オランダ、医療カナビスの販売継続へ
販売量増加と外国からの購入打診も
Source: De Volkskrant
Pub date: 13 Oct 2007
Subj: Dutch Health Minister Continues with Medicinal Cannabis
Author: Ellen de Visser
Web: http://www.encod.org/info/DUTCH-HEALTH-MINISTER-CONTINUES.html
オランダ保健省のクリンク大臣は、今後も薬局での医療カナビス販売を継続したい意向を表明した。政府による医療カナビス販売については、昨年、ホガーフォースト前大臣が、過去4年間で100万ユーロの損失を出して計画は失敗に終わったという見解を示していた。
別の消息筋の情報では、クリンク大臣が近日中にも議会に報告することが予定されているという。大臣は、昨年末から販売量が増加してきていることや、外国からの引き合いもあることから継続を望んでいると伝えている。
また2週間前にナミソールという名称の錠剤型カナビス新薬が導入されたことも理由になっている。この医薬品は、国が管理しているカナビスのみを原料にすることができる。さらに、フローニンゲンにある研究施設でカナビスを使った痛みのコントロール研究が開始され、品質が一定したカナビスが必要としているが、研究の条件を満たすのは政府のカナビスしかない。
保健省の管轄下で国の医療カナビス・ベドローカンの製造を管理している医療カナビス事務所(OMC)責任者たちは、3週間前にイタリアを訪れている。イタリアでは法律の改正によって、患者は自分で栽培する他にも薬局からカナビスを購入できるようになっている。
また、OMCのマルコ・ファンデ・フェルデ代表によると、ドイツとの交渉も進行中になっている。ドイツでは最近行われた裁判で、患者が合法的にカナビスを入手できるようにすべきだという判決が下されている。
オランダでは、2003年9月から薬局が医療カナビスを販売しているが、当初は、価格が高く種類も少なかったために利益にはならなかった。しかし、昨年末、フローニンゲンに医療カナビス専用薬局が誕生し、価格を思いきり抑えて販売して売り上げを伸ばしている。
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メディカル・マリファナ・スティヒチング研究所(SIMM)
ベドローカン
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