ジョセ・ペペ・モリナ

スペイン・マラガ

勧められた最上のマラガ・バッズを一服した後、ジョセ・ペペ・モリナから、スペインに来たのは単なる休暇か、それともコーヒーショップを出店するというような特別の目的でもあるのかと尋ねられた。

私たちは、第一に長期休暇で来ていて、この国のカナビス文化の現状を知りたいと思っている、と答えた。

ペペは、スペインの現時点におけるカナビスとその使用について様々なことを語り始めた。彼は最新の情報をたくさんもっていた。グロショップを経営するかたわら、スペインのマリファナ合法化運動に係わり、ドラッグ政策に関するエキスパートとしてイエーバ・マガジンに記事も提供していた。

カナビスに関する公式文書を前に、ペペはジョイントを吸いながらスペインにおけるマリファナの栽培や喫煙の可能性についていろいろ話してくれた。

吸わせてもらったバッズはオランダのコーヒーショップで買えるものと変わない。密できちんとした形の整えられスカンクの風味を香りがした。まさしくこれはマラガ・ミスティだ!

グローショップ、グロー・シュアはオリエンタル調の内装でアラビア・アーチ型のインテイアを使っている。世界中のカナビス・マガジンを取り扱っているが、なかでもイエーバが最もよく売れていた。

率直に言って、グロー・シュアの商品は非常に充実している。ペペは栽培に精通していて、その品揃えはオランダのグローショップさえ凌いでいる。当然、お客さんには室外栽培者も多く、彼らには特別の肥料も提供している。

すべての商品はわかりやすくディスプレイされているので、お客さんたちはいろいろな説明を吟味して大型店舗の商品と比較することができる。

ペペはスペインで作られたの陶器製新型バポライザーを見せてくれた。2種類のバージョンがあって、一つは電気を使うもので車や船のバッテリーも利用できる。もの一つは炭火で使えるようになっている。私はまだ試していないが、いずれレポートしたい。

これはラム肉を焼いた料理で、ペペが店の1周年記念パーティでみんなを歓待するために注文してくれた。

ラムと格闘はイエーバの編集長ウイズミーにまかせ、隣のペグは切り取られた柔らかい肉をほうばっていた。

豪華なメニューには素晴らしいジョイントも用意されていた。上質そうなハシシでディナーのあとに出てきた。

よい食後にはいつもよいジョイントがつきものだ。デザート前の散歩用にウイズミーとペグがレストランのテーブルの下でそれぞれのジョイントを巻いていた。

レストランのテラスからはマラガでも最も緑豊かな谷の一つが眺望できる。デザート・タイムにジョイントを楽しむペペとステーブとウイズミー。

グロー・シュアのライターには鋭いメッセージが書かれていた。アルコールは人を殺す、マリファナは殺さない!

マラガ・マリファナ宣言の集会でもペペは抗議バナーに二句標語を掲げていた。政府はうそつき! すぐ合法化せよ!

スペイン変革のプロ・カナビス運動に参加してうれしくなった。ベルギーやイギリスやオランダの抗議活動はいつも寒い中で行われるが、マラガでは温かい素晴らしい一日だった。みんなはそれぞれのカナビスを持ち寄って仲良くやっていた。家へ戻ったときには二人ともすっかり太陽とカナビスに焼かれていた。

ペペ・モリナの心使いはとても素晴らしい。おいしい食事を御馳走になった。彼はマラガの最高級のレストランと特別料理のすべてに通じている。

スペイン・アンダルシアのカナビス文化を推進するペペとグロー・シュアについてはこれからも目を離さずレポートしていくつもりだ。

吸っているハシシのように茶色になったノル・ファン・シャイク。


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