マラガ・カナビス競技会

ラ・ベラ・フロー、ザ・ビュティフル・フラワー


ドラッグ乱用と若者に関するヨーロッパ・カンファレンスの参加者たちの話を2日間にわたって聞き見た後だったので、カナビス競技会へいく途中はいつもとは全く違うものを感じていた。

カンファレンスは10月30日と31日に行われ午後6時に終了した。その数時間前にラ・ベラ・フロー、マラガ・カナビス競技会も同じマラガで始まっていた。200人の高級官僚たちがEUで急増するドラッグ乱用について討論していたコングレス・パレスから数キロしか離れていない。

ジョセ・モリナと私はラ・ベラ・フローを主催しているARSECAに直行した。そこでは、多くのカナビス・コンシューマーたちに会い、私のスパニシュ・ガーデンで自分が栽培したフロとオールド・エドの2種類を競技にエントリーすることになっていた。ARSECAに到着して参加登録をするときもジョセと私はまだカンファレンスのプレス・バッジを身に付けていた。

受付でのジョセ。コングレス・パレスよりも少しくだけた感じだが、ここでもARSECAのパスをもらうために登録が必要だった。

ラ・ベラ・フローの登録を済ませたあとでこの写真を撮った。どちらも私のパス。同じ日に同じマラガで使ったものだが、会合の内容は地球の北極と南極ぐらい離れていた。防止とか評価とか普及とかいう用語が私の頭の中ではまだ踊りつづけてていた。まるでドラッグ・カンファレンスのペンギンたちの引用を吹き込まれたみたいだった。そうした雑念を頭から追い出すために私は太めのジョイントを巻いた。

マルスカがエントリーするバッズを持ってきてくれていた。われわれがエントリーを済ませた段階で既に46ものエントリーがあったが、さらに、育てた果実を届けようと待っている熱心な栽培者たちの列が続いていた。

ARSECA代表のイスラがすべてのエントリーについて、栽培者、栽培方法、種子の出所(種子会社)などのデータをパソコンに登録していた。

イスラが計量をすませたバッズはボランティアのメンバーに手渡され、同じ部位ごとにに仕訳されてサンプルが投票用紙とともにバッグに収められる。

これはセバスチャンの道具。ドイツ・ハンフバーグ www.hanfburg.de のウェブ・マスターで、エントリーの画像をデジタル・マイクロスコープで収録するために招待されていた。その結果は素晴らしく、ジューシーな腺毛が画面を圧倒していた。

競技で使われるエントリーの発散する素晴らしいアロマがブレンドされ、部屋にはポットのパラダイスのように香りが立ちこめていた。

イズラがわれわれのフロを登録。

フロ:アウトドア、鉢栽培、スペイン産の種子、9月25日収穫。

その間もボランティアたちはサンプロの袋詰めを続けていた。

セバスチャンは増え続けるエントリーの列と格闘していた。

ジョセのところのスタッフの一人、ペグも自分のエントリーを持ってきていた。

これはあるメンバーのスタッシュ・ボックス。中を自慢しながら他のメンバーと分け合っていた。多くのスペイン栽培者と同様にこのメンバーもいろいろな品種を持っていた。

これはノーザンライトを入れた私の入れ物。エントリーするには十分な量がなかったのでみんなで全部吸ってしまった。

バッズやスタッシュ・ボックスの写真を撮っていたら、大勢の人が自分のバッズを持ってきてカメラにどんな風に写るのか見に来た。上と下の写真はそのうちのいくつか。品種名まではとても憶えられなかったが、どれもラブリ・・・

小さめなパープル・バッズ。

葉が大きめだがとてもジューシー。

スカンクの一種。

毛が長くフワっとしている。

小さなインディーカ。
A small bud, indica.

スペインのバッズの品質は本当に良質だ。このバッズもデリシャス。

密で樹脂におおわれている。

箱に入っていたシトラル・バッズ。

ホワイト・ビューティ

フワっとしたサティバ・バッズ。

インディーカ種。

これらのバッズは基準に達せずエントリーできなかった。

テストでこれからじっくり吸うサンプル・バッズを手一杯の広げて悦にいるマルスカ。われわれは屋上のルーフ・テラスに行き日当たりの良い場所を確保した。

テスト・バッグは全部で17個あった。緑ラベルはアウトドア、白ラベルはインドア、オレンジ・ラベルはスパニッシュ・シ-ド。

サンプルは、構造、香り、味、効力の4つの項目で判定される。それぞれの項目には1〜10点がつけられる。つまり、すべてに満点の最高バッズは40点ということになる。

これは32番のバッズをグリンダーで細かくほぐしたもの。

マルスカが全部を巻いてくれた。私は写真を撮りながらテスト、テスト・・・

ベラ・フロー・バッズから始めた・・・
Having the first hit on the Bella Flor buds…

まず外見と香りを評価。次いで吸ってからまた香りを評価。そして点数をつける。

タイトな素晴らしいバッズ。

外見と香りは上々だったが味は失格。

このバッズは少し枝っほい。

だが、それを全部取り除いたら全然わるくなかった。

素晴らしいインディーカのかたまり。

だがやはり味がイマイチ。

これの品種はよく分からなかったが、神秘的な香りがしてタイトでとても樹脂に富んでいた。

セバスチャンもわれわれのテストに加わり5品種ほど評価。

このレディーは味がよく高得点。

別のスカンク種。香りがとてもいい。

でも効力はもう一歩。

樹脂に富んでいる。香りも非常に良かった。

高得点だった。

この写真はサンプル・テスト中のわれわれの小さなテーブルの様子。余った分は後で投票を数えてくれていたボランティアの人たちに進呈した。ちょっと酔い過ぎたので休憩をとり、残りのテストは夕食後に回した。残念ながら日が落ちて良い写真は撮れなかったが、正直にいうとわれわれはまたまた完全に酔ってしまった。

このユニークな大会のオフィシャル。投票用紙を集計中。

ARSECAの共同設立者でボランティアを務めるフェルナンダが最後の投票用紙を手渡した。

これは別のメンバーの収納ボックス。スペインの土で育った良品が集まっていた。

サンプルのテストが終わった後でもマルスカはジョイントを巻き続けていた。ノーザンライト・バッズのキング・サイズ・ジョイントに取りかかっていた。

オールド・ヒッピー三羽がらす。アコグロス役員のジョセとセバスチャン、それと私。三人でアフター・ジョイントのジョイントを楽しんだ。

セバスはとても機嫌が良かった・・・

その間にマルスカは巨大ジョイントを作り終わった。

この人が優勝者。用意された景品9個のうち5個を獲得。

アンダルシア・グローショップ組合アコグロスから賞金を受け取っって幸せいっぱいの栽培者。

この大会のスポンサーで最も進んだカナビス肥料を生産しているアドバンスト・ニュートリエントからはエントリーしたすべての参加者にプレゼントが配られた。   www.advancednutrients.com

表彰とプレゼントの配布が終わると、大会の組織委員、ボランティア、スポンサー、参加者たちに全員が大きな拍手を送った。私は目一杯に楽しかった。賞を与えられたものには真にその価値があった。参加者たちのカナビスの水準はさまざまな面で高い。ARSECAはとても良くやった。来年も是非来たい!

www.alsur.es
www.cannabiscafe.net
arseca@eresmas.com 

ノル・ファン・シャイク
ARSECAメンバー


http://www.hempcity.net/travelreports/
spain2003/europeanconferenceondrugs/2/index.html