スパニシュ・ナイト

ハーレム & アムステルダム

ジョセとペグと私は飛行機でマラガを発ちオランダのアムステルダムに向かった。イエーバ・マガジンの依頼でカナビス・カップを取材することが最大の目的だったが、ジョセはここ何年か訪れていないハーレムにも行って、私の新しい店を見てみたいということになった。

最初に向かったのはウイリー・ウォーテル・インディーカ。アムステルダムやスキポール空港方面から来た時にはハーレムの入口にある。ジョセとペグにカウンラーに入るように勧めると、彼らはすべての商品をチェックしていた。ジョセはネパール・テンプル・ボールに目を細めていた。

ウイリー・ウォーテルのすべての店ではカナビスは量り売りで、まずハシシやウイードをチェックしてから注文してもらい、その場で計量する仕組になっている。

次に、ウイリー・ウォーテル・シンセミラを訪れて、そこのメニューにしかないものを試してみた。

ペグはオランダとコーヒーショップが初めてだったので、スペインの友達に、自分はいまポット・パラダイスにいる、とインターネットで報告していた。

その後、ウイリー・ウォーテル・サティバに行きしばらく時間を過ごした。ジョセは定番のパワー・プラントを手に懐かしがっていた。

ジョセはサティバのカウンターにも入っていたが、ペグは写真を撮りまくっていた。

これは私が勧めたクロスロード。ハーレムの品種で古くからメニューで扱っている。

翌日はアムステルダムを見て回った。ライツェ広場では、地下が牢屋になっているブルドッグ店でコーヒーを飲んだ。バーガーショップの前ではバイク・カフェという移動式バーに遭遇。学生たちがやってきてはビールを空にしていた。つぎつぎに場所を移動していくが、エンジンはバーにいる人達で燃料がビールというわけ。私たちもカナビスを補給しにスプイ広場近くのダンプクリングに行くところだった。

ジョセはダンプクリングの店内は客で一杯だと言っていたが、なんとか潜り込み、私はカナビス・カップにエントリーしている3種類のカナビスを全部買った。ニューヨーク・シティ・ジーゼル(NYCD)2グラム、シェラザード・ポルーン・モロッコ1グラム、カリミスト・アイス1グラムで合計73ユーロ。

次にイーグル・ビルがいるかどうか確かめにセンシ・ミュージアムに行ってみた。折よく会うことができてジェセはいくつかの質問をしていた。イーグル・ビルはジョセと私の旧友で、高品質のカナビス・ハーブで世界をバポライジングしているマリファナ・シャーマン。

再びブルドックに戻り、ジョセがスキポール空港へバルセロナからの友だちを迎えにいってる間、ペグと私はバーで待っていた。

ジョセと一緒に空港に行っていたウイリー・ウォーテルのマネージャー、マーセルがスネーキー・シューターという強いカクテルを注文して持ってきた。ペグもカルロも全然気にすることなく祝杯を上げた。

ウイリー・ウォーテル・サティバの外で白昼堂々とメニューを掲げてポーズをとるジョセとペグ。二人ともハーレムに泊まっていたので、サティバで朝食を。バッズ・ブレックファースト。

水曜の夜にはウイリー・ウォーテル・シンセミラでみんなでスパニッシュ・スペシャル。左側のゴーヨの誕生日でもあったので、彼と友だちでささやかなスモーカー・パーティを開いた。

ゴンザロとウイズミーは大きなガキのようにテーブル・サッカーに興じていた。

地元の仕出しやから食事を持ってきてもらったが、スペインの美食を知っている連中が喜んでくれるか心配だった。だが、スパイシーなピーナツソースの串焼きは特に好評だった。

ゴーヨは誕生日にもかかわらずイエーバの仕事。食べ物にむしゃぶりつくバルセルナ・ブラザーズの写真を撮っていた。

ゴーヨには新型ボングとウイリー・ウォーテルの新しいTシャツをプレゼント。するとゴーヨは上着を開いて着ていた古いウイリー・ウォーテルのTシャツを自慢げに披露。何年も前にプレゼントしたものだった。

食後の喫煙タイムになってマセールがメートル・ボングを持ち出してきた。手本にまず私が一服。続いてカルロ。うまく吸い込んだ。

ウイズミーも上手。

スキャナビスのスタッフのアムストーニは本当のプロらしく一息で吸い込んでいた。スキャナビスはスペインで最初に開催された本格的な見本市で、その準備のためにバロセルナから来ていた。 www.spannabis.com


鼻から煙を吐くゴーヨ。

ゴンザロも挑戦。

ボング・セッションの後、主ににウイリー・ウォーテルのものだったが、私はここ終日で集めて残っていたバッズをすべてグリンドした。店自体がボング状態。何時間の閉めたままのコーヒーショップでは煙で満杯になる。リトル・ボウル・ナイト。

ヘンプシティ・ハーレムの視察を終えたカナビス・チェッカーズ。

リッチなメニュー溢れる現場から、ノル・ファン・シャイクでした。


http://www.hempcity.net/travelreports/thenetherlands/spanishnights/index.html