セリビア・シミリータ

収穫祭とコンペ  スペイン・セビリア

スペイン・マラガ・カナビス競技会の直後にオランダでカナビス・カップがあり、そのまた直後にスペイン・セルビアのARSECセリビア本部で収穫祭を兼ねた競技会が開催された。

ARSECセリビア本部の入り口。メンバーたちはときどきここに集まりカナビスを楽しんでいる。

本部は有名なアラメダ地区から数分のところにあり、それに続く長い壁にはARSECセビリアのロゴが描かれている。

会長のエンリコが壁の前でポーズ。

壁の右下に描かれていた絵。これについての説明は後で。

これがARSECのある通りの名前。セビリアに行ったことのある人ならたいてい知っているが、訪れる価値あり。

行って分かったのだが、ARSEC会長のエンリコはコックでもあった。彼は、大きな鍋でスペインの代表的なコメ料理パエリアをつくり始めていた。できあがるまでに2時間半もおあずけだった!

パエリアは地方によっていくつもの型やサイズがある。貝や海老などで調理され、この鍋のようにうさぎやチキンが入っていることもある。スペイン人はパエリの話になると盛り上がるが、私はただ食べるだけしかできない。

バーを手伝っている人たちはとても親切。みんなボランティアで、このハイレベルなメンバー・クラブの活動に加わって楽しんでいた。

パエリアの料理は中盤にさしかかり、香りが一面に広がり始めた。

私は、サングラス・ケースにいっぱいに詰めたタイ・バッズとダッチ・スティキー・フィンガーを持っていったが、バーではお互いのバッズに好奇心を抱くもの同士の小グループが即座にできた。

バッズを見せあっているところをマルスカが最高の写真に撮ってくれた。

パエリアが最高のアイソレータ・ハシシのように泡をたて始めた。うまくいっている証拠!

バーテンダーですら一服・・・

フランシスも・・・

競技に参加している一人がグリンドしたバッズを見せてくれた。爪にハシシがこびりついているのに注目。ヘビー・スモーカーの手。競技では、レバノンと呼ばれる彼のバッズは準優勝した。

パエリアの香りがしばしばカナビスの香りを上回った・・・

あれこれしていると、バッズ入りの電撃酒がまわってきた。棘を飲んでいるようだったが、完全に飲み干すと回りが輝いて見えた。

鍋は生き物だ。下からの熱ですべてが上下にジャンプして煮えたぐっている。腹の虫が鳴いてしかたなかったが、ただ様子を写真に撮ることしかできなかった。このレポートのインスタント・パエリア・コースを見てもらえば誰だって腹が減ってくること間違いなし。

ARSECのブースではプロ・カナビス宣言パンフやコンサート情報を提供していた。

パンフにはカナビスの合法化に関するものや、公然と所持した場合の罰則、医療上の特徴などを扱ったものがあった。

マルスカもセビリアのバッズとハシシに凧みたいに舞い上がって、腹ぺこになっていた。

エンリコがコメの袋を開けながらニッコリ。本当にパエリアに集中していた。

仕上げにコメと調味料を加えた。

いよいよ最終段階のパエリア。

プレイが投票。

フェルナンダはあいかわらずバッズを手に香りをテスト中。

コメが煮えパエリアは完成間近。人が集まってきた。全員に回ってほしいぞ。

エンリコは、別のテーブルで美味しそうなキノコ料理を用意しながらパエリアを点検。

プレイがロケット・ジョイントを披露。

フェルナンドはさらに別のサンプルを点検。

笑顔の群衆たちが集合。写真を撮り忘れていたが、2階にもたくさんのメンバーが来ていた。

パエリアはコメと具を蒸すためにしばしフォイルでカバー。

競技参加者の一人が未プレスのアイス・パウダー・ハシシを見せてくれた。

そのハシシをハンド・プレス。

エンリコがカバーをはずし、パエリア準備完了。できたてのホヤホ〜ヤ!

うまそうなパエリア。まずは写真を一枚。みんなが手に手にお皿を持って集まってきた。

マッシュルーム料理。

エンリコは腹を空かせた群衆に給事を開始。



食事にありつけてますますゴキゲンなマルスカ。

100人を越える全員に回る大鍋をつくり、給事を終えたエンリコもやっと自分の分で一息。

さらに足りない人たちが鍋をあさって完全に空に。パエリア料理は大好評。本当にうまかった。

目覚めのジョイントもディナーの後のジョイントにはかなわない・・・

アフター・デナー・ジョイントに再びバッズとハシシの交換が活発になった。メンバーのこの人は熱帯魚の餌の容器にバッズを入れていた。

ごきげんな群衆にモヤ。

素晴らしい料理をつくった後、エンリコは会長に戻ってカナビス競技の最終審査の準備を始めた。48すべてのサンプルが大きなボードに貼りつけられて公開された。

これが投票用紙。外見と構造をルーペで観察、香りと効力を試して、普通・良い・最高で評価。

エンリコと助手がサンプルを次々と並べてていた。

コンピュータを使って投票を集計。

このクールな賞状は上位5人だけしかもらえない。

最後のバッズがテープされると、どよめきが広がった。
The last buds were taped to the board, which started to look impressive.

これが2003年シミリータの48すべてのエントリー。

ボードを前にした公式審判員たち。

マルスカが、優勝した人をペアでアムステルダム週末旅行に招待するバウチャーを作成。私は勝者に、アムスから電車で12分のハーレムにあるウイリー・ウォーテル・シンセミラ店でお好みのカナビス50ユーロ分を贈ることにした。

ボブ・マレー・スペシャル・ポーロ。

フェルナンダがスピーチをして、栽培を続けてカナビスを吸い、そしてその権利のために闘うようにとみんなを元気づけた。フェルナンダは全スペイン・プロ・カナビス連合の会長で、グループのスポークスパーソンも担っている。

プレイは上位5人には選ばれなかったが来年の雪辱を期していた。前向きで好感。

エンリコが優勝者を表彰。彼はARSECマガラのメンバー。

私も彼の勝利を祝福。同じマラガに住んでいるのでいつか訪ねてみたい。

プレイがロケットに挑戦。巨大ジョイントの場合はいつもそうだが、思い切り吸い込まなければならないので見掛けより吸うのは難しい。

マルスカも挑戦。だがうまくヒットせず失敗。見掛け倒れ。

壁と賞状に描かれていた絵は、みんなの尊敬する代表でコック、お祭りの主催者、そして私が会った中で最も親しみを感じた人であるサン・エンリコ・デ・ハッチスだった。

ありがとう。エンリコ、そしてARSECセビリアのみんな。すばらしい一日でした。パエリアもカナビスも美味しかった。また来たい・・・

ノル・ファン・シャイク。カップからカップへ旅烏。


http://www.hempcity.net/travelreports/harvestparty2003seville/index.html