アイソレータ
ハシシの原料には、バッズそのものには手をつけず、トリミングするときに切り落とした葉が十分にあったのでそれを利用し、抽出にはカナダ製のXXXトタクター・バッグ(3重)を使った。バッグには分かりやすいマニュアルが付属していた。最高の結果を引き出すことができるように、記載されている手順には正確に従うことにした。
ここで行うハシシ製造法はいわゆる 「アイソレータ(Ice-O-Lator)」 と呼ばれる方法で、氷と水と上の写真の道具を使う。XXXトラクター・バッグは20リットル用のものを利用したが、その他にも5、55、200リットルもある。
これがハシシ抽出に使ったトリム葉の量。
原料はできるだけ冷たいほうがよいので、トリム葉は事前に1時間ほど冷凍庫で冷やした。
20リットルのバケツに3分の2ほど水を入れる。
水を入れすぎるとトリム葉と氷を加えたときに溢れてしまうので注意。
バッグは、写真の様に、まず赤バッグ(X)をオレンジ・バッグ(XX)に入れ、さらに黄バッグ(XXX)に入れる。氷はよくほぐしておく。
バッグに氷一袋分をいれる。
もう一袋はバッグのまわりに入れて15分ほど放置してバケツ全体を冷やす。
ご覧のように、バッグの内側と外側の両方に氷が入っている。
全体が十分に冷えたら内側の氷をすべて外側に移動し、次にすべてのバッグをバケツに折り込む。この際、トリム葉が赤バッグだけに入ってオレンジや黄バッグに混入しないようにするために、赤バックがほかのバッグを被って一番上にむき出すようにする。
トリム葉を赤バッグに入れ、大きなスプーンを使って水に浸す。
トリム葉が十分に水に浸るようによくかき混ぜる。
ドリル・ミキサーを使って20分間撹拌する。ドリルは一人ではつらいから誰かに交代で手伝ってもらうといいかも。
ドリルにはスピード・コントロールが付いていないのでなかなか難しい。
そのあとで残っている最後の一袋の氷を赤バッグのトリム葉に投入し、さらに15分間撹拌する。
マリファナ・オン・ザ・ロック・・・
撹拌が終わったら、バケツが外気で暖まらないように毛布を被せ、そのまま30分間冷えた場所に放置する。こうしておくとトリコーム・ヘアが底に溜り外側のバッグにだんだん浸出してくる。
毛布はとても有効だったようで、取り除いてもバケツはよく冷えたままだった。
氷もほとんどそのままで溶けていない。
次に赤バッグだけをはがして、
まっすぐ立ち上げる。
バッグの内側の側面についたトリム葉を冷水で洗い落とす。
次に赤バッグの外側にへばりついたトリコーム・ヘアをオレンジ・バッグに洗い落す。
赤バッグの水をよく絞りオレンジ・バッグに入れる。メッシュが粗目なので簡単に絞れる。
今度はオレンジ・バッグを引き上げる。メッシュが細かくなっているので水はけは悪いが、同じように絞って水を切る。
水をかけて内部とトリコームを底へ、外部に浸出したトリコームは黄バッグに洗い落とす。
オレンジ・バッグの底には「泥(mud)」のようなものが現れる。
マリファナ・マッド。
水道の流水で洗って中を撹拌して葉の細かい断片を浮き上がらせる。上澄みを取り除き、沈んだピュアなクリスタルだけを残す。
バッグの底をタオルのうえに置き、タオルを折り返して上からも挟むようにする。
タオルの上で「軽く」瓶をころがしてハシシの水を絞り出す。タオルの乾いた部分に移動しながら水分が出なくなるまで繰り返す。
マッドがハシシになった・・・
ちょっと力を入れ過ぎたせいかトリコームがメッシュに入り込んで剥がしにくくなってしまった。あとでやった2回目の抽出のときはもっと軽くやってみたが、その時は簡単に剥がすことができた。
できたてのハシシ!
次は黄バッグ。メッシュが細かいので水切りにはさらに時間がかかる。
吊して水切りする間にジョイントを一服。
このあとの工程はオレンジ・バッグと同じ。これが最上位クラスAのハシシ。
これがトリム葉の残りかす。がさが小さくなっている。
使用後は冷水でバッグをきれいに洗う。お湯やぬるま湯であらうとメッシュが溶けてしまうので注意。私はバッグを裏返しにしてホースを弱めの圧力にして洗たらうまくいった。しまう前にはよく乾燥すること。
収穫したハシシ。
クラスB。
クラスA。
グロー・シュアのスッタフのペグが仕上がりを点検してくれた。パイプを一杯にして吸ったら煙が目に染みてしまった! このハシシは咳き込まないようにゆっくり吸ったほうがよいようだ。効力は強力だ。涙が止まったと思ったら今度は目が回ってしまった。ただニコニコして座っているしかできなかった。アイスを吸ったあともクールでいることは難しい。
かき回し、シェイクして、よく焼き上がったノル・ファン・シャイク。
http://www.hempcity.net/travelreports/growreportmay2003/22/index.html
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