後熟成処理と効力の増強


Michael D.Meredith, I LOVE IT, Positive Publishers b.v.b.a.

後熟成処理は、たとえ栽培では細部まで注意している人でも余り気に掛けていないことも多いが、最高のバッズを求めるのなら、この工程は非常に重要だ。

この行程に関しては、「乾燥(dry)」と言うよりも、「デシケート(desiccate)」と呼んだほうが適切かもしれない。

やり方は簡単で、乾燥済みのバッズをビンやカンに封入して戸棚など暗い場所にしまっておき、たまに湿度の低い日に開けて内部の空気を入れ換える。また、THCは酸化によって劣化しやすいので、酸素と湿気を吸収しやすいビタミンCの錠剤をデシケーターとして同封しておくのもよい。

乾燥はさらに進み容積が減って、そのぶん効力が増して風味がさらにマイルドになる。数か月以上の時間と手間はかかるが、それだけの価値はある。


ノル・ファン・シャイクの報告によると、収穫後1ヶ月乾燥した時点では70グラムだったものが、カンに封印してほぼ1年経過した時点で33.2グラムになってしまっていた。だが、味も効力も最高だった、と書いている。

しかし、多量の生産が困難なのと、組織がもろく崩れやすく圧迫できないので商品として流通させるのはむずかしい。また、取り引きでは重さが基準になるので、後熟成の価値が知られていない状況では不利になってしまう。