グローショップ・オーナー会議

ARSECセビリア 2003年9月

ジョセがスペイン・グローショップ組合(アコグロス)の会議に私をスペシャルゲストとして招待してくれて、オランダとスペインとカナビスについてちょっとしたスピーチをすることになった。たまたま、カナビス・カルチャー・マガジンの国際レポーター、ピート・ブラディも最近のスペインのカナビス事情を取材中だったので同行することになった。

会議当日の早朝に出発したが、アンダルシアの息をのむほど素晴らしい朝日を眺めながら車を走らせた。

会場のセリビアのARSEC支部はアラメダ・ヘラクルスに隣接した通りにあった。この絵と通りの名前が目印。

セリビアARSECの入っている大きな建物を見つけるのはそう難しくはない。毎日オープンしているが午後2時から5時までは昼寝の時間で閉まっている。

クラブには休憩用の枕がたくさん置いてあり、メンバーは思い思いに楽しんでいる。

ここがバーで常時利用できる。ビールやワインなど飲物も揃ってている。タパスというスペインのちょっとしたスナック類も豊富にある。バーのスタッフはとても気さくで、おいしい朝食と濃いコーヒーを出してくれた。

左から、小人のスペイン・アスナール首相、ジョージ・ブッシュ、ジョイント、サダム・フセイン、私。

ジョセが今回の会議についてエル・ムンドの記者の質問に答えていた。エル・ムンドはスペインでは大手の新聞社のひとつ。日刊紙で最大と称するエル・パスも記者を送り込んでいた。

アコグロス理事たち。ジョセ・モリナ書記、アントニオ・パーラ理事長、セバスチャン・ガルシア・バレローソ、グローショップ代表。

アコグロスのメンバーは40人ほどだがその多くが顔を出した。出席できなかった人たちは多数への信任を理事に依頼していた。人の集まりは多彩で約30人のメンバーが出席したのに加え、プレスではスペインの複数の新聞社のほかにも、スペインのカナビス雑誌のカナモとイエーバの2社がトップ・レポーターを派遣し、カナダからはカナビス・カルチャーのピート・ブラディもいた。

会議では、法的な事柄や保険や共同購入など商売に関係する話題が取り上げられた。アコグロス組合はグローショップとグロワーの声として、さらにグループの権利の擁護者として活動することを目標としている。自らも専任の弁護士を持ち、スペインのハシシとカナビス関連の裁判にも手広く関与している。

昼は、ARSECセビリアの会長エンリコのお気に入りレストランでランチを御馳走になった。奥で眼鏡をかけているのがエンリコで、ダブルゼロ・グローショップのオーナーでもある。食事のあとはもちろん昼寝。

スペインを代表するカナビス・プレスの面々。前列左がバルセロナのカナモ・マガジン代表モーゼ、右がマラガのイエーバ・マガジン代表ウイズミー。仲がよさそうにしているが、本当のところはどうなのかいつか聞いてみたい。

ウイズミーはレストランでもかまわずカナビスを吸うことで知られている。確かに食事を一緒にしたときはいつも一服している。

ランチの後、アラメダ・ヘラクレスのダブルゼロにも少し立ち寄った。栽培用具の他にも身の回り品やヘンプの服などを販売しているカナビス・ショップで、非常に気持ちよくショッピングできる。

ダブルゼロの前に勢ぞろいしたカナビストたち。なぜか私は一番後ろに・・・

休憩をはさんで会議は続けられた。以前からの変更点や新提案が投票にかけられた。私は15分ほどスピーチしてスポットライトを浴びた。スペイン語で喋ったがなかなかうまくいった。ジェセと私が進めているスペインでの豪華カナビス・リゾート計画については非常に歓迎され、一挙にみんなの顔がほころんだ。

家の庭ではまだ刈り入れが済んでいない栽培中のバッズが芋虫に食われかかっていたので、リンゴと飲物を御馳走になってから早々に引き上げた。往復で500キロにも及ぶ長いドライブだったが、ピートも私もその価値は十分にあったとうなずき合った。

今度はマルスカとブラっと吸いに行こう。その前にARSECセビリアのメンバーにならねば。

ノル・ファン・シャイク、スペインでクラブ入会画策中。


http://www.hempcity.net/travelreports/growshopmeetingseptember2003/index.html



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