バレンシア

ローカル・カナビス文化を求めて

ジョセがバレンシアに誘ってくれた。有名なバレンシア・オレンジの中心都市で、カナビス関係の人に会い、街の様子を視察しに行くという。

正しい方向に向かっていることは確かだったが、ヘビーデュテイのものを吸っているスモカーの煙で視界が悪くなってしまった。

まず、この前の9月のセリビア会議で知合いになったアコグロスのメンバー、ラファエルを訪ねた。ジョセはラファエルと彼の店の前でしばらく立ち話をしていた。店は「ドクター・コゴロ」というグローショップ兼ヘッドショップで、ドクター・コゴロはスペイン語でドクター・バッズのこと。

ドクター・コゴロの栽培展示室。ポットにはいろいろな植物が植えられているが、ひとつに小さなカナビスが隠されていた。壁に貼られたドクターのポスターはなかなかの作品。

栽培用具の他にもヘッド製品や身の回り品が陳列されている。

喫煙道具は何箇所ものディスプレイにきれいに並べられている。

最も目を引くのがサソリの形をしたパイプ。毒の尾ビレをもたげて少し恐ろしいが。

カナビスをベースにミントを混ぜたリカーを御馳走になった。下はイエーバの2周年記念号。味は良く体の中から暖まった。そのあと、私のガーデンで採れた左側のノーザンライツ・バッズでジョイントを回した。

ドクター自身の薬として私の小さなフロ・コガロを進呈。

ショップでは無料の種をプレゼントしていた。チラシには発芽しないように処理されていると書かれている。だがバレンシアのドクター・コガロに持って行けば25ユーロで本物と交換してくれる。

この写真はバレンシアのエル・ロメーラルというレストランで撮ったもの。ここはホストでガイドのがバレンシア風パエリア料理に招待してくれた。左から、ジョセ・モリナ、ミゲル、ジョセ・アントニオ、ジャビエール。ミゲルとジャビエールはアントニオの会社オルガニハムのスタッフ。

オルガニハムではスペインの農業で使うエコロジー肥料を生産しているが、最近、カナビス栽培に特化した肥料もラインアップに加えている。

エル・コンデは、ウサギとチキンのこのパエリア・バレンシアーナが世界一だと保証すると言っていた。私には世界一かどうかはわからなかったが、どこを食べてもおいしく、お腹がはちきれるまで食べてしまった。

エル・コンデ、別名ジョセ・アントニオ・アンケル。生まれながらのカナビス・ラバーで研究家。禁止法のプレッシャーにも負けないゲリラパワーの持ち主。彼の会社は自前の実験室と研究設備を備え、エコロジカル・カナビス肥料を12年前から続けている。しゃれたウエブサイトは情報も豊富だ。
www.organihum.com

これがカナビス肥料。この他にも2種類ある。私のガーデンの葉の状態を話したところ、次に試すようにと5本の肥料をいただいた。早速試すつもり。

スペインでの次回の栽培に使う肥料と防虫液。バッズのストックがなくなってハシシを吸うだけになってしまいそうなので、現在、冬の室内栽培ができる場所を探している。肥料の上のバッズはフロだが、次のシーズンにはもっと大きく育ってくれそうだ。

エル・コンデ、バレンシアで過ごした2日間のもてなしと会社の贈り物に感謝します。肺もお腹もおいしい御馳走で満腹しました。

ノル・ファン・シャイク、ウサギとチキンに乗って。


http://www.hempcity.net/travelreports/goingtovalenciaoctober2003/index.html