カナビスと害削減
カナビスにおける害削減とは
カナビスの害とその削減対策の基本
カナビス使用によるリスク
セット & セッティング
バッド・トリップの対処法
惰性度チェック
乱用度チェック
カナビス製品のリスクと害削減
カナビス食用のリスクと害削減
カナビス喫煙のリスクと害削減
手作りアルミパイプのリスクと害削減
アルコールとの併用リスクと害削減
異物混入バッズのリスク
グリット混入バッズのリスク
鉛混入バッズのリスク
子供にどう話せばよいのか 1
子供にどう話せばよいのか 2
子供にどう話せばよいのか 3
親はドラッグテストしてはならない
未成年者の害削減の方法
運転における害削減の方法
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セット & セッティング
良いトリップをするには、ユーザー本人の内的な心の状態(セット)と外部環境(セッティング)をチェックすることが大切だ。特に、初心者の場合は経験がないわけだから、無知のまま勢いだけで突っ走ってしまたりすると思わぬ展開に戸惑ってパニックになりやすい。
セット
セットというのはユーザー本人の心の状態のことで、カナビスを使う際には十分な注意を払わなければならない。初めてカナビスをやる人の場合、特に重要なのは、カナビスを使うのだとはっきり自覚して、心の準備をしておくことだ。
最悪のセットは、経験のない人が何も知らないでたまたま置いてあったカナビス入りのクッキーなどを誤って食べてしまった場合で、カナビスをやっているという自覚がないために、やがていつもと全く違った状態になってパニックを起こす。しばしば病院に駆け込む結果になったりする。
また、子供の場合も、セットそのものが不安定で何らかの時に自分で対処できないのでカナビスはやるべきではない。
はっきりとカナビスを使うという自覚を持つ
開始時間を確認し、だいたいのピーク到達時間と終了時間を予想しておく。喫煙の場合は、10分から30分ぐらいでピークになり、2〜3時間で終了する
バッドトリップの対処法
をきちんと学んでおく
また、慣れた人でも、カナビスをやらないほうが良い時期もある。特に、日常生活で、勉強や仕事の遅れや多難さなどが重荷になって、いつも「あせり」や強いストレスを感じて、気持ちに余裕がなくなっているような場合は注意を要する。
確かに、軽い場合はカナビスが息き抜きや気分転換になることのあるが、例えば、睡眠障害や聴覚過敏、気分が変わりやすい、考えに柔軟性がなく何かに固執する、対人恐怖、外出恐怖といったノイローゼ状態が1ヶ月以上続いているような場合は、カナビスがそれらの症状をさらに悪化させ、最悪の場合は統合失調症(精神分裂症)の引き金になる恐れもある(特に10代後半から20代前半の若年層)。
気持ちに余裕がないときは注意
最近、カナビスを吸っても気持ちよくならないのならしばらく休む
不安、疑心、ヒステリーなどのノイローゼ状態が続いている場合はやらない
精神安定剤などを服用が必要な状態のときはやらない
セッティング
次に大切なのが、事前のセッティング、つまり、いつどこで誰とトリップするかという環境設定だ。
例えば、満員電車や渋滞が予想されるのに過密で余裕のないスケジュールを組んだり、十分のお金をもたずに出かけたり、テロ警戒で警察ばかりで監視の厳しいところに入り込んだりすれば、カナビスをやっていなくてもパニックになりやすい。
時間を気にせず、安全で心地よい場所で、信頼のおける友人とトリップすることを心掛けよう。なかでも時間的な余裕はとても大切だ。門限や出発時間などリミットのある時間を抱えていると、何かあればますます余裕がなくなり小さな不安が簡単に雪だるま式に大きくなってしまう。
トリップ中に外出する場合はできるだけカナビスは持っていかないようにしたほうがよい。体調が悪くなったときなどにカナビスを持っていると、カナビスをやっていることがバレてしまうのでないかといった心理的なストレスでさらにバッドな状態になることがある。
また、初心者は絶対にアルコールと併用してはならない。アルコール好きな連中は無理に飲ませようとするから近付かないようにする。さらに、初心者がいきなり高効力のカナビスを使うことは危険なので、経験者の指導を受けて、まず使用量の上限を決めてから試す。
時間の余裕が最も大切
安全で心地よい場所
トリップ中に外出するときにはカナビスを持ち歩かない
アルコールとは併用しない
初心者は、使用量の上限を決めてから試す
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