カナビス医療用シガレット


Medical Cannabis Picture Gallery
Cannabis Medical Cigarettes
http://antiquecannabisbook.com/chap7/Cigaret.htm


(警告)   今日では、新しい喘息の医薬品が開発されているので、喘息の治療に医療カナビスを使うことはやめたほうがよい。医療カナビスの専門家として著名なトッド・ミクリヤ博士は、「喘息を患う多くの人が気管支炎の問題も抱えているので、カナビス・シガレットは適正な用法とは言えない。」 と述べている。もし、専門家のもとで、何らかの理由からカナビスを使うのであれば、バポライザーなどの吸引器具の利用を考慮すべきだ。

「カナビスは・・・突発性の喘息の苦しそうな症状を和らげる」
  キング・アメリカ薬局方注解。(1909)
激しい喘息の発作に対して、喫煙のよるカナビスの吸引は迅速な効果があることで知られてきた。20世紀後半になってもあまり科学的な実証はされていないものの、こうした医学的事実は19世紀の医学関係者にはよく知られており、喫煙の他にも経口投与する喘息医薬品が数多く出回っていた。

1951年、国連発行の "Bulletin on Narcotics," (Jan 1951, Vol3, No1. pp9) に掲載されたクレセント・マーキー・シガレット。注釈には、違法市場で押収されたマリファナ(インド麻)・シガレット、と書かれている。製造年や医薬用途なのか等の実態は不明。


医療シガレット用ケース。このケースは美観よりも、シガレットの実際的な保護のために作られている。1880年代においては、ひとたび喘息発作に見舞われた場合、こうしたシガレットが生命を救う唯一の手段だった。






医療用 「シガレット・インディオス」 のブランド・パックとカナビス・シガレット。1980年に発行された 「麻薬取締マガジン」 によると、これらのシガレットはフランス・パリのリモール社によって製造され、内容物にはベラドンナとカナビス・インディーカが含まれていた。1930年代、嘆息と気管支炎薬として、主にコロンビア、ガテマラ、ホンジュラス、ニカラグアなどに輸出されていた。