カナビス抽出液


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Fluid Extracts


水と油は混じり合わない。カナビスは油性物質なので、通常はアルコールをベースとしたチンキとして液体になっている。ヘンプの花の部分をパーコレーターと呼ばれる抽出器に入れてアルコールとブレンドする。

確に水と油は混じり合わないが、アルコールは油とも水とも混じり合う。従って、アルコールのカナビス抽出原液を水で希釈することができる。どちらも化学的・技術的には同等といってもよいが、しばしば、水で希釈したチンキ液とは区別して無希釈のものをカナビス抽出液と表記している。

カナビス・インディーカ抽出ボトル。アメリカン・ドラッギスト・シンジケート社。この会社が卸売元なのか製造元なのかは分かっていない。
写真はClassic Pharmaceuticalsサイトの好意で転載。(http://www.classicpharm.com/canbot.html#ads)


インディアン・カナビス抽出液。ニューヨーク・シェフェリン社製。紙ラベルには次のように書かれている。「インディアン・カナビス(カナビス・サティバ、輸入インド麻カナビス・インディーカ)。1cc当たり1gのインデイアン・カナビス。服用量2〜10ミニム(0.12〜0.6cc)。毒劇物。細心の注意で取り扱うこと! インディアン・カナビス・チンキ(アメリカ薬局方)。インディアン・カナビス抽出液。カナビス15%、アルコール85%。シェフェリング株式会社、ニューヨーク。」 ボトルの口は非常に小さい。ラベルには液体が少しこぼれた汚れが見られるが、ボトル内には少量の残留物もあり、全体的には非常に良い状態で残されている。


インデアン・カナビス抽出液、アメリカ薬局方。ラベルには次のように書かれている。カナビス・インディーカ・エキス、最高アルコル度75%、検定済、生理検査済。標準では樹脂成分10%相当以上。カナビス・インディーカ(インド麻)から精製。服用量、1〜5ミニム(0.05〜0.3 cc)。1906年6月30日食品医薬品法認可。認可番号172。HK.ミルフォード化学薬品社、ニューヨーク、フィラデルフィア、シカゴ。


ラベルには次のように書かれている。毒劇物。475cc。液体抽出液96番。カナビス薬局方(カナビス・サティバ)。アルコール成分80%。薬局方に基づく生理検査で標準化。適応:鎮痙、鎮静、麻酔。平均薬用量:1.5ミニム(0.1cc)。解毒法:可能な限り吐き出す。(この部分解読不能) 呼吸促進薬。カナビス・チンキ、抽出液。カナビス薬局方分1液体オンス。アルコール分9液体オンス。最大服用量10ミニム(0.6cc)。イーライリー社、アメリカ・インディアナポリス。