け、情報として提供することができます。
「大麻 害 学術」というGoogleのキーワード検索で、1位にリストされているのはカナビス・スタディハウスさんの記事でした。
◆ファンシーズ・リーフ 復刻によせて 日本の停滞とオランダの発展
上述した毎日の記事は1979年(昭和54年)でしたが、こちらは1973に書かれたものだそうです。
『Fancy’s Leaf』 という本を30年前の1973年に書いた。当時、日本でマリファナを知っている人間は今ほど多くはなく、実物を手に入れるのもそう簡単ではなかった。しかし、そのぶん実際に吸っている人の多くはその体験を単なる遊びとしてではなく、貴重で真摯なものとして受け止めていた。やがて、世評とは異なり、マリファナはそれほど危険なドラッグではないことを身をもって知ることになった。気違いどころかとても心が穏やかになる。このようなすばらしいものをどうして陰でこそこそ吸わなければならないのか? 自分が狂っているのではなく、法律や役人たちが狂っているのではないか、と薄々気が付き始めていた。
30年以上も前にこのような本を作った人がいるというのも驚きですが、現時点で読んでもとてもいい入門書的な内容であることにも感嘆させられます。それだけ日本の大麻状況が遅れているということでもあるのでしょうが。
サイト全文の転載についてご了解を頂いているので、この「ファンシーズ・リーフ」も全編転載させて頂きたいと思っています。
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2006-11-18 10:47:25
検索エンジン:Yahoo!JAPAN / キーワード:「ダメ。ゼッタイ。ホームページ」 約82,500件中 検索順位1位
このサイトではなく、サブ・サイトとして立てている検証ダメセンブログの解析です。
最大手の検索エンジン、Yahoo!JAPANで「ダメ。ゼッタイ。ホームページ」を検索すると、1位にリストされるのはダメセンターのホームページではなく、THC運営の【検証「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ】なんですね。アクセス解析を見て気が付きました。やりぃ。狙い通りです。
7位には「THC談話室」がリストされています。16位に2ちゃんねる。29位に「近畿厚生局」。46位に厚労省の「国連薬物乱用根絶宣言」支援事業「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の実施について」。
本家のサイトは文法的な記述がメチャクチャなので、Yahoo!にはリストされないようです。デタラメ情報を広報するのが恥しいから、糸井専務理事が意図的にリストされないようにして下さっているのでしょうか。今度聞いてみよ。
「ダメ。ゼッタイ。ホームページ」を検索すると、本家ダメセンサイトより上位に、1番で当方のサイトがリストされている。大変に良いことですね。このキーワードでYahoo!検索する人は、必ずまず検証サイトへのリンクを目にするわけです。更に内容を充実し、徹底的に反証したいと思います。
MovableTypeのテンプレートを編集できる人がいたらぜひ手伝って下さい。よろしくお願いします。
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男に騙されて、大麻6キロを、それと知らずに日本に持ち込んでしまった妹の初公判。
姉のさゆりさんによる報告です。
信じ難いことですが、妹が実際に無実だとしても、状況があまりに不利なので、有罪になってしまう可能性がとても高いと、複数の弁護士が言っているそうです。
* * *
妹の初公判が10月初旬にありました。
私たち家族にとって、忘れられない日がまた増えました。
法廷に入ると、妹は両わきに刑吏に挟まれて座っていました。
傍聴席には私たち家族3人を含めて5人いました。
私たちは彼女の後ろ姿しか見えません。
始まる前に彼女が私たちの方を一瞬振り返って、私たち家族の姿を見ると、彼女も今まで我慢していたものがこみ上げてしまったのでしょう。泣いてしまったので、弁護士が「大丈夫?」と声をかけていました。
彼女の涙を見たのは、初めて接見して以来でした。
公判は人定質問から始まり、氏名、本籍、職業等が尋ねられました。
検察官が起訴状を朗読した後、被告人に、黙秘権の告知がされました。
罪状認否、次回の裁判について、弁護士が検察官に「携帯電話のメールのやりとり、彼氏の日本における書類、妹が持ってきてしまった缶の指紋」の提出を求めました。
次回の裁判は、検察官が証拠によってどんな事実を証明しようとしているのかが陳述されます。税関の職員2人が法廷に来ます。
妹が持ってきてしまった6キロもの大麻がダンボールに入れられ、法廷に出てきました。
裁判官が「これは、あなたのものですか」という質問に、「私のものではありません」と妹は答えました。
そのようなやりとりがあった後に、次回の裁判の日程や、弁護士が検察官に、携帯電話のメール等の証拠の提出を求め、初公判は30分程度で終わりました。
初公判の日程が決まった時、裁判所から弁護士に「2時間の時間を設けるから1回で終わらせてほしい」と言われたようなのですが、弁護士は激怒して、「こっちはいろんな証拠を出して、徹底的にやりますから」と言ってくれたのです。
法廷の部屋の前に貼ってある日程表を見ると、妹の予定は一番最後で、時間も2時間とってありました。
たった1回の裁判で終わらせようとするなんて、本当に怒りがこみあげてきます。
裁判所は毎日、多くの裁判が行なわれているわけですが、彼らにとっては、たくさんあるなかの一つにしか過ぎません。
しかし、私達にとっては、人生が決まってしまう、とても重要なことなのです。国選の弁護人を選任していたならば妹の裁判は2時間で終わってしまったでしょう。
妹が法廷を出るまで、私達は彼女を見守っていました。
退廷して行くときに刑吏につけられる手錠と腰縄は、とても痛々しく非情なものを感じました。妹のその姿は耐えがたく身の引き裂かれる思いでした。
裁判中は、感情的になることを避け、冷静にメモをとっていたのですが、妹のそのような姿を目の前にして、涙が止まりませんでした。もう一人の妹は開廷してからずっと泣いていました。
裁判は傍聴席にいる人間も、威厳に満ちた裁判官の前では、とても緊張しました。
面会した際、「上手く答えられていたかな?私の態度どうだった?」と話していたので、本人はそれ以上に緊張したようです。
しかし、法廷での彼女は、とても毅然とした態度で、しっかり受け答えをしていたので、安心しました。
閉廷して、弁護士とロビーで話しました。
妹の彼氏について衝撃的なことを聞かされました。
その事実を今回のことで妹は知ったようです。
彼女は毎日どんな思いで過ごしているのかと考えると、言葉では言い表せません。
彼女に落ち度があっても、騙されていたことは明白です。
検察側は、たくさんの事実、証拠を持っているにもかかわらず、妹が共謀者とされ、起訴されてしまうなんて・・・ 男に騙されて、缶の中身を知らずに日本に持ってきてしまったことは明らかです。
父も裁判所まで5時間かけて来てくれました。
別々の帰路につき、普段あまり長電話をすることのない父とその日はたくさん話しました。
前日はよく眠れなかったこと、裁判のことなど、本当にたくさん話しました。
妹を一刻も早く苦しみから解放してあげることが私達の願いです。
そのためには、裁判というものを通過しなければなりません。
まだ序章です。無実を勝ち取るまで、私たち家族は戦い続けます。
起訴されてから数ヶ月経過しました。
次の裁判は11月下旬になります。
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某医大研究医フロッガー氏による「ダメ。ゼッタイ。」大麻情報検証の第1回です。
フロッガーさんには、「ダメ。ゼッタイ。」大麻情報を、医学的・科学的な視点から検証して頂きます。
ご意見や感想、メッセージなど、談話室にお寄せ下さい。
薬物政策研究者氏の社会学的な考察と併せ、大麻問題を考えるうえでの車の両輪のような連載記事になるかと思います。
*(07/12/23追記)
本項はPDFファイル(312KB)にしてあります。「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ大麻情報の全体を医学的に検証しています。厚労省と(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター(ダメセン)にもこの検証を添えた要望書を配達証明で郵送しましたが、厚労省は「回答する法的義務はない」、ダメセンは「何も答えない」という回答でした。
「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの大麻情報を医学的に検証する
医学的、科学的見地から「ダメ。ゼッタイ。」に記載されている身体・精神への悪影響についての検証。
[はじめに]
我が国では大麻の使用は犯罪行為であり、大麻取締法によって厳しく罰せられる。嗜好品の摂取は基本的には個人の自由であるはずで、その自由を侵害し罰則を与えるにはそれなりの根拠が必要である。
それに対する日本政府の考えは、「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ内に記載されている。
乱用薬物、いわゆるドラッグが、「乱用者自身の精神や身体上の問題にとどまらず、家庭内暴力などによる家庭の崩壊、さらには、殺人、放火等悲惨な事件の原因にもなり、社会全体への問題と発展する。」ためである。
そして、大麻は乱用薬物である、としている。その各論部分として大麻の項目が設けられている。
今回我々は、大麻の項目について検証するが、検証すべきレベルが実は二重構造になっていることを確認しておきたい。
まず単純に、その記載が科学的に正しいのかどうか。大麻の有害性について主に記載されているので、いいかえれば、大麻の有害性はどの程度であるのかということである。これは、純粋に医学的見地に基づいた検証となる。
そして、これは非常に大事なことだと思うが、我々は大麻の無害性を訴えたいわけではなく、大麻に有害性があったとしてもそれが取り締まる正当な理由となるようなものなのかということを検証しなくてはならない。つまり、害が身体的影響にとどまらず社会全体への問題と発展するのか、ということである。これは医学的検証に加え、社会的な要素を考える必要がある。
[全体的に眺めて]
このホームページには根本的な問題がある。
それは、記述された内容の根拠となる論文が記載されていないことである。
これでは、閲覧者がその内容について真偽を確かめることが出来ない。これについては、改めさせる必要がある。
「ダメ。ゼッタイ。」に記述されている(一般によく言われる)大麻の害については、大きく2つに分けた方が理解しやすい。
ひとつは、「身体への害」である。呼吸器系、心血管系、免疫系、内分泌系への害などが挙げられている。もうひとつは「精神への害」である。大麻精神病、無動機症候群、統合失調症・うつ病といった精神疾患との関連、行動の変化などである。
「身体への害」については、純粋に医学的な検証となる。身体への害は、多く見積もっても社会問題となりうるようなものではないからだ。そして「精神への害」については、医学的な検証に加え、社会的見地から考察を加えなければならないだろう。何故なら、「大麻による精神への害が犯罪などに結びつくために社会問題となること」これこそが、大麻規制の大義名分であるからである。
このようなことを踏まえ、各項目について検証していきたいと思う。
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